🔴【第1話から読む】出産後、親友がドケチに…!オシャレ店NG、"ファミレス命"なママ友に違和感
京香の夫・翔也から、突然、連絡が届いた詩乃。翔也も知らない間に、京香は自身でブランド品を購入していたことが発覚した。京香が倹約をしていた理由を知った詩乃は、塩澤夫婦で一度、話し合いをすることを翔也に勧めたのだった。
ママ友の夫から相談
衝撃のメッセージから数日後…。私も夫に事情を話し、一旦、翔也さんと話をすることにしました。
京香に唐突にこの状況を突きつけても、怒りが先立ち、感情的なあらそいになりそうだったので、作戦会議をすることにしたのです。
「正直、おどろいて…ショックで…」
翔也さんは、憔悴した様子でした。
「そう…ですよね。私もびっくりしました。普段から節約気質だったから…まさか」
奈子ちゃんのことは、何だか余計なお節介のような気がして、こわくて、この時は言えませんでした。
けれど、こういうことが発覚した以上、これまでの京香の奈子ちゃんに対する倹約ぶりについては、翔也さんも思い当たることがあるのではないでしょうか…。
「でも、本当に…私の前では、このブランド品を身につけている様子はありませんでした…」
「だとしたら、何で買ってるんだってなりますけどね…はは」
翔也さんはそう言ったあと、考え込むように下を向きました。
「…僕が思うには…ストレス発散で爆買いしたっ…ていう可能性が高いですかね。そういう人、結構いるって聞きますし」
「普段の節約っぷりからは、まったく想像できないですけど…」
「あくまで、可能性の話ですけどね。悩みがあると、その発散でブランド品収集にハマってしまう人がいるっていう話を、同僚の妻の実体験で聞いたことがあるんですよね…」
(そんなこともあるのか…)と、京香の太陽のような笑顔を頭にうかべながら、胸が締め付けられるような気持ちがしました。
「だからと言って、家族を支えるために稼いだお金を、私欲に勝手に使われているのは…結構、腹が立ってて」
翔也さんの怒りや苦しみ、困惑がひしひしと伝わってくると同時に、京香の身に何があったのか…それが気になって仕方ありませんでした。
ひとまず、京香とはきちんと話をした方がいい事態だなと思ったので、翔也さんを落ち着かせ、その日は帰宅しました。
ブランド品を大量購入したのは理由は
後日、京香と翔也さんとで話し合いが行われました。
おもい空気を察してはいたが、ブランド品がバレたことには、まったく気づいていなかったようです。
「京香…心当たりはない?僕が話し合おうとしている件について…」
「分かんないかな…」
「そう、分かった。じゃあ京香の部屋に行こう」
「え?何で?いやだよ」
「かくさなくても知ってる。そのことについて話すんだよ。理由を聞かせてもらえる?」
そう言い捨てると、翔也さんはそのまま京香の部屋へと向かいました。
京香はあわてて止めようと、翔也さんを引っ張っていたようですが、かまわず彼は部屋に入りました。
そして、京香の部屋のクローゼットをガラッと開けると、そこには、ブランドバッグ、くつ、香水、化粧品などが段ボールに大量に入っていました。
翔也さんが必死に仕事で稼いだお金が…なこちゃんのがまんが、京香の"私欲"に使われていたのだと思うと、きらびやかなブランド品も、まるでイミテーション(偽物)のような気さえして、なんだかものさびしく感じてしまいました。
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あとがき:私欲を満たした先にあるもの
とうとう「倹約」の理由を知ることになった、詩乃。夫が稼いだお金を、娘にがまんさせてまで、自分の欲に投資していた、京香。そこまでして買うブランド品に価値はあるのでしょうか。
京香の空っぽな中身を埋める、イミテーション(偽物)のようにも感じられる、ブランド品の数々。それが意味するものは、自身の身の破滅なのではないでしょうか。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










