赤ちゃんのパスポート写真の撮り方や撮影場所は?
パスポート申請に欠かせないのが証明写真です。パスポートの証明写真は、写真サイズや顔のサイズなど細かい規定があります。以下は、外務省のホームページに掲載されているパスポート申請用写真の規格です。
- 申請者本人のみを撮影したもの
- 6ヶ月以内に撮影したもの
- 正面、無帽、無背景
- 縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
- カラーでも白黒でも可
- 鮮明であること(焦点が合っていること)
- 明るさやコントラストが適切であること
- 影のないもの
- 顔の縦の長さは、写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること
- 背景と人物の境目がはっきりしていること
- 眼鏡のレンズに光が反射していないこと
- 平常の顔貌と著しく異ならないもの(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)
- 前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
- ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
- 変色していないもの、傷や汚れのないもの
- デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
- デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること
パスポート用の写真は、スピード写真で撮影したものやデジタルカメラで撮影した写真などでも上記の規格を満たしていれば申請できます。ただし、規格に合っていない写真は申請を受け付けてもらえないこともあります。赤ちゃんのパスポート用写真は、どのように撮影したらよいのでしょうか。
パスポート写真は、写真店でも自宅でも撮影可能
赤ちゃんのパスポート用写真をプロに任せたい人は、写真店を利用するとよいでしょう。利用したい写真店が赤ちゃんのパスポート用写真撮影に対応しているかどうか、事前に問い合わせてくださいね。
赤ちゃんを連れて写真店に出かけるのは大変、という人は、自宅でデジタルカメラなどで撮影した写真でも申請可能です。自宅であれば、赤ちゃんの機嫌がよいときを見計らって撮影することができます。
赤ちゃんのパスポート写真の撮り方
首が据わっていない赤ちゃんの場合、赤ちゃんを白い布や布団の上に寝かせて上から撮影する、大人が抱っこして撮影する、といった方法があります。赤ちゃんが正面を向いていなかったり、抱っこしている人の服や体の一部が一緒に写り込んだりしていると申請を受け付けてもらえないことがあるため、撮影するときに抱っこする人が白い布をかぶるなど工夫しましょう。
なお、パスポート用証明写真の規格では「顔の縦の長さが32mm」とされていますが、赤ちゃんは丸顔であるため、規格通りにすると写真の横幅内に顔全体が収まらない場合があります。そのようなときは、顔の縦の長さが32mmに満たなくても、耳を含めた顔全体が写真に収まるようにすればよいとされています。
赤ちゃんのパスポート写真撮影の際の注意点
赤ちゃんのパスポート写真を撮影する場合、赤ちゃんが目をつぶっていたり、動いてぶれたりした写真はパスポートの申請に使うことができません。自宅で撮影する場合は、何度か撮り直しをしてパスポート用の規格に合った証明写真を撮りましょう。
- 東京都生活文化局「パスポート よくある質問(Q&A)」(http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/others/0000000486.html,2019年7月26日最終閲覧)
- 外務省「パスポート申請用写真の規格」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/ic_photo.html,2019年7月26日最終閲覧)
- 外務省「旅行用提出写真についてのお知らせ」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000149961.pdf,2019年7月31日最終閲覧)
- スタジオ728「証明写真プラン パスポート・ビザ証明」(https://studio728.jp/menu/passport/,2019年7月31日最終閲覧)
- STUDIO UP(スタジオアップ)「赤ちゃん×子供パスポート」(http://www.studioup.jp/baby/,2019年7月31日最終閲覧)
パスポートの受け取りは、必ず赤ちゃんと一緒に
パスポートは、申請したときに渡されるパスポート受領証(旅券引換書・受理票)に記載された交付予定日から受け取ることができます。パスポートの受け取りができるのは、年齢に関係なくパスポートの名義人本人のみです。必ず赤ちゃんを一緒に連れていきましょう。
パスポートは発行日から6ヶ月過ぎると失効してしまうため、必ず6か月以内に受け取ってください。赤ちゃんと一緒に以下のものを持参し、パスポート交付(申請)で受け取ります。
<パスポートの受け取りに必要なもの>
- 申請の時に渡されたパスポート受領証(旅券引換書・受理票)
- 手数料:都道府県収入証紙2,000円(※)と収入印紙4,000円 ※都道府県によって現金払い










