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🔴【第1話から読む】宝くじで200万円当選→夫「俺の手柄だ!」主張にモヤるワケ→|宝くじ200万円当たって揉めた話
さらなる当選を狙い、再び家計からの購入を要求する祥太に、汐里の怒りが爆発。家計からの購入を永久に禁止し、「自分のお小遣いで買え」と突きつけて…。
さらなら夢を求める夫に、限界を感じる
限界が訪れたのは、当選から1か月ほど経ち、熱が冷め始めたころのことでした。夕食時、祥太がスマホでカレンダーを確認しながら、さらなる「夢」を語り出したのです。
「なあ汐里、次の年末ジャンボの時期だけど、また家計から自動購入の設定にしておいてね。今回の200万は序の口だよ。今度は1等狙うから! 流れが来てる気がするんだよなあ」
彼は明るい声で言いました。まるで、当然の権利を主張するかのような口ぶりでした。私は手に持っていた箸を、静かに、でもはっきりとテーブルに置きました。
「……ううん、それはできないよ」
「え? なんで?当たったんだから、縁起いいじゃん。ゲン担ぎとしても継続すべきだろ」
祥太は不思議そうに私を見ました。
これ以上関係を悪化させないために
私は彼の目をまっすぐに見つめ、一文字ずつ噛みしめるように伝えました。
「あのね、祥太。今回のことでよくわかったの。家計から宝くじを買うと、当たっても、当たらなくても、私たちの関係にヒビが入るよ」
「……は? そんなに怒ること?実際、家計は潤ったんだし、家電も新しくなって全員ハッピーじゃん」
祥太の声に苛立ちが混じります。でも、私は退きませんでした。
「たしかに物は手に入ったよね。でも私は祥太に対して『ずるい』って不信感を持つようになった。宝くじってギャンブルみたいなものなのに、当たらない間の出費にはお礼も何もなくて、当たったときだけ祥太に感謝するのはおかしいよ。もし200万じゃなくて、1億だったらどうなってた? 祥太はもっと『俺の金だ』って主張したと思うよ」
次からの宝くじ代は夫のお小遣いで
「そんなの、仮定の話だろ?」
「そうかもしれないけど、私はそう思うの。だから、これからはあなた自身の純粋なお小遣いで買って。それなら、1億当たっても私は何も言わない。一円も家計に入れなくていい。その代わり、購入費は家計から出さない。それでいいでしょ?」
祥太は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしています。彼は、「俺のほうが大人になって譲ってやった」という自分勝手な物語に酔って、その裏で私がどれほど傷つき、冷めた目で彼を観察していたかに全く気づいていなかったのです。
「200万ぽっちでこんなに家族を見る目が変わるなんて思わなかった。こんなことになるなら、家計からの出費は絶対に嫌だよ」
私の真剣すぎる眼差しと、その言葉の重みに、祥太はようやく言葉を失いました。部屋を包む沈黙の中で、彼はようやく事の重大さに気づいたようでした。
「……わかった。次からは、俺の小遣いから買うよ」
ようやく祥太が合意しました。でも、一度北極のように冷え切った私の心は、その言葉一つですぐに温まるほど単純ではありません。
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あとがき:信頼の損益分岐点
汐里の言葉は、まさに正論のナイフです。「1億当たったらもっと悲惨なことになっていた」という指摘は、金銭トラブルの本質を突いています。ここで退かずに、きっちりと「境界線」を引き直した部分に、彼女の強さを感じます。
お金の切れ目が縁の切れ目にならないよう、必死に「家族」を守ろうとする彼女の最後の抵抗に、拍手を送りたくなります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










