毎日の離乳食のヒントに!かなたのごはんさんのインスタグラム
かなたのごはんさんは、2016年8月4日に男の子を出産された1児のママ。お仕事をされているので、週末にお子さんの離乳食をまとめて1週間分作りストックしています。そのストック食材を活用して作ったお子さんの離乳食の投稿が話題に。離乳食に悩むママたちからも多くの支持を集めていて、2018年4月時点でフォロワー数3000人超えと、たくさんの方々から注目されています。
右も左も分からず始めた離乳食作りも、後期~完了期に入って毎日の生活の一部に。しかし、それと同時に新しい悩みが出てくる時期でもあるのではないでしょうか。
離乳食に悩むママが参考にできるようなヒントが、かなたのごはんさんのインスタグラムから見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。
離乳食後期~完了期!1週間分のストック食材を使って日々の離乳食を
離乳食をまとめて作り冷凍ストックをしているママも多いかもしれません。
しかし、後期・完了期になって何をどのくらい作ればよいか、どんな形状にしたらよいか、1週間で使い切れるのか…など分からないこともたくさんありますよね。
そんなときは、かなたのごはんさんのインスタグラムをチェック。ぜひ参考にしてみてください。
子供によって食べられる量や食べられる形状など個人差があるので、ママが適量かどうか見てあげてくださいね。
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離乳食後期①炭水化物とだしのストックレシピ
この日のストックは、離乳食後期の1週間分の炭水化物とだしです。内容は、軟飯、パンがゆ、スパゲティ、うどん、和風だし、野菜だし、トマトソース。
軟飯は炊いたご飯300gと水375ccを鍋に入れて軟飯を作り、40g×12個と10g×8個、保存容器に入れて冷凍庫へ。パンがゆは食パン6枚切を2枚半使って耳もすこし混ぜ、水180ccを沸騰させてパンを加えパンがゆを作り、10gずつに分けて保存。
スパゲティとうどんは、乾麺40g(うどんは赤ちゃん用のもの)を長めにゆでてカットし、60gずつに分けて保存されています。
和風だし・野菜だし・トマトソースは10gずつに分けて保存されています。和風だしは昆布とかつお節からとったもの。野菜だしは、ニンジン・タマネギ・ダイコン・アスパラのゆで汁で、お茶のパックに野菜を入れ煮出すことで裏漉しの必要も無く簡単とのこと。勉強になりますね。トマトソースは湯剥きしたトマト2つ分とみじん切りしたタマネギ、野菜だしを使って作られています。
小分けして保存することで、使い勝手も良くさまざまなメニューに使えます。
離乳食後期②タンパク質と野菜のストックレシピ
この日のストックは、1週間分のタンパク質と野菜です。
内容としては、ニンジン、シイタケ、納豆、ホウレンソウ、アスパラガス、ジャガイモ、ダイコン、ツナ、鶏団子。バリエーションが豊富で素晴らしいですよね。
それぞれの材料を柔らかくゆでてから、素材に合った切り方で下準備をします。ニンジンは角切り、シイタケは薄切りにして刻んでいます。納豆は食べやすいサイズにカットし、ホウレンソウは3束分の葉の部分を使って、細かく切っています。
アスパラガスは4本分の柔らかいところを使用し刻み、ジャガイモはゆでたあとに潰します。タマネギは約1個分を細かく刻み、ダイコンは角切りに。
野菜類は全て5gずつにずつに小分けされています。
ツナは、水煮缶の食塩不使用のものを使い、2缶分をゆでてお湯を切り、5gずつに小分け。鶏団子は、鶏胸肉のひき肉60gとみじん切りしたタマネギ12g、片栗粉少量を混ぜ、12等分してゆでています。
すべて同じ量で分けて保存することで、どのくらい食べたか目安にもなり分かりやすいですね。
離乳食後期・1週間分のストックで作る1日分の献立とレシピ
このストック食材を使って、どのようなメニューを作っているのか1日の献立を見てみましょう。
朝食は、パンがゆ50g、ツナ10g、コーン20gを使ってツナコーンのパンがゆ、ダイコン10g、ニンジン10g、豆腐20g、和風だし20gで野菜と豆腐のだし煮、バナナ。
昼食はミネストローネリゾット、カボチャ20g、牛乳15gを使ったポタージュ。
夕食は、軟飯90g、納豆10g、しょうゆで納豆ごはん、大根10g、ホウレンソウ5g・タマネギ10g、野菜だし40g、おみそ汁のもと・とろみのもとを使ったおみそ汁とバナナ。
一見時間のかかりそうなメニューですが、ストックしておいた食材を組み合わせるだけでかなりの時短ができて、バランスが取れたメニューになっています。
離乳食完了期①野菜のストックレシピ
この日のストックは、1週間分の野菜です。
和食に使う野菜と洋食に使う野菜を分け、さまざまな野菜をミックスし保存しています。数種類の野菜がまとめてパッと使えるので、かなり便利ですよね。
和食用のミックス野菜は、ダイコン、タマネギ、ナス、ホウレンソウを使用。洋食用の野菜ミックスは、ニンジン、ブロッコリー、タマネギ、キャベツを使用。どちらも1つ20gずつ分けて保存されています。
さらに、ジャガイモ100g、鮭70g、ニンジン10g、片栗粉小さじ2で作った鮭ポテトおやきを食べやすい大きさに分けて保存。残ったジャガイモも小分けして保存してあります。
そして、小麦粉大さじ2、卵1個、キャベツ、豚ひき肉、青のりを混ぜて蒸し焼きにしたお好み焼きも作成。
バナナや赤ちゃん用のものを使って作ったホットケーキもありますね。朝ごはんにおやつに、大活躍な予感です!
