「食」が大切な1歳児は、おやつも重要テーマ
離乳食完了期を迎えるなど、食事の中身がいろいろと変化する1歳児をもつママにとって、「食」は大切なテーマ。当然、3度の食事だけでなく、おやつに何をあげるのかについても頭を悩ませている人は多そうです。
出産、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」にも、子どものおやつにまつわる投稿がたくさん見られます。
砂糖が入ったおやつは、あげ過ぎない方がいいですが、自然の甘みであれば食べさせても大丈夫です。
フォローアップミルクの準備は楽チンですけどね。私は、パンケーキやふかし芋を沢山作って、冷凍し10日かけてあげてます。いちごやバナナなら洗って、切るだけですしね。
1歳児のおやつにお菓子をあげるときの注意点は?
1歳くらいの子どもは、まだ一度にたくさん食べることができないため、1日3回の食事ではすべての栄養をとることができません。そこで間食として、おやつが必要になります。必要な栄養を補完するという役割の他にも、手づかみで食べる練習や食べること自体の楽しさを学習するなどの役割もあり、おやつは子どもにとって重要です。
そんなおやつにお菓子をあげることに抵抗があるママも少なくないかもしれません。今回は、そんなママたちが安心して1歳の子にあげることができるお菓子選びの注意点や、おすすめの市販のお菓子について紹介します。
素材や量を気にかけよう
一言に「お菓子」といっても、1歳児のためのお菓子は、大人が楽しむお菓子とは異なります。大人用のお菓子は、子どもにとっては味が濃すぎたり、糖分や塩分が高すぎたりするものも少なくありません。まずは、子どもの年齢や月齢に合わせて作られているお菓子を選ぶことが大切です。
子どもにふさわしい薄味で、1歳の子どもでも食べやすい固さなど、安心して食べられるものを選ぶようにしましょう。不足している栄養素がある場合は、それを補える量が含まれているかのチェックも忘れずに。
また、おやつ(お菓子)はあくまで「補食」という意識を持つことも重要です。お菓子の食べ過ぎで食事の量が減ってしまっては、元も子もありません。3度の食事に影響しないよう、適量には十分気をつけるようにしましょう。
アレルギー物質はしっかりチェック
アレルギーを持っている子どもの場合は、原材料に含まれるアレルギー物質のチェックは忘れずに。現状でアレルギーが確認されていない子でも、まだまだ1歳児であることを考えれば、初めて食べるものがないか確認しましょう。
最近では、アレルゲンフリーのお菓子も多数発売されているので、アレルギーがなくても、まずはできる限りアレルゲンフリーのものを選ぶようにするのも一つの手です。
喉詰まりなどのリスクを避ける
まだまだ食べることが苦手な1歳児なので、喉詰まりなどのリスクには十分注意してあげる必要があります。特に、大きく硬いお菓子は危険です。たとえ小さくても、自分の口の中で溶かすことが難しいお菓子を与えるときは、水分をこまめに与えたり、やわらかくしてから食べさせたり、事故のリスクを先回りして想像するように心がけてください。
ただし、赤ちゃん用のお菓子は、赤ちゃん自身が少しずつ溶かして食べるように作られているものがあります。和光堂のHPには下記のような記載がありますので、与えるお菓子の注意書きはよく確認しましょう。
ベビー用のおやつは、赤ちゃんが自分でなめてとかして
食べるように設計してあります。
割ると、吸い込んでのど詰まりを起こしたりしますので、
割らずにあげてください。上手になめとかせない赤ちゃんには、
白湯や麦茶にひたしてあげることをおすすめします。 ※1
また、食事の際だけでなく、お菓子をあげるときも目を離さずに、きちんと飲み込めているかを確認しながらあげるようにするとよいでしょう。
砂糖が多いおやつとの付き合い方を考える
砂糖が多く使われている甘いお菓子。1歳の子どもも大好きなおやつですが、好きな味だからこそ与え過ぎは厳禁です。
砂糖はエネルギー源として効率的なので、よく動く子どもにとって必要な栄養素です。しかし強い甘みは人の脳内からβエンドルフィンという神経伝達物質を放出させます。
βエンドルフィンについて厚生労働省は以下のように解説しています。
脳内で働く神経伝達物質の一種。鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれる。 ※2
甘いお菓子を与えすぎると、くせになってやめにくくなる可能性が指摘されています。
おやつでお腹がいっぱいになって食事を食べられなくなってしまうこともあるので、1日に与える量を決めながらあげるようにしてくださいね。
