🔴【第1話から読む】親友の夫がマチアプに!真実を話すつもりが、最悪のタイミングで発覚した"事実"
博嗣は、別のアプリからも紀子に接触してくる。つわりにくるしむ優菜を尻目に、裏切りをつづける博嗣。先輩の佐代子に背中を押された紀子は、優菜に代わって彼を裁くため、接触を決意する。
他のアプリからも「いいね」が…
優菜の妊娠報告から数週間…。
なんと、別のマッチングアプリでも博嗣さんから、「いいね」がきたのだ。
婚活中の私は、2〜3個のアプリに登録していたが、博嗣さんも複数のアプリに登録しているらしかった。
(既婚者のくせに…)
本当に本人なのか…試しに、ひとつのアプリで「いいね」を返すと、「休みの日、なにしてるの?」「カフェめぐりとか好き?」などのメッセージがとどくようになった。
私は返信しなかったが、ふと、彼が「他の女性とも接触しているのではないか」…という不安が頭をよぎった。
つわりでつらそうな友人を見て…
ある夜、私は優菜の家に遊びに行った。
彼女はつわりがひどくなっているようで、ソファーに横たわっていた。
「紀子、ごめん……。せっかく来てくれたのに、うごけなくて」
「気にしないで。博嗣さんは?」
「今日は、仕事がおそくなるって。最近、接待とか飲み会が多くて…大変みたい。でも、帰ってくると私の背中をさすってくれるの。博嗣さんも仕事でつかれてるのに…やさしいよね」
優菜が切なそうにわらうのを見て、胸がしめ付けられた。
(仕事? 飲み会? アプリにログインしている時間を見たら、あやしさしかないけど…)
私はキッチンで飲み物を用意するふりをして、そっとスマホを取り出した。
アプリを確認すると、博嗣さんのステータスは「オンライン」。
優菜がこんなにくるしんでいるこの瞬間も…彼はスマホの向こうでだれかを口説こうとしている。
「……ゆるせない」
知り合いに相談をすることに
私は、優菜と共通の知り合いで、学生時代の先輩にあたる「佐代子さん」に相談することにした。
佐代子さんは私より少し年上で、冷静な判断ができる人だ。
「優菜には言えないけど…このままだまっているのも裏切りな気がして」
「紀子ちゃん、気持ちはわかるわ。でも、証拠を突きつける相手は優菜ちゃんじゃない。その男本人よ」
佐代子さんの言葉に、ハッとした。
「優菜を守る」ということは、真実をかくしとおすことではなく、博嗣さんのおろかな行動を「確実に」止めさせること。
「博嗣さんは今、浮ついているだけかもしれない。でも、それがエスカレートして、取り返しのつかないことになる前に、私たちがクギを刺すのよ」
私は決心した。
(博嗣さんと接触する。優菜には内緒で)
マッチングアプリのメッセージ機能を使って、私は初めて彼に返信をおくった。
「はじめまして。メッセージありがとうございます!一度、お会いしませんか?」
すぐに既読がついた。
「ぜひ! 週末、駅前のカフェでどうですか? たのしみにしています」
メッセージの末尾についているハートマークが気持ちわるかった。 親友を傷つけることになる前に…私は戦場へと向かう覚悟を決めた。
🔴【続きを読む】"不貞の証拠"を突きつけ凍りつく親友の夫。一生監視し続ける「呪い」をかけた結果…
あとがき:親友を守りたい
身重の妻が家でくるしんでいる時に、外の女性を誘う…。そんな博嗣の行動に、「ゆるせない!」と拳を握った方も多いのではないでしょうか。
紀子が感じた「だまっているのは裏切り」というまよいは、親友を大切に思えばこその苦悩。しかし、妊娠中の彼女に、残酷な真実をつきつけることはできません。紀子が選んだのは、未然に博嗣の愚行を防ぐことで、親友を守るという決意でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










