🔴【第1話から読む】信じていた夫が急によそよそしく...平穏な結婚生活の変化|まつエクで不倫発覚した話
ある日、夫の枕に落ちていた一本のまつ毛エクステ。募る不安を隠しきれない美沙は、夫を問い詰めますが、苦しい言い訳しか返ってきませんでした。
甘い香り
ヘアピンを見つけた日から、私は意識的に家の中を観察するようになりました。掃除が趣味の私は、普段から細かいところまで目が届きます。それが逆に、知らなくていい異変まで拾ってしまうことになりました。
ある夜、帰宅した夫のシャツからふわっと甘い香りが漂いました。女性用の、フローラル系の香りでした。
私「ねえ、今日香水つけた?」
夫「別に?香水なんてつけないけど」
私「……なんか甘い匂いがするから」
夫「職場の誰かの匂いが移ったんじゃない?そんなこともあるでしょ」
語気が強く、嘘をごまかしているように聞こえました。不安が積み重なっていく中で、私は少しずつ、夫を監視するようになっていました。スマホを覗くことはしませんでしたが、帰宅時間をメモしたり、洗濯物を確認したりしました。
そんな自分に嫌気が差すこともありました。しかし、真実を知るためにはどれも必要なことでした。
それから数日後。深夜に目が覚め、水でも飲もうとキッチンへ向かうと、夫はソファでうたた寝していました。その胸元から、またあの甘い香りがふわっと漂いました。ゆっくりと近づき、呼吸を整えてから声をかけました。
私「ねえ、起きて」
夫「……ん。どうした?」
私「今日も同じ匂いしてるんだけど」
夫「もうその話終わりだろ。しつこいよ」
しつこい───その言葉が鋭く胸に突き刺さりました。
私「……ねえ、本当に何もないの?」
夫「ないって言ってんだろ!そんなことで起こすなよ」
初めて怒鳴られ、驚きよりも悲しみを強く感じました。
私(こんな言い方する人じゃなかったのに……)
それから夫はふいっと部屋を出て行き、話し合いは強制的に中断させられました。
隣人の証言
翌日、隣人の佐伯さんとたまたま会い、軽い世間話をしているときでした。
佐伯「美沙さんっていつもおしゃれよね、いつも来ているお友達もおしゃれで若い方だし」
私「え……若いお友達?」
佐伯「ほら、髪が長くてきれいな人よ?最近よく美沙さんのおうちの前で見かけるから」
頭の中が真っ白になりながらも、震える声で聞き返しました。
私「いつごろですか……?」
佐伯「先週と、その前の週もよ?てっきりご友人だと思っていたんだけど」
その瞬間、すべてが一本の線で繋がりました。枕のまつ毛エクステ。甘い香水。ヘアピン。そして、隣人の証言。私はその場で軽く頭を下げ、家に戻って膝から崩れ落ちました。
夫は、女を家に入れている。涙は出ませんでした。ただ、心の中で何かがすーっと冷えていくようでした。
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あとがき:集まった証拠
疑う側になることは、とても体力を消耗するものですよね。自分が変わってしまったように感じ、自己嫌悪にも陥ることもあります。それでも集まってしまった証拠は、残酷なほど正直でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










