🔴【第1話から読む】前妻との不倫?バツイチ婚でも幸せだったはずなのに
夫婦の溝は深まり、透哉は「離婚だ」と暴言を吐く。理沙が夫のスマホを調べると、そこには前妻との執拗なやり取りや、かつての親密な写真が。夫は現実から逃げ、自分を「避難所」にする前妻の幻想に溺れていた。
些細な事で喧嘩をしては「離婚だ」と言われ…
透哉との「再構築」を決意してから数か月。不信感は消えませんが、陽生のためにと私は必死に笑顔を作っていました。しかし、運命は残酷です。 些細なきっかけで、また大きな喧嘩になりました。透哉が陽生の面倒を見ずにゲームばかりしていたことを注意した時です。
「うるさいな! お前といると息が詰まるんだよ。一穂はもっと自由奔放で、一緒にいて楽しかった!」
「……また比べるの? 私は今、あなたの家族として頑張ってるのに!」
「家族? はっ、形だけだろ。離婚だよ、もう離婚だ!」
彼はそう吐き捨てて寝室に閉じこもりました。 数日後、私は彼が寝入った隙に、どうしても抑えきれなかった衝動に従いました。
彼の誕生日の数字を試すと、スマホのロックが解除されたのです。 LINEのトークルーム。そこには、約束を破って隠し通されていた一穂とのやり取りが、これでもかと並んでいました。
前妻とのやり取りに衝撃を受ける
子どもの写真のやり取りまでは、百歩譲って理解できました。しかし、その先にあったのは地獄のような光景でした。一穂から送られてきたのは、二人が結婚していたころの、頬を寄せ合うラブラブな写真。挙句の果てには、キスをしている写真まで。
『このころの透哉くん、かっこよかったな』
一穂のメッセージに、透哉はこう返していました。
『俺も、この時は幸せだったよ。今の嫁は小言ばっかりでさ。また会いたいな』
さらに、一穂が加工したと思われる「大好き」という文字が入った二人の合成写真まで保存されていました。 涙が溢れて止まりませんでした。 今の私との生活を否定し、過去の幻想に浸る夫。 そして、一穂がなぜこのタイミングで連絡してきたのか。
私は、前妻の代用品じゃない!
さらに読み進めると、彼女が今の再婚相手とうまくいっていない愚痴を透哉にこぼし、彼を「避難所」にしていることが分かりました。
「都合よく使われてるだけじゃない……」
怒りと悲しみ、そして呆れが混ざり合い、私の心の中で「パチン」と何かが弾ける音がしました。 彼は喧嘩のたびに「元嫁の方が良かった」と言いますが、それは単に現状から逃げたいだけの甘え。 そして、それを承知で彼を誘惑する一穂。 二人とも、今目の前にいる家族を何だと思っているのでしょう。
翌朝、私は何も知らない顔をして朝食を作りました。 でも、心の中ではもう決めていました。 この「元嫁の代用品」という椅子を、こちらから捨ててやるんだと。 まずは、証拠をすべて自分のスマホに転送し、静かに反撃の準備を始めることにしました。
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あとがき:過去の残像に逃げ込む男の卑怯さ
不倫や浮気もつらいですが、過去の思い出を武器に「今の家族」を否定されるのは、魂を削られるような苦しみです。二人の合成写真まで保存していた透哉の執着は、もはや病的な依存。でも理沙は、泣き寝入りするのではなく「パチン」と心にスイッチを入れました。絶望のどん底で、感情を切り離して冷静に証拠を集め始める彼女の姿に、スカッとする反撃の予感を感じずにはいられません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










