非常食の用意は大丈夫?
大きな災害なんて自分にはあまり関係のないもの、そう感じていた人も多かったはず。ですがまだ記憶に新しい2011年3月11日の「東日本大震災」で、その認識は大きく変わったのではないでしょうか?
私たちはいつまた大きな地震災害に遭うかわかりません。大きな地震だけでなく、台風や大雨などによる災害は毎年のように起きています。
いざというときに慌てないためにも、「備えあれば憂いなし」。防災対策として、非常食の用意もきちんとしておきたいですよね。
ローリングストックがおすすめ!
非常食を買ってストックはしたけれど、「しまい込みすぎて、取り出すのが大変な場所に・・・。」「気がついたら賞味期限を過ぎていた・・・。」なんていうこと、ありがちですよね。
いざというとき有効に役立てるためにも、非常食は消費しながら買い足していく「ローリングストック」という方法がおすすめです。
ローリングストックとは「循環備蓄」「スマートストック」という呼び方をすることもあります。普段の生活の中で非常食になる食材を消費しながら、その分をまた買い足していくという方法。
缶詰や乾物などのいかにも非常食というものは、いざというとき子供たちが嫌がって食べない場合もあります。普段から食べ慣れているものなら非常時でも安心ですよね。また、しまい込んでいる間に賞味期限が切れていた、なんてことも防げます。
「非常時にも食べられる食品」という位置づけで、家族が一週間程度必要な食材を、普段からストックして、使い慣れておくようにしましょう。
防災ピクニックをしてみよう!
お弁当の代わりに非常食を持って、子供たちと「防災ピクニック」に出かけてみましょう。近くの避難場所になっている公園に家族で行ってみる、というだけでも意味があります。
非常食の中には、子供があまり好んで食べてくれないものもあったりします。非常時に、子供に無理やり食べなさいと言っても無理があります。食べ慣れないものを非常食にするより、子供が食べられるものを選んで非常食にしておくことは、とても大切なことなのです。
また、実際に非常食を食べておくことで、必要なものや、新しいアイディアなどが浮かんでくるかもしれませんね。
ストックしておきたい非常食のおすすめをご紹介!
普段は食べないで取っておく用の非常食をストックさせておくのももちろん大事なことですが、赤ちゃんがいる家庭はミルク缶など日常生活で使っているものを余分に買っておくなどの対応をしておくのもおすすめします。なるべく保存の利くものは多めに買っておきましょう。
それでは子供や赤ちゃんのいるご家庭におすすめの非常食を10選をご紹介します。
1.レトルトのおかゆ
PR
調理しなくても食べられる主食は一番に用意しておきたいもの。水やお湯をそそぐだけで食べることができますよ。
おかゆならのどごしもよく、他に水分がなくても食べられます。赤ちゃんの離乳食にも重宝しますね。白がゆのほか具の入ったものも選び、常備しておくと便利です。
PR
内容量:41g(アルファ化米40g、食塩1g) 加水量:200mlの熱湯もしくは水 出来上がり量:241g 戻り時間:熱湯/約15分、水(約20度)/約60分詳細を見る
2.パンの缶詰
PR
缶に入ったパンも重宝する主食です。長期間保存がきく缶入りのパンは開ければすぐ食べられる手軽さが、非常時には有り難いもの。いろいろな味のものが発売されていますので、子供の好きな味のものを選んでおけます。
3.アルファ米
おかゆだけではおなかが空いてしまう、いろいろな味のものを食べたい方におすすめ。アルファ米なら、水やお湯を注げばすぐにごはんが食べられます。
4.総菜の缶詰
主食に合わせて副食も非常食にはプラスしておきたいですよね。こちらは総菜の缶詰セットになっています。さまざまな味が食べられますよ。
5.フルーツの缶詰
PR
食欲があまりないときでも、食べやすいフルーツがあると安心。缶詰なら一口サイズにカットしてあるので、開ければすぐに食べることができます。
ここではパインを紹介しましたが、桃やフルーツミックス、アロエ、ナタデココなどさまざまな種類がありますよ。
6.スープ・みそ汁
PR
お湯を注ぐだけですぐできるおみそ汁やスープがあると安心です。温かい飲み物があると安心感が違いますよね。便利なフリーズドライのものなどをストックしておきましょう。
7.フリーズドライの野菜
栄養バランスは二の次になってしまう非常時ですが、フリーズドライの野菜を常備しておくと安心感も違いますね。サラダにしたり、野菜スープにしたりと応用もできるので、非常食にプラスしておくと良いでしょう。
8.お菓子
PR
子供たちの好きなお菓子も、非常食としてストックしておくと気持ちをやわらげることができそうです。ビスケットやクッキー、クラッカーなど非常食用に長期保存ができる仕様になっているものが販売されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
9.ゼリー飲料
PR
ゼリー飲料なら小さい子供にも飲ませやすく、野菜や果物を手軽に摂取できますね。のどの渇きも潤せるので、重宝するアイテムです。
10.水
PR
そして、絶対に忘れてはいけない水。1人1日2リットルを目安にストックしておきましょう。
ライフラインの復旧までに時間がかかることも想定して、飲料水だけでも多めにストックしておくのがおすすめです。
日頃からの心構えを
いかがでしたか?筆者自身もこの記事を書きながら、非常食のストックを見直そうと決心しました。
非常時にいきなり非常食然としたものを子供たちに与えても、食べてはくれません。日頃の生活の中で「万が一」のことを頭の片隅におきながら、非常食を考えておくことが大切ですね。
子供のためはもちろん、自分を含めた家族全員のことを考えてしっかりと用意しておきましょう。