1. トップ
  2. 妊娠
  3. 妊娠中期(5〜7ヵ月)
  4. 妊娠6ヶ月
  5. 【医療監修】妊娠6ヶ月の妊婦と胎児の様子。おっぱいマッサージや妊娠線のケアを
  6. 2ページ目

監修:宗田聡

【医療監修】妊娠6ヶ月の妊婦と胎児の様子。おっぱいマッサージや妊娠線のケアを

編集部にて作成

  • FL:太ももの骨の長さ
  • BPD:頭の横幅
  • AC:おなかの周りの長さ

胎児の体重(EFW値)は、4週間で倍近く増えます。身長が測れない胎児の大きさを表す、各数値も順調に増えていきます。また、この時期(妊娠6ヶ月)から、胎児の全身は胎脂で覆われるようになります。

大きな音に反応して動いているのが胎動から伝わってくることがあるでしょう。この頃から胎児名をつけて話しかけたり、胎教などを始めたりするのがおすすめです。

胎動はいつから感じる?先輩ママにきいた体験談も紹介

関連記事:

胎動はいつから感じる?先輩ママにきいた体験談も紹介

妊娠してお腹が大きくなってくると楽しみなことの一つが胎動です。ママだけ…

初めての胎動はいつからどのように感じる?先輩ママの体験談と時期別の変化

関連記事:

初めての胎動はいつからどのように感じる?先輩ママの体験談と時期別の変化

妊娠するとだんだんとおなかが大きくなったり、つわりで体調が悪くなったり…

妊娠6ヶ月にやっておきたいこと

妊婦 家族 PIXTA

外界の音に反応するようになったおなかの赤ちゃんに向けて、胎教を始めるのに適した時期です。胎教というと何をしたらよいか迷う方がいるかもしれませんが、そういった方におすすめなのが赤ちゃんへの呼びかけ。

パートナーと相談しておなかの赤ちゃんの呼び名を決め、毎日話しかけてあげるのもよいですね。

なんて呼んでいますか? 先輩ママたちが付けていた「胎児ネーム」、紹介します

関連記事:

なんて呼んでいますか? 先輩ママたちが付けていた「胎児ネーム」、紹介します

とてもいとおしいおなかの赤ちゃん。皆さんはそんなおなかの赤ちゃんに「胎…

おっぱいマッサージ

産後に、母乳が出やすく赤ちゃんが飲みやすい乳首になるように、妊娠中からおっぱいマッサージをするという考え方があります。

始めるタイミングとしては、妊娠20週、つまり妊娠6ヶ月に入ったらという説がありますが、おっぱいをマッサージすると、子宮収縮を促すことがあるため、切迫流産(22週未満)・切迫早産(22週以降)などの場合は、控える方が無難。

母体の状態を医師、助産師に確認してから始めるようにしましょう。妊娠中期である6~7ヶ月の間は、乳首の手入れを行い、妊娠後期(妊娠8ヶ月~)から授乳期には、おっぱいのマッサージも行うというのが一般的です。

間違ったやり方、自分の乳首にあっていない方法でマッサージすると乳首を傷めることもあるので、正しい方法を教わってからはじめましょう。

妊娠線のケア

保湿 PIXTA

妊娠線は、急激に大きくなったおなかやおっぱいの成長に皮ふの伸びが追いつかず、肉割れを起こすことでできます。皮ふが柔軟でしっかり潤っているとできにくいとされています。

保湿力の高いクリームやローションを使って、おなかのケアをしておきましょう。案外できやすいのが、おっぱいや脇、太ももなど。なんとなく肌にかゆみがある、ピリピリするというときには、念入りに保湿ケアを行いましょう。

里帰り出産の準備

祖父母 PIXTA

里帰り出産を考えている人は、妊娠6ヶ月頃までには産院の予約をしておく必要があります。予約する場合、その産院によっても異なりますが、予約時に1度健診を受けることになります。予約時に必要なものをあらかじめ産院に確認しておくとスムーズです。

妊娠30週から遅くとも妊娠34週までには健診を里帰り先の産院に移すことが一般的です。そのタイミングで里帰りができるよう、準備をしましょう。また、里帰り先が遠方で、飛行機などを使う場合、ギリギリの移動は心配です。少し余裕を持って、体調が安定しているうちに里帰りできるよう予定を組みましょう。

記事の監修

広尾レディース 院長

宗田聡

医学博士、日本産科婦人科学会認定医・指導医。
筑波大学卒業。筑波大学大学院(産婦人科学・遺伝医学)修了、米国タフツ大学(遺伝医学)留学。筑波大学産婦人科講師を経て、茨城周産期センター長など歴任。2012年より広尾レディース院長。『31歳からの子宮の教科書』『EPDS活用ガイド』『ニューイングランド周産期マニュアル第二版』ほか著書多数。東京慈恵会医科大学講師(非常勤)。

おすすめ記事

「妊娠6ヶ月」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