🔴【第1話から読む】双方合意で建てた“二世帯住宅”→【関係悪化】につながってしまった理由|義父母との同居を解消した話
急遽、今の住まいに義妹も住むことになったと告げられた真奈帆。重要な事項をいつも勝手に決める義父母に、以前から怒りを感じていたが今回で限界が来てしまった。義妹が転勤で住まう予定の2年間、真奈帆は実家に帰ることを検討することに―――。
実家の母に一時的に帰ることを相談
義妹同居の件の話があってから母にこのことを相談すると「ぜひ戻ってきなさい」という話になりました。母としても、娘夫婦が義両親との同居のために建てた家に、何の相談もなく義妹が住むのはおかしいとのことでした。
ただ問題なのは、その事情をどう義父母に伝えれば関係をこじらせずに済むのかということ。母や暉仁とも相談し、職場復帰に伴って理由づけするのが一番丸いのではないかという結論になりました。
送り迎えについて悩んでいたタイミングでしたから、逆に良かったのかもしれません。私の実家は持ち家の為、家賃はかかりません。義父母にはローンの支払いをしながらも生活費としてかなりの金額を支払っていたので、経済的には実家にいる方が楽にもなりそうです。
以上のことを踏まえて、義父母に一時同居解消の話をすることにしました。
「一時的に実家に帰ります」
道代「そう…ご実家に帰ろうとしてるのね」
真奈帆「はい、私や子どもたちがいると妹さんも気を遣うでしょうし、お互いにいいかなと思いまして」
幸夫「残念だな、孫達と会う時間が減るのは」
暉仁「俺たちも仕事で夜勤があるときもあるし、真奈帆の親が見てくれると安心なんだよ。こっちだと若菜(妹)もいるし、夜の世話まで頼むと大変だろ?」
真奈帆「母も一人暮らしが寂しいって言ってましたから、2年間限定なら賑やかでいいくらいなんですよ」
道代「まあ…そうねえ」
お義母さんは納得いっているのかいないのかよく分からない返答でしたが、とりあえず、なんとか二2年間は私達夫婦が実家で暮らすことは受け入れてもらえました。
ただ、最終的には戻ってくる予定なため、必要最低限の品だけを持ち出すことにしました。
実家での暮らしが始まると、新居に住んでいたころより気が楽でした。勿論、新居の方にも顔を出し、義父母にも孫の顔を見せることは忘れないようにしていたつもりです。保育園での生活にも慣れ、母も孫との暮らしを楽しんでいました。
そうして、約1年半くらい経った頃でしょうか。あと半年で約束の期間が終わり、新居の家に戻るというころ、義父母から突然、私達夫婦に呼び出しがありました。
「今後の生活について話がある」ということだけ知らされ、嫌な予感でいっぱいでしたが、なんとか夫婦で同じ休日を取り、義父母と義妹の住む新居へと向かったのです―――。
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あとがき:一時的な同居解消
様々な理由はあれど、一時的に同居解消をした真奈帆たち。妻の実家での暮らしは穏やかだったことがうかがえます。
そして、もうすぐで約束の期間が終わるというタイミングでの義父母からの呼び出し。嫌な予感しかしない状況に、真奈帆は億劫になりながらも義父母のところへ向かうのでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










