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「夫は私のことを家政婦か母親として見てる」主婦の心の隙間を埋めた"甘い誘惑"|恋した既婚友人を止めたい

31歳の主婦・静香の親友・奈々は、自他共に認める「一途」な性格。「不倫」を最も軽蔑していたはずの彼女が、ある日「すきな人ができた」と衝撃の告白をします。相手は独身時代の顔なじみである、店員の「マサ」。あまい言葉で家庭を持つ奈々の心のすき間に入り込む彼に、静香は違和感を抱きます。暴走する親友の恋は純愛か…それとも破滅へのワナか。大切な日常を守るため、静香が下した決断とは?一途ゆえに盲目となる女の危うさを描く物語。『恋した既婚友人を止めたい』第2話をごらんください。

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🔴【第1話から読む】「好きな人ができた」潔癖な幼馴染が落ちた"不倫沼" 純愛か、それとも…

奈々の生活は、マサからのLINE中心へと一変する。返信一つに一喜一憂し、情緒不安定になる彼女。「子どもも一緒にしあわせにする」というマサの非現実的な言葉を盲信し、今のしあわせを「代わり映えのない退屈」と切り捨てる。

すっかり相手に夢中に…

スマホ 悲しい 女性 夜 PIXTA

奈々からの相談をうけてから一週間。私たちのLINEのやり取りは、マサさんの話ばかりになっていった。

「マサさん、昨日は仕事がいそがしかったみたいで、返信が夜中だったんだ。私も起きて待ってたんだけど、寝おちしちゃって…」

「今日もストーリーは見てるのに、LINEの返信がないの。何か気にさわること言っちゃったかな?」

おくられてくるメッセージからは、奈々の精神状態が不安定なのが手に取るようにわかる。

かつての彼女は、「仕事とプライベートは別物!」と、はっきりわり切るタイプだった。

仕事や家事の合間にスマホをチェックし、返信がおそくても「いそがしいんだろうな」とわらいとばせる強さがあったはずだ。

すっかり変わってしまったおさななじみ

公園 女性 横顔 俯く PIXTA

しかし、今の奈々は、通知がなるたびに一喜一憂し、既読がつかないことにおびえている。

その姿は、まるで強力な薬にでも依存してしまったかのようだった。

ある日の夕方、公園で子どもをあそばせながら、私は奈々に核心を突く質問をした。

「奈々…マサさんって一日の連絡はどれくらいなの?」

「うーん…お昼に一通と、夜の仕事がおわった後に数通かな。マサさん、プライドが高いところがあるから…自分からはあんまり連絡しないんだけど、たまに甘くなるんだよ。"早く迎えに行きたい"とか」

私はため息をのみこんだ。

「それにくらべて…主人は私のこと、ただの家政婦か母親としか見てない気がするの」

奈々の不満もわからなくはない。結婚生活がながくなれば、愛情表現がへるのはよくある話。でも、それとこれとは話が別だ。

「…迎えに行くって…具体的にどうするつもりなの? 奈々には、今の生活があるんだよ。ご主人と離婚して、マサさんと再婚するつもり?」

「それは…すぐにはムリだけど。でも、マサさんは"子どもの父親になる覚悟はある"って言ってくれてるし」

相手の男性にも不信感が募る

女性 横顔 憂鬱 公園 PIXTA

「マサさんは、奈々が独身の時、告白してくれたの?」

「…ううん。当時はおたがい若かったし、店員と客だったからって。でも、今のタイミングだからこそ、運命を感じるんだって彼は言ってる」

(今のタイミング…)

それは、奈々が結婚して、生活が安定し、でもすこしだけ刺激を求めている…そんなスキだらけの「今」のこと。 マサという男の言葉には、おもみがまったく感じられなかった。

「子どもも一緒に」なんて、血のつながらない子を育てる苦労を知らない独身男の、安っぽい口説き文句にしか聞こえない。

「静香…どうしたらいいと思う? 彼を信じてもいいのかな」

うるんだひとみで私を見つめる奈々。彼女は、肯定してほしかったのかもしれない。でも、親友として、私は彼女ののぞむ言葉をかけることはできなかった。

🔴【続きを読む】「二人の未来の資金」甘い言葉を信じる主婦を待つ”破滅への罠”

【全話読む】
恋した既婚友人を止めたい

あとがき:沼に沈んでいく親友

スマホの通知一つで天国にも地獄にも行く。かつて自立していたはずの奈々が、依存の沼に沈んでいく姿に、胸が締め付けられます。

マサが放つ「迎えに行く」という言葉。一見情熱的ですが、具体的な覚悟がないからこそ言える、無責任なセリフです。現実の生活は、泥臭い家事や育児の積み重ね。それを見ようとせず、キラキラした理想だけを語る男に、奈々は自分の「人生のハンドル」をわたそうとしています。友情と警鐘の狭間でゆれる静香の苦悩が伝わります。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】恋した既婚友人を止めたい

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