離乳食完了期②1週間分の野菜とタンパク質のストックレシピ
この日のストックは、1週間分の野菜とタンパク質。
野菜はこの日も和食用と洋食用の二つに分けて保存されています。和食用のミックス野菜は、ダイコン、ナス、ホウレンソウを使用。洋食用のミックス野菜は、ニンジン、タマネギ、キャベツ、アスパラを使用し、それぞれ一つ25gずつ分けてあります。そして、モロヘイヤを柔らかくゆでて細かく刻んだもの、乾燥ワカメを戻してからゆでて細かく刻んだものをそれぞれ5gずつに分けて保存。
豆腐ハンバーグは、絹ごし豆腐150gと鶏ひき肉100gを混ぜ、ゆでて刻んだ乾燥ひじき5g、パン粉30g、かつお節5g、片栗粉大さじ1を加えてよく混ぜて生地を作り、成形して蒸し焼き。フライパンにアルミホイルを敷くことで油を使わずに済むほか、片面が焼けてから水を加えて蒸し焼きすることでふんわりとした仕上がりに。
つみれはアジのお刺身をきざみ、絹ごし豆腐や片栗粉を入れて混ぜ、ゆでて完成。パサつきやすく飲み込みにくいお魚も工夫次第で食べやすくなります。おやきはオートミール大さじ6、牛乳大さじ3、つぶしたバナナ1本分を入れて混ぜ、ホイルを敷いたフライパンにスプーンで丸く広げ両面焼きに。
シチューは鍋にバター10gを熱し、ミックス野菜で余った野菜(トータル120g程)を軽く炒め、火を止めて小麦粉大さじ2.5を入れて混ぜます。弱火にして牛乳300ccを少しずつ加えながら混ぜ続け、最後にコンソメを少量加えて調整すればOK。
離乳食完了期・ストック食材で作られた献立とレシピ
こちらのストック食材でどのようなメニューを作られているのか見てみましょう。
朝食は、ホットケーキ、オートミールのバナナおやき、温野菜、カボチャ30gと牛乳25ccで作ったポタージュに飲み物を合わせたもの。
夕食は、軟飯100gと鮭フレークを混ぜ込んだ鮭ごはんおにぎり、シチュー、巨峰(30g)と飲み物です。
実際には、ストックしておいた食材をそのまま加熱して使用したお手軽メニューなのですが、手の込んだメニューに感じますね。
愛情たっぷりの離乳食のポイントは1週間分の食材のストック!
かなたのごはんさんは看護師歴10年のワーキングママ。看護師という人の命に向き合う大変なお仕事をされながら、これだけバランスを考えた手の込んだ離乳食を作られているなんて、尊敬の意から言葉が見つかりません。
多忙な毎日でも、しっかり手作りの離乳食が用意できているのは、週末にまとめてつくるストックに秘密があります。野菜を刻んだり、煮込んだり、おやきなどを作ったり、一気に作るのは大変かもしれません。しかし、その日1日で一気に用意しておくことにより時短につながります。
毎日子育てに向き合うママも、ご飯の時間がうまくいかずつらい思いをしている方も、パパがお休みの週末などに1週間分まとめて作り置きしてみましょう。毎日の離乳食タイムがとてもスムーズになるかもしれません。
筆者自身2人の息子がいるのですが、離乳食には苦労した思い出があります。しかし誰に何を聞けばよいのか分からず、これだけしっかりと離乳食を作れていたかどうか自信がありません。
ときにはベビーフードに頼ってもOK。それでも、できる限りママの手作りご飯を食べさせたいですよね。筆者のように離乳食に悩むママにとってはとても参考になるものばかり。ぜひ、これからの離乳食作りの参考にしてみてください。
生後9~11か月ごろの育児についてもっと知りたい方は以下からごらんになれます。