リンパ節炎の治療については、まずは原因となった病気の治療が大切です。細菌の感染には抗生剤を投与する可能性があります。また、痛みが強い場合は消炎鎮痛剤で痛みを抑える対症療法がおこなわれます。
痛みが強く、膿んでいるような場合には切開して膿を出す治療を行う可能性もあります。治療法については医師としっかり相談しましょう。
- 日本耳鼻咽喉科学会「頸部の腫れ・腫瘍」(http://www.jibika.or.jp/citizens/daihyouteki2/keibu_disease.html,2017年10月17日最終閲覧)
- 大阪小児科医会「首のぐりぐり」(http://www.osk-pa.or.jp/child-care/cc8/cranial/20060901501.html,2017年10月17日最終閲覧)
- まつした耳鼻咽喉科「こんなのどの症状はご相談ください」(http://matsujibi.jp/throat.html,2017年10月17日最終閲覧)
- はしもと小児科「リンパ節腫脹」(http://zousantsushin.jp/illness/その他の病気/リンパ節腫脹.html,2017年10月17日最終閲覧)
- 大前利道「症状からすぐにひける家庭の医学事典: 実用版」447(西東社,2010)
リンパ節炎による登園への影響
リンパ節炎自体は登園不可の病気には入っていませんが、登園できない病気が原因でリンパ節が腫れている場合、その原因となる病気が治るまでは登園できません。
たとえば、おたふくかぜや風疹ではリンパ節や顎下腺の腫れが症状として挙げられるため、こうした病気の診断が出ている場合には、リンパ節の腫れだけではなく全身の症状を医師に確認してもらい、登園の許可を得るまでは幼稚園、保育園への登園は控えましょう。
- 鳩の森保育園「「登園許可証明書」が必要な感染症一覧」(http://hatonomori.tokyo/dl/kansenlist_hatonomori.pdf,2017年10月17日最終閲覧)
- ささやのぞみ保育園「感染症の登園基準」(https://sasayanozomi.jp/faq/kansensyou,2017年10月17日最終閲覧)
リンパ節炎は早めに病院へ
リンパ節炎は腫れが特徴としてあるため、比較的気づきやすい病気です。ママも子供も、リンパ節の腫れがある場合には早めに病院へ行きましょう。
症状が強くなる前に原因となる病気をつきとめて治療を行えば、原因の治癒にともなってリンパの腫れもおさまります。風邪や虫歯の際にはリンパ節にも異常がないか、確認してみると良いですね。







