🔴【第1話から読む】人懐っこい“保育園ママ友”→気づかなかった【好意の裏にある依存心】|粘着質なママ友
森崎さんの他のママ友への嫉妬や、執着に不安が募っていた紗季。過去に同じような揉めごとが起こっていたことがわかりました。
ついに起こった事件
決定的な事件が起きたのは、園庭開放の日でした。その日は暖かく、子どもたちはみんな砂場や遊具で楽しそうに遊んでいました。悠人はりつきくんと一緒に砂場で山を作っていて、私はそれを近くで見守っていました。
りつき「じゃましないで!」
少し目を離した瞬間に、突然響いた大きな声。振り返ると、りつきくんがシャベルを振り上げ、悠人の手を叩いたのです。
悠人「いたい……っ!」
私は走って駆け寄り、悠人を抱きしめました。手の甲が赤く腫れていました。涙でぐしゃぐしゃになった顔を見て、胸が締め付けられました。
私「りつきくん、どうして悠人を叩いたの?」
すると後ろから、呑気な声が聞こえてきました。
森崎「悠人くんが、りつきの場所を取ったんじゃない?」
私「えっ……?」
森崎「ちょっとした小競り合いでしょ?紗季さんちょっと過保護すぎ(笑)!」
視界が揺れ、胸の奥から熱いものが込み上げてきました。
私「……その言い方は違うよ。悠人は何もしてなかったよ」
森崎「え?そう?男の子同士なんて、お互いやりあうもんじゃない?」
その声に、園庭の空気が一気に冷えました。
決断
山本「森崎さん、私見てましたよ。りつきくんだけが手を出していて、やり合いではなかったです」
他のママたちも次々に集まってきて、小さくうなずきました。
ママA「今のはちょっと……」
ママB「小競り合いってね…」
森崎さんの顔が、みるみるうちに真っ赤になりました。
森崎「みんなすぐ私だけ責めるじゃん…私だけなんでこんなに嫌われるの?」
森崎さんは泣き出しそうな声でつぶやきました。その姿を見た瞬間、私は悟りました。森崎さんは悪い人というより、誰かに寄りかからないと崩れてしまうほど不安定な人なのだ、と。でも、だからといって私が支え続けることはできません。
私「……もうこれ以上我慢はできないです。距離を置きましょう」
私がそう言うと、森崎さんは何かを言いかけて、唇を噛みました。
私「りつきくん、悠人に謝ってくれる?」
りつきくんは泣き出しそうな顔で森崎さんを見上げましたが、森崎さんは何もいいませんでした。
りつき「......悠人くん、ごめんね」
悠人「うん、もう大丈夫だよ」
仲直りした子どもたちは再び砂場で遊び始めましたが、私たちは冷えた空気の中、ただ無言のままでした―――。
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あとがき:新しい波紋
子どもを守ることは、決して過保護ではありません。それは親としての責任であり、当然の行動です。距離を置くと決めたことで、物事が終わったわけではなく、むしろ新しい波紋が広がり始めます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










