🔴【第1話から読む】"叱らない育児"?生後2か月の赤ちゃんのそばで暴れる甥と、放置する義姉
兄と対峙した初乃は、これまでの迷惑行為をリスト化して突きつける。そこで、兄が涙ながらに告白したのは、啓子によるすさまじい"家庭内モラハラ"の実態だった。外ではおっとりしたママを演じる彼女の、冷酷なウラの顔が判明する。
兄に本音をぶつけることに
兄からの「今週末も行くよ」という能天気なメッセージをムシしつづけ、私は夫の啓二に相談した。
「兄ちゃんと、一度差し向かいで話をしようと思う。啓二も、一緒についてきてくれるかな?」
「もちろん。俺も兄さんには一度、言いたいことがあったから」
週末、子どもたちを私の実家にあずけ、私たちは兄を喫茶店に呼び出した。
やってきた英次兄ちゃんは、どこかやつれた顔をしていたが、イスに座るなり、
「なあ初乃、そんなにおこるなよ。啓子も反省…はしてないかもしれないけど、天然なだけなんだって」
と、ちゃかすように笑った。
「兄ちゃん、わらいごとじゃないの」
私はしずかに、これまでのできごとを紙に書き出したリストを突きつけた。
サトルくんの危険な行動。夢への不適切な対応。撮影会での迷惑行為。そして、それらを一切止めようとしない兄と啓子さんの態度。
「これを見て…充は、一歩まちがえば大けがをしていたかもしれない。夢は、サトルくんに会うのをこわがるようになった。兄ちゃんが"自分の息抜き"のために私たちを利用するのは、もうゆるせない」
知らなかった兄夫婦の真実
啓二も身をのり出して言った。
「義兄さん…失礼ですが、今のあなたの家庭は異常です。啓子さんの顔色をうかがって、実の妹に負担を強いるのは、兄として、父親として無責任すぎませんか?」
その言葉に、兄は突然、顔をおおって俯いた。 肩が小刻みにふるえている。
「…わかってる。わかってるんだよ。でも、言えないんだ。啓子には、何も……」
しぼり出すような声で、兄が話し始めた内容は、私たちの想像を超えるものだった。
「啓子は家では別人のようなんだ。俺が何か意見を言えば"だれのおかげでこの家が回ってると思ってるの?"とどなられ、何時間も正座させられる。サトルの育児に口を出せば、"あなたは仕事だけしてればいい。口を出すなら離婚して、全財産置いていって"って……」
兄は義姉からモラハラを受けていた
兄の告白によれば、啓子さんは外では「おっとりした、叱らないママ」を演じているが、家庭内では兄に対してすさまじいモラハラをくり返していた。
兄が私に会いたがったのは、単なる「息抜き」ではない。啓子さんの支配から、物理的に距離をおける唯一の時間だった。
「サトルがワガママなのも、啓子があまやかしているからじゃない。サトルも啓子のきげんを損ねないように、外で発散してるんだ。俺がスマホをいじってるのも、啓子から”余計なことをするな”と命じられてるからで……」
兄の目から涙があふれた。
「初乃…すまなかった。おまえたちを巻き込んで…でも、俺、もう限界なんだよ。どうすればいいか、わからないんだよ」
目の前にいるのは、かつてのたのもしかった兄のカゲもない、ボロボロに疲弊した一人の男だった。
🔴【続きを読む】「産後ヒマでしょ?」"厚かましい要求"を続けるモラハラ義姉に爆弾投下!
あとがき:仮面の下に隠された、支配の構図
実は、兄は家で正座をさせられるほどの「モラハラ被害者だった」。あまりに衝撃的な展開ですが、外で「いいママ」を演じている人ほど、家庭内でストレスを爆発させているケースはすくなくありません。
サトルくんの行動も、実はこのゆがんだ親子関係からくる「SOS」だったのだと気づかされます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










