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「お前は出しゃばりすぎだ!」自治会長夫人の暴走が招いた家庭崩壊…"監視の鬼"の哀れな末路|独裁自治会長妻に悩んだ話

33歳の大畑優香(ゆうか)はシングルマザー。引っ越し先の自治会に入ると、そこでは、2か月に一度の「町内清掃」が実施されていた。最初の掃除を欠席したら、「自治会長の妻」という女性が突然、電話をかけてきて…。"独裁自治会長の妻"になやんだ体験談、『独裁自治会長妻に悩んだ話』最終話をごらんください。

PIXTA

🔴【第1話から読む】シンママが引っ越した先は地獄?「自治会長の妻」から"一棟、挨拶回り"を強要され…

「婦人会長」である山本さんとともに、「監視の鬼」である康代さんに、訴えに向かった、優香。その場に、康代さんの夫…「自治会長」も呼び、事態は急変しました。

自治会長が味方に

男女 けんか 外 PIXTA

山本さんから自治会長に話がいった時、彼はあまり真剣に取り合ってくれなかった。

「監視?はは、大げさな…あいつも、自治活動をはりきっているだけだよ」

「ことなかれ主義」で、会長という仕事も惰性でつづけている彼は、活動自体をきちんと見ていない…。

必死に山本さんが説得をつづけ、話し合いを見てもらうことになった。

結果、康代さんの醜い本性が露呈した。夫の前ではうまくごまかしていたようだが、先ほどの見下し発言を見て、彼も思うことはあったのだろう。

「全員に物を持って回る必要はないだろ?何を勝手な指示をしているんだ…」

「だって…あんたがしっかり管理しないからよ!」

「おまえは…いつも出しゃばりすぎなんだよ!」

「なによ!そもそも、あんたがたよりないから、私がやってんじゃないの!」

いつの間にか、事態は夫婦げんかに発展する。まだ、ワーワーとわめく康代さんをおくに押し込め、自治会長は頭を下げた。

「すまない…とりあえず、ここはまかせてくれ。あいさつ回りはしなくていいから」

彼にそう言われた時、私は山本さんと目を合わせ、ホッとした。

元「自治会長妻」のあわれな転落…

離婚届 PIXTA

それから、康代さんの姿をあまり見なくなった。

専業主婦である彼女は、頻繁(ひんぱん)に近所へ出回っては、みんなを監視していたのに…その姿がなくなった。

その間、3度目の清掃活動を迎え、欠席した私は、ハルナをハロウィンイベントに参加させてあげることができた。普段あまり遊びに行けない彼女の笑顔を見られて、うれしく思う。

それから数日後…山本さんから驚愕のメッセージがスマホに送られてきた。

何と、離婚を切り出された康代さんは、引っ越したのだという。となり町の息子夫婦の家へころがり込んだらしい。

「以前から、会長も不満に思う部分があったそうよ。熟年離婚しちゃったみたい」

この顛末には少し、心をいためた。

「私が…余計なことをしたせいかもしれません」

罪悪感から打ったメッセージに、山本さんは明るく返す。

「これは、康代さん自身のしっぺ返しよ!むしろ、あなたのおかげでいい自治会になって、みんな感謝してると思う」

私だって、山本さんに感謝している。笑顔で「こちらこそ、ありがとうございます」と送信した。

笑顔で参加できる町内清掃へ

自治会 掃除 PIXTA

あれから一年後…自治会は明るい雰囲気に生まれ変わり、参加しやすくなった。

活動も、以前の3か月に一度にもどり、休む場合のあいさつ回りなどもなくなった。

ささいだが、「罰金」という名目も「不参加代」に変更された。不参加になることは決して「罰」に値する行為ではないという、私からの提案だった。

「ママ〜!お掃除に行こう!」

ハルナもすっかり、清掃活動をたのしむようになった。

そして、私も山本さんや、したしくなった近隣住民との交流に笑顔で出発する。お世話になる町内の清掃に、今日も気持ちよく参加するのだ。

🔴【第1話から読む】シンママが引っ越した先は地獄?「自治会長の妻」から"一棟、挨拶回り"を強要され…

【全話読める】
独裁自治会長妻に悩んだ話

あとがき:「自治会活動」の姿

「自治会長」を巻き込んだ反撃により、康代さんは「熟年離婚」という結末を迎えてしまいました。

さまざまな形がある「自治会活動」は、住民たちが気持ちよく参加できてこそ…です。今回のような独裁的な人がいては、負担になりかねません。地元に感謝できる自治会の姿であること。それが大切なのかもしれませんね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。

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