私立と公立って何がちがうの!?
保育園には私立の保育園と公立の保育園があります。例えば、私立の方がお金が高いのではと思いがちですが、公立も私立も基本的な利用料は変わりません。
知っているようで知らない私立と公立の保育園の違い。それぞれメリットやデメリットをしっかりと把握して、子どもと親、どちらも笑顔で通園できる保育園はどちらか、よくイメージして願書を出しましょう!
その前に認可、認可外って何??
私立と公立でも保育園には違いがありまあすが、それよりも費用に大きな違いがあるのが、認可保育園と認可外保育園の違い。また認可外保育園のことを私立保育園と勘違いしている人も多いようです。それぞれ何が違うのでしょうか?
認可保育園って??
国の基準を満たしている国から認可されて保育施設のことです。公的な補助があるので比較的保育料が安く設定されています。
認可外保育園って??
国からの認可を認可を受けていない保育施設のことです。国への届け出が必要なので勝手に運営はできないが、保育料が高額になりがちです。
実は私立と公立の保育料は同じ
実は、基本的に私立と公立の保育料は同じです。保育料は、国の設ける所得の基準によって変わってきます。また、年齢や預ける時間、何人預けるかによっても変わります。
国の基準保育料ってそれぞれどんな基準?
私立と公立とで保育料が同じなのは、国の基準が保険料が定まっているからです。ここで現在定められている保険料の取り扱い基準を見てみましょう。
- 基本的には所得に応じて変わってきます。
- 自治体によって変動します。
保育料は上記の2つの基準によって変動します。国の定めている具体的な金額は、約0~80.0000円で8階層にも分けられており、幅広く格差があるのがわかります。
一番の違いは運営団体
私立保育園と公立保育園の一番の違いは、なんといってもその運営団体です。公立がその自治体なのに対して、私立では様々な運営団体があり、私立保育園と一つにいってもそれぞれ違うので、入園前にはしっかりと見学しましょう。
私立保育園の特徴
ここでは、私立保育園がどういう特徴なのかもっと具体的に紹介していきたいと思います。学費が高いイメージばかりがありますがはたしてどうなのでしょうか?
独特の教育がある
私立保育園は、社会福祉法人・NPO法人・学校法人・企業など、様々な団体が運営しています。そのため、運営母体によってかなり特徴が変わり、また独自の教育を行っているところもあります。例えば、運営母体がカトリック(キリスト)教だと、礼拝やキリスト教の演劇をするなど、キリスト教の教えを行っています。また、お寺が運営母体だと、座禅をするとこともあるそうです。
特色のある充実の教育サービス
私立保育園は通う保育園によって、通園バス、英会話・絵画・音楽・スイミングクラス、夜間保育、給食が豪華など特色のある教育を行っているところが多いようです。ただ、その分公立と違って+α追加で諸々の費用がかかってしまうところが多いようですね。
公立保育園の特徴
それでは次に公立はどのような特徴なのか見てみましょう。公立は費用もかからなく自治体が運営している安心感がありますが、その他はどうなのでしょう?
安心の教育内容
やはり一番はここではないでしょうか。ここずっと保育士の採用が少なかったため、公務員としての専門職の研修を積んだ、若い先生は優秀で熱意のある人が多いです。また、私立に比べて勤務年数が長い人が多いので教育における安心感が非常にあります。
先生の異動がある
私立と異なり公立には、数年で先生の異動があります。そのため、特定の園長先生や先生に惹かれて入園しても入園した時にはいないという可能性もります。また、長い間同じ先生にみてもらえません。
公立と私立の施設数と園児数の比較
それぞれの特徴がわかったところで、それではの施設の数や園児の数はどうなってるのか見てみましょう。公立と私立、どちらが多いのでしょうか?
施設の数と比率
公立保育園は民営化が進んでいるため年々減少傾向にあり、私立保育園は増加傾向にあるようです。年代ごとに比較をしてみましょう。
【H18年】 【H22年】
公立 11,848ヵ所 10,766ヵ所
私立 10,851ヵ所 12,302ヵ所
比率は公立が48%、私立が52%(平成24年調べ)と、なっています。
園児数の比較
施設の数と比例して園児の数も私立保育園が公立保育園を上回っているようです。
【H18年】 【H22年】
公立 967,451人 890,484人
私立 1,036,159人 1,189,630人
後悔しない保育園選びをするために
私立保育園と公立保育園の特徴はわかりましたでしょうか?それぞれメリットデメリットがあります。また、費用はその家庭の所得や自治体によって、大きく変動してきます。選ぶポイントとして、自分たちのニーズ(家から近い、学費が安い、保育時間が適しているなど)にあっていることを保育園の体験入園や見学を通して確認して最終的に決めていきましょう。