🔴【第1話から読む】まだ小2なのに「生きるのがつらい」→教室で泣き止まなくなった娘|小2のお友達トラブル
ついに娘の友達・ゆずちゃんの親と話し合いを終えたゆうか。その後、ゆずちゃんはお母さんと一緒に家を訪ねてきて…。
娘のお友達の謝罪の言葉に、娘の反応は…?
ゆずちゃんのお母さんとの話し合いから1週間後の週末、わ我が家のインターホンが鳴りました。モニターには、ゆずちゃんとゆずちゃんのお母さんが映っています。
玄関を開けると、ゆずちゃんは私と目が合うなり、さっとお母さんの後ろに隠れるようにしました。普段話に聞く強気な態度はどこへやら、とても小さく見えました。 ももかも私の後ろから、心配そうに様子を窺っています。
「こんにちは。先日はありがとうございました」
ゆずちゃんのお母さんが促すと、ゆずちゃんはモジモジしながら前に出てきました。
「ゆず、ちゃんと言いなさい」
お母さんに背中を押され、ゆずちゃんは消え入りそうな声で口を開きました。
「……ももかちゃん」
ももかが一歩前に出ました。
「……ごめんなさい」
ゆずちゃんは、今にも泣き出しそうな顔で謝りました。
「ももかちゃんが他の子とおしゃべりすると、私と遊んでくれなくなると思って、いじわるを言いました。ももかちゃんが大好きだったのに、ほんとうにごめんなさい」
それは、子どもらしい、切実な本音でした。独り占めしたい気持ちで、間違ったやり方をしてしまったのです。 ももかは、しばらくゆずちゃんを見つめていましたが、やがてふわりと微笑みました。
「いいよ、ゆずちゃん」
ももかの優しさに、私が泣きそうになりました。
「ももかは、他の子と遊んでも、ゆずちゃんのことは嫌いにならないよ。だから、そんなことしなくても大丈夫だよ」
「……ほんと?」
「うん。ずっとお友達だよ」
ももかの言葉を聞いて、ゆずちゃんの目から大粒の涙が溢れ出、ゆずちゃんは声を上げて泣きました。子供の素直な泣き声が、玄関に響き渡りました。ゆずちゃんのお母さんも、目頭を押さえていました。
「よかったね、2人とも」
私が声をかけると、2人は涙ながらにうなずき合いました。
意地悪を乗り越え、友情がさらに深まった2人
それから、学校での様子は劇的に変わりました。 ゆずちゃんは、もうウソをついたり、意地悪をしたりすることはなくなりました。先生が見ていないところでも、ももかに優しく接してくれるようになったそうです。
「今日ね、ゆずちゃんと、いちごちゃんと3人で鬼ごっこしたの!」
ももかが嬉しそうに報告してくれるようになりました。独占欲から解放されたゆずちゃんは、ももか以外のお友達とも仲良く遊べるようになり、クラス全体の雰囲気も良くなったようです。
先日、ゆずちゃんのお母さんから連絡があり、「もしよかったら、児童館のイベントに行きませんか」と誘われました。ももかに聞くと、「行きたい!」と即答。
お友達とのお出かけを楽しみにして笑う娘の顔には、もう「生きるのがつらい」と言った時の暗い影はありません。私も、ゆずちゃんのお母さんとゆっくりお話ができるのを楽しみにしています。子育ての悩みや、仕事のこと。同い年の子を持つ親として、共有できることはたくさんあるはずです。
今回の件では、正直なところ、先生への信頼が揺らいだり、どうすればいいか途方に暮れたりすることもありました。ですが、勇気を出してスクールカウンセラーさんに相談してよかったと心から思っています。大人同士でしっかり連携し、真剣に向き合ったことで、子どもたちのいびつな関係を修復することができました。
雨降って地固まる。 そう信じて、これからも娘の成長を見守っていきたいです。
あとがき:トラブルを乗り越えて、友情が深まった
子どもたちの深刻なトラブルでしたが、よい方向にまとまってよかったですね。学校の相談といえば担任の先生だけが思い浮かびがちですが、スクールカウンセラーの先生に入ってもらうことで良い解決策が見つかることもあるのですね。
さまざまな相談先を活用することで問題を解決できた、すてきなお話でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










