🔴【第1話から読む】「妻が帰ってこない」夫の友人から悲痛なSOS、電話越しに彼女が告げた"衝撃の現在地"
「別居する」「離婚する」と、"するする詐欺"でグチばかりをこぼしていた、美優。この件には「関わらない」と宣言した、佳子だったが、なんと悟の方から「離婚する」という決断が下され…。
夫側に限界が来る時…
美優さんが、アレコレと言い訳をして、今後の関係性をうやむやにしていた中、決断を下したのは、「夫側」の悟さんでした。
私がこの問題を静観すると決めてから、一か月もたっていませんでした。
「俺、美優と離婚しようと思う。らちが明かないから、美優のお父さんにも連絡した」
そう、悟さんから連絡がきたと、瑠衣人から聞いた瞬間、「ああ、悟さんに限界が来たんだな」と理解しました。
それも、「美優さんのお父さんにも伝えた」というのですから、本気でおわらせるつもりだったようです。
義父からの説得(悟視点の話)
「お義父さん…自分が不甲斐ないばかりに、このような決断となってしまったこと、謝罪いたします」
もう、限界だったー。
「彼女を幸せにしたい」と思って結婚したはずで、「何があっても大丈夫」だと信じてうたがわなかったのに…。一度、崩れてしまったものを修復することが、俺にはできなかった。
「突然のことにおどろいたよ。どういうことだ」
「悟がだらしないから…私が注意して。そしたら逆ギレ…で、けんかばっかりの毎日だからいやになったんでしょ」
「こういう判断をすることしかできなかった僕に、責任があると思います。言い訳をする気もありません。ただ、本当に罵倒されることは覚悟の上で、僕たちの離婚を認めていただきたいです」
「2人で話し合った結果か?」
「別に話すまでもなかったし」
「ならどうして、お前は不服そうなんだ…美優」
「ムカつくから!そもそも、悟から離婚切り出したみたいな感じ出してるけど、私の方がずっと言ってたからね!離婚したいって!」
「何だって?それは事実か」
美優はこの確認の意味を理解していなかったようだ。
「当たり前でしょ!!」
「…当たり前だ?何が当たり前だ!!」
「痛っ!!」
お義父さんは、美優のほおを平手打ちしました。
突然、大声をあげながら娘をぶつ義父の姿に、おどろいて硬直してしまった。
「離婚したいなんて…!軽々しく、おどし文句のように言うもんじゃないだろうが!!離婚したい離婚したいと言われ続けてみろ…お前は、悟さんの気持ちを考えたのか!」
「考えたってわからない!こんな人のことなんて!!」
お義父さんは、涙を流す美優の横で、頭を下げて謝罪してくれた。申し訳なさそうな顔でうつむく義父を見ながら、それでも変わることのない気持ちを再確認した。
グチはほどほどに
「離婚することになりました」
悟さんから報告を受け、私たちはこの話を聞きました。
そして、悟さんは、私たち屋久夫婦に深々と頭を下げたのです。
「本当に、色々迷惑かけてごめん…」
「いや、ちゃんと話が着いたなら良かった。お義父さん、いい人だな」
「ああ。本当に、助けられた」
「…後悔はないんだろ?」
「うん」
「すぐに気持ちを切り替えるってのもむずかしいと思うし…お前の気が晴れるまで、なんだって付き合うから、一緒に前を向いてこうぜ」
「いい友人を持ったな、俺は」
それから、しばらくして…。つかれ切っていた悟さんも、少しずつ元気を取り戻し始めていると、瑠衣人から状況を聞きました。
私も美優さんと関わることはなくなり、悩む日々は解消されました。
あまりにも度を超えた「グチこぼし」は、相談にとどまらず、相手に負担を強いるだけです。この件をきっかけに、少しでも多くの人に、相談の仕方を改めて見つめ直していただけたらなと思います。
🔴【第1話から読む】「妻が帰ってこない」夫の友人から悲痛なSOS、電話越しに彼女が告げた"衝撃の現在地"
あとがき:取り返しがつかなくなる前に
いくら、信頼できる間柄であったとしても、小さなケンカが積み重なると、取り戻せないところまで、相手を追い込んでしまうことにもなりかねません。ケンカしそうになった時は、一度、冷静になって考えてみることも必要ですね。
そして、佳子の言うように、度を超えた「グチこぼし」は、相手にストレスを与えてしまうきっかけにもなります。お互いに思いやりを持って、ほどよい距離感で付き合っていけるといいですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










