🔴【第1話から読む】「出かけてばっかりだから忙しいんでしょ?羨ましいな」大声で嫌味!フレネミーママ友の策略
小百合を避けて穏やかな日々を取り戻した薫に、別のママ友・美紀が接触する。実は小百合の毒牙は他のママにも向いており、クラス中で不満が噴出していた。薫は孤立無援ではないと知り、正面から向き合う覚悟を決める。
ランチ会にも参加しないようにした
夫のアドバイス通り、私は小百合さんのいるランチ会や集まりを、少しずつ断るようにしました。
「ごめんね、最近ちょっと立て込んでて」
「ひかるの習い事の送迎が忙しくて、しばらく行けそうにないの」
グループラインでも、スタンプを送る程度に留め、極力関わらないように心がけました。すると、不思議なことに、あんなに重かった心が少しずつ晴れていくのを感じました。彼女に会わないだけで、こんなに穏やかな毎日が戻ってくるなんて。
他のママ友から聞いたランチ会の現状
そんなある日の降園時、いつもランチ会に参加している別のママ友、美紀さんに声をかけられました。
「薫さん、ちょっといい?」
ドキッとしました。小百合さんの悪口を言っていると疑われているのか、あるいはランチに来ないことを責められるのか……。
「最近、ランチ会に来ないから寂しいわ。……もしかして、りんかママのこと、気にしてる?」
美紀さんの言葉に、私は言葉を失いました。
「えっ、あ、それは……」
「言わなくてもわかるよ。実はね、薫さんが来なくなってから、今度は私や他のママたちが標的になってるの」
私以外のママ友も同じ経験をしていた
美紀さんの口から出たのは、驚くべき事実でした。
「『美紀さんの家、ご主人が最近帰り遅いんでしょ?浮気でもされてるんじゃない?』とか、『あそこの家の子、お受験組には到底及ばないわよね』とか……。みんなの前で平気で言ってくるのよ」
どうやら、私がターゲットから外れたことで、小百合さんの矛先は次々と他のママたちへ向かっていたようです。
「彼女、自分より幸せそうな人や、言い返してこない人を狙ってマウントを取りたいだけなのよ。でも、もう限界。みんな不満が溜まってるわ」
美紀さんの目は、怒りと共感に満ちていました。私だけじゃなかった。私が一人で抱え込んでいた悩みは、今やクラス全体のママたちの共通の悩みへと変わっていたのです。
「次のランチ会、薫さんもおいでよ。無理にとは言わないけど……みんな、小百合さんのやり方に違和感を持ってる。一人で我慢しなくていいんだよ。今度、思い切って皆で言い返そうって話が出てるの。もしよかったら、また参加しないかな?一緒に思ってることをぶつけない?」
美紀さんにそう言われ、私は決意しました。逃げるのではなく、一度だけ、正面から彼女と向き合ってみよう。それがひかるのためにも、そして自分のためにも必要なことだと思ったからです。
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あとがき:孤独な戦いの終わり
一人で悩んでいる時は「自分だけが標的なのかも」と思いがちですが、実際は相手の「誰かを下げないと気が済まない」という本質が露呈しているだけのことが多いものです。美紀さんという味方が現れたことで、物語は一気に反撃へと動き出します。ママ友ネットワークが「監視」から「連帯」に変わる瞬間です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










