1. トップ
  2. 妊活
  3. 家族計画
  4. 避妊・緊急避妊
  5. 【医療監修】アフターピル(緊急避妊薬)とは?仕組みや効果、副作用

監修:清水なほみ

【医療監修】アフターピル(緊急避妊薬)とは?仕組みや効果、副作用

アフターピル(緊急避妊薬)とは、望まない妊娠を避けるための最終手段として使用される薬で、避妊に失敗したり事件に巻き込まれたりした際に服用します。しかし、アフターピルを服用しても100%避妊ができるわけではありません。この記事では、アフターピルを服用するとどうして避妊できるのか、どれくらいの効果があるのか、副作用や費用についてご紹介します。

PIXTA

アフターピル(緊急避妊薬)とは?

アフターピルは、緊急避妊薬やモーニングアフターピルなどと呼ばれており、下記のような場合に使用されます。

  • 性交渉の時にコンドームを使用しなかった
  • 性交渉の時にコンドームが破れたor途中で外れた
  • 性交渉の時にコンドームを着けずに膣外射精をした

このような状況が思いあたり、さらに妊娠を望まない場合には緊急避妊薬の服用が必要になってきます。またレイプなど性交渉を強要され避妊ができなかったというケースにも、この緊急避妊薬が用いられます。

緊急避妊薬の避妊率は約80%で、大部分の望まない妊娠を防ぐことができますが、効果は100%ではありません。また、服用方法が間違っていたりきちんとした用量が服用できなかったりすると、避妊効果が得られない可能性があります。

出典元:

アフターピルの効果と服用するタイミング

服用 PIXTA

性交渉後72時間以内に緊急避妊薬を服用することで、緊急避妊薬に含まれる女性ホルモンが排卵を遅らせ、子宮内膜への着床を阻害することで避妊効果が期待できます。緊急避妊薬の服用による避妊率は約80%と言われています。

緊急避妊薬は定期的に飲む事で徐々に排卵を抑制する低用量ピルとは違います。ホルモンバランスを急激に変化させることで効果を発揮する薬のため、あくまで緊急用の薬ということを覚えておきましょう。

また、緊急避妊薬は中絶薬ではないため、受精卵が着床してから服用しても効果はありません。

出典元:

アフターピルの副作用は?

頭痛 PIXTA

緊急避妊薬を服用した場合は下記のような副作用の症状が出る可能性がありますが、現在使用されている緊急避妊薬はほとんど副作用がありません。

  • 吐き気・おう吐
  • 頭痛
  • めまい・眠気
  • 不正出血

服用後、2時間以内におう吐してしまった場合、再度薬の服用が必要になる場合があります。服用後のおう吐に関する詳細は、処方してもらう医師に十分に確認しましょう。

もし症状が治まらずに体調が悪化する場合は、医師の診断を受けるようにしましょう。

出典元:

国内で処方されているアフターピル

種類 PIXTA

国内で処方されている緊急避妊薬は「ノルレボ錠」です。吐き気などの副作用が少なく、服用の回数が少なくて済むのが特徴です。

ノルレボ錠が使用されるようになる前は、「プラノバール」という中容量ピルを使用する方法が用いられていましたが、現在ではほとんど行われていません。

出典元:

アフターピル服用後の生理について

モーニングアフターピル(緊急避妊薬)服用後の生理 PIXTA

アフターピル服用後は、1~3週間後に生理のような出血が起こるため、本来の生理予定日からずれる可能性があります。早まる場合も遅れる場合も両方起こりうるため、服用後にすぐ生理が来なくても心配はいりません。

もしも、服用から3週間たっても生理がこない場合は妊娠している可能性があるため、検査薬の使用や病院の受診が必要です。

出典元:

アフターピルの入手方法と平均価格

モーニングアフターピル PIXTA

避妊に失敗してしまった場合、緊急避妊薬の入手先は婦人科やレディースクリニック等の病院で入手が可能です。まずは、緊急避妊薬の取り扱いがあるかどうか確認しましょう。

緊急避妊薬の処方に年齢制限はなく、生殖可能な年代であれば処方してくれる病院がほとんどです。未成年の場合も通常は本人の受診だけで処方してもらえます。

薬の平均価格は各病院によって異なりますが、ノルレボ錠の場合約10,000円~15,000円のところが多いようです。

アフターピルの値段は?緊急避妊の方法による費用の違いや特徴

関連記事:

アフターピルの値段は?緊急避妊の方法による費用の違いや特徴

アフターピルとは、性交時に避妊できなかった場合や妊娠の心配があるときに…

出典元:

アフターピルに対する正しい知識を身につけよう

勉強 女性 PIXTA

緊急避妊薬は、望まない妊娠を避けるための最終手段ですが、実際にはこの避妊方法が失敗する可能性もあります。緊急避妊薬を服用することがないように、日頃からピルや子宮内避妊具による確実な避妊方法を選択するようにしましょう。

避妊に対する正しい知識を身につけ、自分の身は自分で守ることが大切です。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

おすすめ記事

「アフターピル」 についてもっと詳しく知る

話題の記事

出典元一覧

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