- 大和薬品株式会社「糖質と甘味は中毒になる」(https://www.daiwa-pharm.com/info/fukuda/7388/,2022年11月8日最終閲覧)
- 農畜産業振興機構「お砂糖豆知識」(https://sugar.alic.go.jp/tisiki/tisiki/tisiki0908a.htm,2022年11月8日最終閲覧)
1歳でも安心!おすすめの市販のお菓子12選
おやつに市販のお菓子を活用する場合は、不足栄養素の補助となるようなものをうまく選んでいくことが大切。迷ってしまいがちな1歳児のお菓子選びですが、野菜素材のものやカルシウム・鉄分などの栄養素が含まれるものを選ぶようにしましょう。
1才からのかっぱえびせん
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言わずと知れた、あの「かっぱえびせん」の子ども向けバージョンは、その名も「1才からのかっぱえびせん」。
大人向けの通常のかっぱえびせんに比べ、塩分を大幅にカットしており、油も一切使用していないなど、子どもの体にやさしく作られているのが特長です。個別包装になっているので食べ過ぎることがないのもうれしいポイント。
ミニボーロ
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ママ世代にも懐かしいミニボーロは、北海道産ばれいしょでん粉を使用したお菓子です。口溶けが良いので、喉詰まりのリスクが低く、安心して食べられるのがポイント。1袋には38mgのカルシウムが含まれているので、カルシウム補給にも最適です。
江崎グリコ ビスコ ミニパック クリームサンド 1セット
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こちらも有名ロングセラー商品であるグリコの「ビスコ」は、おなかにやさしい乳酸菌が一億個も入っているお菓子(ビスコ5枚あたり)。栄養補助に役立ってくれそうです。
ハイハイン
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国産米100%使用したお米せんべい「ハイハイン」は、亀田製菓が発売している子ども用お菓子の大定番。口の中ですっと溶けて食べやすいことから、歯がまだ生えていない赤ちゃんでも食べることができます。
また、アレルゲンフリーなので、子どものお菓子デビューにもおすすめ。カルシウムを配合したプレーンタイプと鉄分を配合した野菜タイプの二種類があります。
1才ごろからのクッピーラムネ
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昔ながらの定番ラムネ菓子「クッピーラムネ」の小さい子ども向け商品「1才ごろからのクッピーラムネ」。
オレンジとイチゴの果汁を使用した無着色、無香料のラムネで、個包装になっているので食べ過ぎることもなく、手軽なおやつとして重宝します。
ギンビス たべっ子 BABY
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おなじみ「たべっ子どうぶつ」の赤ちゃん向けバージョン「たべっこBaby」。「たべっ子どうぶつ」同様、18種類のかわいい動物形ビスケットになっているので、親子で動物当てクイズをしながら楽しむことができそうです。
国産小麦を100%使用し、卵・牛乳・大豆・合成着色料・化学調味料・香料不使用で、アレルギー体質の子どもにもやさしいビスケット。カルシウムやオリゴ糖、DHAが配合されています。
フルーツでおいしいやさいジュレ
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8種類の野菜と果物を使用した野菜汁と果汁100%のゼリー飲料で、着色料、香料、保存料、砂糖は使用しておらず、素材をいかした自然な味が特長的です。
自分で食べたい気持ちが高まる1歳児にはぴったりの、手に持って食べやすいストロー付パウチ容器入り。誤飲防止に配慮した、大きなキャップの安心設計です。
レンジで蒸しパン りんご&さつまいも
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その名の通り、レンジを使って簡単に蒸しパンが作れる商品です。着色料・保存料無添加で、野菜や果物などの素材を使った甘さ控えめの味。
でき合いのスナック菓子に罪悪感がある人は、手作り感覚のひと手間でおいしい蒸しパンができるこんな商品を試してみては?
