離乳食にカレーはいつから食べられる?
スーパーなどで売られている子ども用カレーを見ると、ほとんどが「1歳から食べられるカレー」という表記のある商品が多く並んでいます。
そのため、一般的には離乳食の完了期頃を目安に食べられると言われています。ただしメーカーによっては「18ヶ月~」と1歳半を対象年齢にしているところもあるので、箱の表示をよく見てから購入してください。
子どもの離乳食として使う場合には、大人が食べる香辛料たっぷりのカレーではなく市販の子ども用のカレー粉を風味付け程度に使うのが良いでしょう。
カレーを食べさせるメリットはある?
カレーは子どもから大人まで幅広く人気のメニューですが、子どもにカレーを食べさせることにはたくさんのメリットがあるんです。
味のバリエーションが増える
離乳食ではほとんど味付けをせず薄味のものを与えますが、少しずつ味のバリエーションを増やしてあげたいですね。カレーは辛さが特徴的ですが、甘さや塩味などもあり、新たな風味として気に入ってくれるでしょう。
野菜をたくさん入れられる
カレーに入れる定番の野菜と言えば、じゃがいもや玉ねぎ、にんじんなどですが、さつまいもやれんこん、ズッキーニ、なす、かぼちゃ、オクラなどさまざまな野菜と相性がよいので、子どもにもたくさんお野菜を食べさせることができます。
- ハウス食品株式会社「野菜たっぷりカレー」(https://housefoods.jp/recipe/rcp_00022349.html,2023年1月18日最終閲覧)
親子で同じメニューを食べることができる
カレーは大人にも人気のメニューで、子ども用とは具の大きさや香辛料などで辛さを調整する必要がありますが、親子で同じメニューにすることで、料理の手間が省けて同じ料理を食卓で囲む楽しさも味わえます。
食べさせるときには子ども用のカレー(カレー粉)を
離乳食としてカレーを与える場合には、大人の甘口を選ぶのではなく、子ども用に作られたカレールーを選びましょう。大人用のカレールーは、香辛料だけでなく、脂質や塩分も多く含まれているため子ども用としては向いていません。
また、大人用もですがカレーには香辛料が使われているので、おなかの具合や体調が悪いときは与えないようにしましょう。
- 永谷園「アンパンマン カレールゥ」永谷園(http://www.nagatanien.co.jp/product/detail/124/,2020年9月3日最終閲覧)
- S&B「カレーの王子さま」エスビー(https://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/products.php?CGLCODE=00300&CGMCODE=00100&CGSCODE=00600,2020年9月3日最終閲覧)
離乳食におすすめのカレーとは?
初めてカレーに挑戦するのなら、ぜひ市販の子ども用カレーをおすすめします!最近では無添加のカレールーをはじめ、アレルギーがある子も食べられるカレーやお野菜たっぷりのカレーまで幅広く売られています。
ここでは、1歳から食べられるおすすめカレーをご紹介します。
①顆粒が使いやすい!S&B「カレーの王子さま」
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1歳から食べられるカレーとして、昔から愛されるカレールーです。6種類の緑黄色野菜に加えて、5種の果実をベースにしたマイルドな味わい!
7大アレルゲン不使用ですので、アレルギーが心配な方でも安心して使えます。王子さまシリーズはハヤシライスやシチューなどもあって種類が豊富なので、他のものも挑戦してみてはいかがでしょうか。
②シール付きなのがうれしい!永谷園「アンパンマンカレー」
子供に大人気のアンパンマンがパッケージになった子供用カレーです。パッケージを見ただけで嬉しくなってしまうお子さんもいるかもしれませんね。
「卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆」のアレルゲンをはじめ、化学調味料や香料・着色料なども使っていないため、安心して使うことができます。
温めなくても食べられる手軽さから人気を誇っています。粉タイプのものも売っているので、家庭で好きな野菜やお肉で作りたい方はそちらもおすすめですよ。
③「こどものためのカレールウ。」
子どもだけでなく、年配の方でも安心して食べられる化学調味料を一切使っていない無添加のカレールウです。野菜や果物の自然の甘味を使っているので、小さなお子さんにとても優しい味わいです。
④和光堂「BIGサイズのグーグーキッチン 具だくさんカレー」
辛味成分無しで仕上げた幼児向けのカレー。1歳4か月頃から食べられる、小さなお子さん向けのカレーです。
七大アレルゲン不使用で、具材がほどよくゴロゴロとした大きさのため食べやすいのに食べごたえバッチリ。
離乳食としてカレーライスを与えた先輩ママの体験談
カレーを作る際、大人のカレーと一緒に作っていいのか?とりわける方法はあるのか?はじめから子ども用は別なのかなど…いろいろな疑問が浮かびますよね。実際に離乳食としてカレーライスを与えたことのある先輩ママの体験談をご紹介します。
大人用のルーを入れる前にとりわけて作るのがポイント
おかげでじゃがいもなどちいさーく切るので、ガス代が多少安くなります(笑)私はごろっとしたじゃがいもがすきなんですけどねー。
取り分けできると離乳食つくるのも楽に少しなりますよね☺
はじめから大人用と子ども用を分けるのではなく、具を煮るところまでは一緒に調理してからとりわける方法をしている方がいました。こちらの方は大人用も野菜を細かくしたようですが、大きく切った野菜を子ども用だけ小さくするなどもできそうです。
具を一緒に煮込んで最後に仕上げだけを別にするのなら、そこまで手間はかからないかもしれませんね。
少しカレー粉を入れて風味づけする程度に
子ども用のカレールーや、レトルトの離乳食も販売されていますが、野菜にちょっとカレー粉で風味づけする程度にしていたという方もいます。たしかにカレーは少量でもスパイシーなので、はじめは少しずつあげていくのもよさそうですね。
子ども用と大人用、工夫して食べています!
月齢上がるにつれて水や牛乳の量を減らしていき、2歳頃から同じ甘口カレーたべてます☺︎
子ども用のカレーでも独特の味が苦手な子もいます。そういったときには、牛乳を少量混ぜるとマイルドで優しい味になるようです。ただし、大人用のルーは子ども用のルーよりもスパイスが利いているため、薄めるなどの工夫をした方がよいかもしれません。
市販のカレールーをうまく利用してみて!
大人も子どもも大好きなカレー!ぜひ離乳食としても出してあげたいですよね。カレーの中に野菜を入れることができるので、カレーライス1品でもたっぷりの野菜を取ることができますね。
カレーは、嫌いな野菜を見えないように混ぜてしまったり、他の具材やひき肉も混ぜてキーマカレー風にしたり、ご飯ではなくうどんにかけてカレーうどんにしてあげたり…アレンジもしやすいですよね。
子ども用の市販のカレールーをうまく利用して、いろいろなアレンジレシピを作ってみてください。