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🔴【第1話から読む】高級スーパーで勝手に買い出し→「割り勘ね」迷惑すぎる友人の襲来|親切を押し付ける友人
ある日、またみどりの自宅を訪れたまいは、夫婦のベランダでの喫煙に対し、「健康志向」を理由に猛批判。さらに、「私がいる時だけでなく、普段から家で吸うのをやめて」と生活のルールまで強要します。みどりは、自分の家での自由まで奪われそうになり、怒りを覚えて…。
しつこくまた来ようとする友人
あの食材騒動の後も、まいは定期的に「遊びに行かせてほしい」と連絡をしてきました。一度来てしまえば、彼女のペースになるのは目に見えているので、私は忙しいふりをして断ろうとするのですが、まいは本当にしつこいんです。
「えー、ダメ?じゃあ、次の週末は?その次は?私、みどりの家がすごく落ち着くんだよね。また料理作って楽させてあげるからさ!」
その熱意には正直うんざり。断り続けるのも疲れてしまい、結局、また渋々OKしてしまいました。私は、なぜ自分の家でこんなにも気を遣わなければならないのか、という理不尽さにうんざりしていました。
そして2度目の訪問の際。まいは私の家に来て早々、リビングをきょろきょろと見回し始めました。彼女はソファに座るなり、深く息を吸い込むような仕草をしました。
「ねえ、みどり。ちょっと聞きたいんだけどさ、タバコ、家の中で吸ってる?」
「え、たまに吸うけど。基本はベランダだよ。私たち夫婦、2人とも吸うから…」
私は、正直に答えました。そもそも、彼女は私の家に喫煙者がいることは知っています。結婚前から知っている事実です。
煙草へのアドバイスが余計なお世話
「あーあ。やっぱりそうなんだ。なんか、入った瞬間からちょっと匂うんだよね。私、タバコの匂いが苦手だから…」
「それはごめんね。でも、普段は窓を開けて換気してるし、ベランダで吸うように徹底してるよ」
「私、健康志向だから、副流煙とか、あとこの残留したにおい?これが無理なの~」
まいは、まるで私が彼女の健康を害しているかのように、腕を組み、鼻をつまむような仕草をしました。
「みどりの健康にも良くないしさ、思い切ってベランダの喫煙もやめて、近くの公園の喫煙所まで歩いていくようにしたら?」
「え……、普段から?」
私は思わず聞き返しました。普段からの喫煙場所まで支持される筋合いはありません。それなのに、まいはさらにたたみかけてきました。
「そうだよ!淳さんにも言ってみて!2人とも大好きだから長生きしてほしいし、やっぱりタバコは毒だしさ」
私は正直すごくイラっとしました。そこまでタバコが嫌なら来なきゃいいのに。彼女の理不尽な要求にはうんざりです。
夫婦でため息が止まらない
淳はその日も仕事で不在だったのですが、私が話すと、彼は深くため息をつきました。
「ひどいなそれ。うちで吸ってるんだから、文句言われる筋合いはないだろ。俺たちの家だぞ」
「そうそう、わが家なのに普段から外で吸えって言われたら、ストレス溜まるよね?」
「もちろん。自分の家での行動まで他人の顔色うかがうなんて馬鹿らしいよ。次言われたら、俺がはっきり言うから」
淳の言葉は、その場では心強かったものの、まいのあのプライドの高さと押し付けがましい性格を考えると、淳がはっきり言ったところで、すんなり引き下がるはずがないことも分かっていました。その時のことを想像するだけで、また胃がキリキリと痛み出すようでした。
ああ、どうして私は、こんなにも自分の家でリラックスできないんだろう…。すべては、まいの過剰な「私が正しい」という思い込みからくる、自分勝手な行動のせい。
私は、彼女からの次の連絡が来るたびに、心が沈んでいくのを感じていました。
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あとがき:「親しいから」許されるわけじゃない
まいは、自分の「健康志向」という価値観を絶対的なものとして、みどり夫婦の「大切な儀式」である一服の習慣を否定します。問題なのは、「私がいる時だけ」ではなく、「普段から」家の外で吸うように強要した点です。これは、親しい友人という関係性を盾に、他人の生活の根幹を、自分の都合で変えようとする「生活への侵略」に他なりません。「親しいんだから協力して」という言葉は、友情を利用した最大の攻撃です。この理不尽な要求は、みどりの我慢の限界を試し、彼女の家を「リラックスできない場所」へと変えていきました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