かぼちゃクッキー
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ベビーフードやベビー用おやつメーカーとして有名な和光堂から発売されているクッキーです。かぼちゃが練りこまれ、控えめな優しい甘さと口溶けのしやすさが特長。
普通のクッキーとは異なる細長い形状なので、子どもが手で持ちやすいのもうれしいポイントです。
ミニアスパラガス ベイビー
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1歳からの子ども用に開発され、卵・牛乳・大豆を使用していないので、アレルギー体質の子どもにもやさしいビスケット「ミニアスパラガスベイビー 乳酸菌プラス」。DHAやオリゴ糖も入っており、栄養補助にも役立ちます。
1歳からのMYジュレドリンク
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自宅でも外出先でも手軽に飲めるのがうれしい1歳児向けのおやつ。離乳食を販売している会社が製造しており、1歳の子どもでも安心して飲めますよ。りんごヨーグルト味やりんご、ぶどう、野菜&くだものなど、食材を活かした味付けです。
1歳からのおやつ+DHAシリーズ ウエハース
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優しい甘さのウエハースに、脳や目の機能に重要な役割を果たすと考えられているDHAを配合した1歳から食べられるおやつです。幼児期は特にDHAを多く摂取したほうが良いと言われているので、補食として是非活用してくださいね。
- 厚生労働省「オメガ3脂肪酸について知っておくべき7つのこと」(https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/05.html,2022年11月7日最終閲覧)
- 公立学校共済組合関東中央病院「赤ちゃんの脳に鉄分を」(https://www.kanto-ctr-hsp.com/ill_story/201110_byouki.html,2022年11月8日最終閲覧)
おやつのあげ方の組み合わせ例
量や素材に配慮しながら1歳の子どもにおやつをあげるなら、次のような組み合わせはいかがでしょうか?
- バナナ1本+チーズ3個+お茶
- どうぶつビスケット1袋+プレーンヨーグルト小さめ1パック
- ロールパン+りんご1/4個+お茶
1歳の子どもにあげるおやつの量の目安は、合計で100kcal前後になる程度。ただし次の食事の量が減らないように、子どもの食欲にあわせて量を調整してください。果物やヨーグルト、パン、おにぎりなどがおすすめです。
成長に必要な栄養補助役としてお菓子を役立てよう
1歳の子どもへのおやつのあげ方や、おすすめできる市販のお菓子などを紹介しましたが、市販でも1歳の子どもが安心して食べられるおやつはたくさんありましたね。
1歳のころのおやつは強い甘さを控えること、次の食事に響かないようにすること、アレルギー物質に気をつけることなど、素材や量に配慮することが注意点です。
まだ食事量が少ない場合もあり、食事だけでは必要な栄養素を摂りにくい1歳の子ども。市販のお菓子も上手に活用しながら、おやつで1歳児にとって必要な栄養素を多く与えてあげるようにしましょう。
- 株式会社明治「1歳からの間食(おやつ)について」(https://www.meiji.co.jp/support/baby_clinic/2020/06/,2020年11月25日最終閲覧)
- アサヒグループ食品株式会社「赤ちゃんにおやつって、いつ、 どれくらいの量をあげたらいいの?」(https://community.wakodo.co.jp/community/oyatu/itu.psp.html,2020年11月25日最終閲覧)
- 京丹後市「おやつも1回の食事です」(https://www.city.kyotango.lg.jp/top/kosodate_kyoiku/shokuiku/yojikishokuji/4224.html,2020年11月25日最終閲覧)