🔴【第1話から読む】「GPSは誤魔化せるよ」夫の不倫で再構築中、友人からの耳が痛い【警告】|なんでも不倫につなげる友人
絶縁後、美南の心には驚くほどの平穏が訪れます。マコが他の友人からも孤立しつつあることを知り、自分の選択が正しかったと確信する美南。完璧ではないものの、家族3人で歩む穏やかな日常の中に、真の幸せを見出します。
伝わらなかった私の思い
「距離をおかせて」というメッセージを送ってから1分もしないうちに、マコから返信が来ました。
「美南が騙されてるのが気の毒で見てられないだけなのに、逆ギレ? 」
(……やっぱり、伝わらないんだね)
私はそのメッセージを既読にし、返信しませんでした。静かにマコの通知を非表示にし、SNSのフォローも外しました。
友人から離れて感じる心の余裕
それから数か月が経ちました。
マコと連絡を取らなくなってから、驚くほど心が穏やかになりました。 卓への疑念が完全に消えたわけではありません。ふとした瞬間に、あの時の悲しみが蘇ることもあります。でも、それを煽り立てる存在がいないだけで、これほどまでに呼吸がしやすくなるとは思いませんでした。卓は相変わらず、私が彼をもう一度信じられるよう努力を続けてくれています。
私もまた、心境に変化がありました。位置情報を見たり、スマホをチェックしたりしたいと思わなくなっていったのです。それは夫への愛情が薄れたわけではなく「またやられたら、その時潔く別れればいい」 そう思える強さが、ようやく芽生えてきたからです。
ある日、公園ですずと遊んでいると、マコとの共通の友人であるサキに会いました。 サキは少し気まずそうに切り出しました。
「マコのこと、大変だったね。最近、周りもマコがおかしいって気づき始めてるんだよ。多分あの子、フレネミー気質なんだと思う」
サキの話によると、マコは他の友人の悩み相談でも、常に最悪のシナリオを押し付け、相手が弱るのを楽しんでいるような節があったそう。 結局、マコ自身が自分の生活に満たされず、他人の不幸で喉を潤していたのかもしれません。いわゆる、友達の皮をかぶった敵・フレネミーです。
「大丈夫だよ。私たちは私たちで、自分たちなりの家族を作り直してる最中だから」
私は心からそう言えました。
愛情とは、大切なものを守ること
夕方、仕事から帰ってきた卓が、キッチンに立つ私の後ろから声をかけます。
「ねえ、この週末、すずが動物園に行きたいって言ってたけど、どうかな?」
「いいね。お弁当、気合い入れて作っちゃおうかな」
振り向いた私の顔に、迷いはありませんでした。
私は、大切なものを守るために、捨てる勇気を持つことができました。 マコとの決別は、私が「自分の人生」の主導権を取り戻すための、必要な儀式だったのです。
夫婦の関係も含め、これからどうなるかは誰にもわかりません。でも、今のこの穏やかな空気だけは、誰にも汚させない。 私はすずの笑い声を聞きながら、新しく淹れたコーヒーの香りを深く吸い込みました。
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あとがき:自分の意志で作る、新しい家族の形
物語の締めくくりは、美南と卓の再構築の兆しです。一度壊れた関係は元通りにはなりませんが、お互いに少しずつ歩み寄ってつなぎ合わせることで、新しい家族の形が作られていきます。
マコという「外部のノイズ」を遮断したことで、美南は初めて自分の心で卓と向き合えるようになりました。誰かに依存せず、自分の人生の舵を自分で握ることの大切さ。清々しいラストシーンは、読者の心にも新しい風を運んでくれるはずです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










