🔴【第1話から読む】「きっちりお掃除するわ」"裏アカ"で女を漁るゲス夫を罠にハメる、壮絶な復讐劇
聡美は両家の親をあつめた食事会を提案。何もしらない茂樹は、目の前でほほ笑む聡美の正体が「リナ」だと気づく気配もない。なごやかな空気の中、デザートとともに配られたのは、夫の裏切りを記録した「地獄の資料」だった。
目の前にいる相手の正体に気付かない夫
「ねえ、シゲくん。来週の日曜日、おたがいの両親をよんで食事会をしない? 太陽の成長報告も兼ねて…さ。最近、お義父さんたちも太陽に会いたがってるし」
夕食の席で切り出すと、茂樹はスマホから目をはなさずに答えた。
「ああ!いいよ。適当に店予約しといて」
「ありがとう。じゃあ、私の友人がやってる個室の和食屋さんにするね」
茂樹はあいかわらず「リナ」とのやり取りに夢中だ。相手が目の前にいる「妻」だとも知らずに…。
私は着々と準備を進めた。
茂樹が「リナ」におくった不倫の証拠…そして、私の悪口。すべてを時系列にまとめ、見やすくプリントアウトした。念のため、USBメモリにも保存してある。
ついに復讐の幕が上がる!
「聡美〜当日の服、これでもいいかな?」
茂樹が能天気に聞いてきた。
「いいんじゃない? 清潔感があって、パパらしいわよ」
(地獄におちるのにふさわしい…最後のおしゃれね)
食事会当日。私の友人が営んでいる和食店の一室に、両家があつまった。
「太陽くん、おおきくなったわねぇ〜!」
茂樹の両親も、私の両親も、孫の姿に目をほそめている。なごやかな空気。茂樹は「自慢の父」「自慢の夫」を演じて、あいそうよくふるまっている。
「いやあ、聡美さんにはいつも感謝してるんですよ。家事も育児もカンペキで。僕はしあわせものです」
義父の前で私の肩を抱く茂樹。その手が、汚らわしくてたまらない。
両家の前で暴く夫の素行
さて、コース料理も終盤…トイレに行くふりをして、私は太陽を事前に事情を話しておいた友人にあずかってもらった。そして、デザートがはこばれてきたタイミングで、私は立ち上がった。
「あれ?太陽くんは?」
「太陽は今、別の場所であそんでいます…今日はあつまっていただきありがとうございます。実は、太陽の成長報告の他に、もうひとつ見ていただきたい"資料"があるんです」
「資料…? なんだよ聡美、急にあらたまって」
茂樹がふしぎそうに笑う。
私はカバンから、あつめの封筒を4つ取り出し、それぞれの両親の前においた。そして、最後の一つを、茂樹の前に。
「これ、茂樹さんの最近の"がんばり"をまとめたものです。ぜひ、じっくりとごらんください」
封筒から出てきたのは、SNSのアイコン画像、そして生々しいDMの数々。 茂樹の不倫の証拠をまとめた資料だ。
「…な、なんだこれ……」
茂樹の顔から、一瞬で血の気が引いていくのがわかった。
「茂樹…どういうことだ?」
義父のひくい声が室内にひびいた。
「いや、これは、その、わるふざけというか…」
「わるふざけで"セフレ募集"なんて書くの? 住んでいる区までさらして、私の悪口まで書いて。シゲくん、これぜ〜んぶあなたの自撮り…よね?」
私はおだやかな、しかし、にげ場のない声で追い詰めた。
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あとがき:復讐という名のフルコース
「自慢の夫」を演じる茂樹の肩を抱く手が、どれほど汚らわしく感じられたことか。聡美が用意した「資料」は、単なる証拠の羅列ではなく、彼女がうけた心のキズの深さそのものです。
何もしらずに能天気に服をえらび、義父の前で良い夫を気取る茂樹の滑稽さが、これから始まる破滅をより際立たせます。最高のスパイスが効いた「最後のおしゃれ」という言葉に、冷徹な勝利への予感がただよいます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










