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「ただの征服欲」暴走する人妻に親友が突きつけた"残酷な真実"|恋した既婚友人を止めたい

31歳の主婦・静香の親友・奈々は、自他共に認める「一途」な性格。「不倫」を最も軽蔑していたはずの彼女が、ある日「すきな人ができた」と衝撃の告白をします。相手は独身時代の顔なじみである、店員の「マサ」。あまい言葉で家庭を持つ奈々の心のすき間に入り込む彼に、静香は違和感を抱きます。暴走する親友の恋は純愛か…それとも破滅へのワナか。大切な日常を守るため、静香が下した決断とは?一途ゆえに盲目となる女の危うさを描く物語。『恋した既婚友人を止めたい』第4話をごらんください。

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🔴【第1話から読む】「好きな人ができた」潔癖な幼馴染が落ちた"不倫沼" 純愛か、それとも…

静香は奈々を呼び出し、マサの本性を容赦なく突きつける。マサの言葉は「愛」ではなく、自分のプライドを満たそうとするための「征服欲に過ぎない」と断じる静香。静香の言葉に奈々は…。

不倫相手の本性を突きつける

女性 暗い 見る カフェ PIXTA

ついに、私は奈々をカフェに呼び出した。彼女はあいかわらず、スマホ画面をチラチラと気にしながら、上の空で座っている。

「奈々…マサさんのことだけど。はっきり言わせてもらうね」

私のひくい声に、奈々が顔を上げた。

「な、なに? 改まって……」

「その男、絶対にあなたをしあわせにする気なんてないよ」

奈々の顔が、みるみるうちにこわばっていった。

「ただの…"人の物を奪いたいだけのプライド男"だよ」

「ひどいよ…静香。マサさんの何を知ってるの? 彼は私をいちばんに考えてくれて……」

思いは届くのか

横顔 女性 暗い PIXTA

「いちばんに考えてるなら、既婚者のあなたに"子どもも一緒に養う"なんて無責任なこと言わない」

私は一気に畳みかけた。

「シンママならまだしも…今ある家庭をこわしてまで手に入れようとするのは、愛じゃなくて征服欲じゃないの?実際…子どものことだって、一度でも会おうとしたの?口だけで、真剣に考えているようには見えないよ」

奈々は「子ども」というワードにビクッと肩をふるわせた。

「…考えてみてよ。奈々が独身で、お店に通ってた時、彼は告白した? しなかったよね。あなたが他の男と結婚して、しあわせそうにしてるのを見て、急に惜しくなっただけ…。略奪して、あなたがフリーになったら、彼は途端に興味をうしなうよ。略奪という"ゲーム"がおわるんだから」

「そんなことない…だって、彼は責任を取るって……」

「責任? どうやって? 離婚裁判になったら、彼が慰謝料を払ってくれるの? …親権争いで奈々がボロボロになっても、彼はお店の独立でいそがしくて、それどころじゃない…」

どうか、目を覚ましてほしい

涙 女性 amana images

奈々のひとみがゆれ始めた。「図星を突かれた」そんな表情だ。

「今のご主人は、たしかに言葉は足りないかもしれない。でも、毎日、必死にはたらいて…あなたと子どもを守ってる。それは言葉よりもおもい事実だよ。マサさんの口だけの"愛してる"なんて、1円の価値もない。奈々…あなたは一途なのが長所だけど、今はその一途さを向ける方向を、完全にまちがえてるよ」

「でも……私、大切にされたかったの……」

奈々の目から、大粒の涙がこぼれおちた。

「うん…でも、大切にされるって、あまい言葉をもらうことだけじゃない。あなたの人生を…子どもの未来をこわさないで見守ってくれるのが、本当の愛情じゃないかな。マサさんは、あなたの人生をこわそうとしてる。それに気づかないほど、あなたはバカじゃないでしょ?」

私は彼女の手をつよくにぎった。

「あなたはマサさんのプライドを満たす道具じゃない。一人の母親で、私の大切な親友なんだよ」

奈々は声を上げて泣き始めた。その涙は、マサさんへの恋心からではなく、自分のしでかそうとしたことへの恐怖と後悔からくるものだと、私には確信できた。

🔴【続きを読む】目を覚まし家族の元へと戻った親友。店を失った"承認欲求男"の末路

【全話読む】
恋した既婚友人を止めたい

あとがき:親友への「愛のムチ」

親友にここまできびしいことを言うのは、並大抵のエネルギーではありません。きらわれることをおそれず、奈々のプライドをあえて傷つけてでも、目を覚まさせようとする静香の言葉は、まさに「愛のムチ」。

マサに愛されていたのではなく、単に彼の「欲求承認を満たす道具」にされていたという事実…。その残酷な真実を突きつけられ、声を上げて泣いた瞬間、彼女の中にあった「恋」という名の「依存」がようやく解けたのだと感じ、安堵する一幕です。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】恋した既婚友人を止めたい

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