1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. ブログ・SNS
  4. 宝くじで200万円当選→夫「俺の手柄だ!」主張にモヤるワケ|宝くじ200万円当たって揉めた話

宝くじで200万円当選→夫「俺の手柄だ!」主張にモヤるワケ|宝くじ200万円当たって揉めた話

共働きで子育てに励む汐里と祥太。ある日、家計から出し続けていた代金で、宝くじ200万円が当選!歓喜も束の間、祥太は「俺の運と手柄だ」と独占欲をあらわにし始めて…。『宝くじ200万円当たって揉めた話』第1話をごらんください。

©ママリ

🔴【全話読む】宝くじ200万円当たって揉めた話

毎月家計から捻出した数千円で、夫・祥太がついに宝くじ200万円を当選させる。歓喜する妻・汐里だが、祥太は「俺の直感と執念の勝利だ」と自分一人の手柄のようにふるまいはじめて…。

夫の宝くじが当選!家族で大喜び!

宝くじ PIXTA

「ねえ、汐里!見て、これ!当たった、当たったよ!」

平日の夜、夕食の片付けをしていた私の背中に、リビングに飛び込んできた夫・祥太の怒鳴り声が突き刺さりました。振り向くと、彼の顔は見たこともないほど上気し、額にはうっすらと汗まで浮かんでいます。差し出されたスマートフォンの画面。そこには、宝くじ公式サイトのマイページが表示されていました。

「えっ……嘘、200万!?」

思わず手に持っていた布巾を落としそうになりました。心臓がドクンと大きく跳ね上がります。32歳、共働きながら絶賛子育て中の私たちにとって、200万円という大金は、あまりにも唐突で、あまりにも衝撃的な数字でした。

「パパ、どうしたのー?」
「わーい!すごーい!」

4歳のりつかと2歳のののかが、パパの異様な興奮に当てられて、意味もわからずリビングを走り回りはしゃいでいます。

宝くじ資金の出どころ

当選 PIXTA

「すごいじゃない、祥太!信じられない、本当に当たる人っているのね」

私は手放しで喜びました。脳裏には、古くなってきた家電の買い替えや、子どもたちの習い事の月謝、あるいは少し豪華な家族旅行など、バラ色の使い道が瞬時に駆けめぐります。しかし、その高揚感は数分も持ちませんでした。喜びの波が引いた後、砂浜に残されたゴミのように、ある「現実」が頭をもたげ始めたのです。

祥太は結婚してからずっと、毎週欠かさずロトやナンバーズを自動購入していました。新婚当初、私が家計簿をつけていた時にその引き落としを見つけ、「これ、お小遣いからやってるの?」と聞いたことがあります。その時、彼はこう答えました。

「いや、これは『家計の夢』だから。月数千円だし、生活費から出させてよ。当たったら家族全員で分ければいいんだからさ」

「もったいないから、もうやめたら? その分を貯金に回したほうが確実だよ」
「いや、継続は力なりだって。夢を買わなくなったら、人生味気ないだろ?」

宝くじの使い道に暗雲が立ち込める

夫婦 言い合い PIXTA

結局、私は祥太の押しに負け、うやむやのまま家計からの支出を許してしまいました。それがまさか、数年の時を経て、こんな形で実を結ぶなんて。

「いやあ、やっぱり俺の直感は間違ってなかったんだ。ずっと欲しかった最新のスペックのPCも買えるし、キャンプ道具もあのメーカーのものに一新したいな。あと、ゴルフのドライバーも新調して…」

祥太の口から溢れ出るのは、すべて「自分」を主語にした願望ばかりでした。私は少しだけ、背中に冷や水を浴びせられたような気分になりました。

「ちょっと待って。家計から出していたお金で当たったんだよね? 毎月、食費や光熱費と同じ口座から引き落とされていた分だよ」
「え? まあ、そうだけど……。でもさ、数字を選んで、継続して買い続けたのは俺だろ? 執念の勝利っていうかさ。俺が買ってなきゃ、この200万は存在しなかったんだから、俺の手柄でしょ?」

その瞬間、部屋の湿度が数パーセント上がったかのように、空気が重くよどみました。宝くじという、本来なら手放しで喜ぶべき幸運が、私たちの足元に潜んでいた価値観のズレを、容赦なくあぶり出そうとしていたのです。

宝くじ当選で「200万は俺の金」→原資だけ渡そうとする夫に怒るワケ|宝くじ200万円当たって揉めた話

関連記事:

宝くじ当選で「200万は俺の金」→原資だけ渡そうとする夫に怒るワケ|宝くじ200…

共働きで子育てに励む汐里と祥太。ある日、家計から出し続けていた代金で、…

🔴【続きを読む】宝くじ当選で「200万は俺の金」→原資だけ渡そうとする夫に怒るワケ|宝くじ200万円当たって揉めた話

あとがき:心のシャッターが下りる音

「家計の夢」と言って生活費から出し合っていたはずなのに、当たった瞬間に「俺の金」と言わんばかりの態度。これ、世の妻たちが一番モヤッとする瞬間ではないでしょうか。

200万という金額は、人生を変えるほどではないけれど、本性を出すには十分すぎる額です。無邪気にはしゃぐ夫の横で、冷や水を浴びせられたような汐里の孤独な怒りに、思わず拳を握りたくなります。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

イラスト:糸野内たおる

🔴【全話読む】宝くじ200万円当たって揉めた話

🔴【今読まれています】尊敬する義母を助けたい思いが裏目に?“月数万円の援助”が招く家族の崩壊|お金をだまし取る義母

おすすめ記事

「小説」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧

ブログ・SNSの人気記事