保育料の他にかかる費用について
保育園の1ヶ月あたりの平均保育料は、1世帯あたり25,147円と言われています。しかし、それにプラスして、保育料以外の料金がかかることを知っていますか?
制服・制帽代や、行事の写真代など、保育園によって多種多様です。その内、保育料以外の料金として代表的なものは、下記の7つの項目です。保育料以外の料金は、住んでいる地域、認可保育園、認可外保育園によって、料金に差があるんです!!
- 入園料
- 延長保育料
- 冷暖房費
- 給食費
- 教材費
- プール費
- PTA会費
具体的にどう違うのでしょうか?これら7つの項目について、それぞれ詳しく見ていきます。
認可外保育園では入園料がかかる?
ほとんどの認可外保育園において、「入園料」が必要になります。待機児童が多い地域では、入園希望の意味で、事前に「入園予約金」や「入園登録料」といったお金を払う場合もあります。料金は1万円~5万円かかります。
例として、受験の滑り止めに認可外保育園を選んで入園費を払った場合、結局は入園しなかったとしても、入園費は返還されないことがあります。
逆に、認可保育園では、入園料はかかりません。
延長保育料とは?
保育園の延長保育の最延長時間は、認可保育園では18時~19時まで、認可外保育園では19時~20時までとなっています。ただし、これはあくまでも目安であり、保育園によって異なり、時間帯にバラつきがあります。
保育園の保育時間は基本的に8時間なので、延長すると時間外となり、その際に発生する料金を延長保育料と言います。大体、1時間で1,000円~2,000円程度かかるようです。
冷暖房費は地域によって異なる?
冷暖房費、いわゆるエアコンなどの電気代と、灯油代などの光熱費は、夏よりも冬のほうが高いとされています。ここでは、1ヶ月にかかる光熱費について、地域別に比べてみましょう。
ある統計によると、冬の寒さが厳しい北海道・東北では、電気代が10,000円~20,000円程度かかり、灯油代などの光熱費が6,000円~9,000円程度かかります。しかし、雪の降らない沖縄では、電気代は10,000円程度かかり、その他の光熱費は700円程度かかります。
その差は、約5,000円~18,000円と大きく、地域によって保育園の冷暖房費が異なるのも頷けますね。
給食費の平均額は?
保育園での食事やおやつは、給食によって提供されています。給食費の平均額は、1日1人あたり321円なので、1ヶ月に6,000円~9,000円程度の料金がかかります。
教材費の平均額は?
クレヨンや粘土などの教材費は、1年で平均5,000円程度の料金がかかります。その他、保育園で読み聞かせる絵本を購入するお金もかかります。
プール費は水道代と同じ?
夏になると、保育園でもプール開きをしますね。プールは多量の水を使うので、水道代が大幅に増します。それを補うための料金がプール費です。
PTA会費はいくらかかる?
保育園のPTA会費(保護者会費)は、平均すると月々200円~500円程度かかります。
認可保育園は認可外保育園よりも安いけれど・・・
認可外保育園は、認可保育園よりも割高になりますが、延長保育の時間が長いなど柔軟性があります。一方、認可保育園は最低基準を満たしており、ベテランの保育士が揃っているので、安心感があります。
ワーキングマザーの強い味方になってくれる保育園。事前に、パパとママで下見をしておきましょう。その際、保育料以外にかかるお金について、直接聞いてみるのも良いですね。
子供を基準に考えるのはもちろんですが、保育園でかかる料金についてもよく調べておいて、家庭環境や経済状況に合わせた保育園選びをしましょうね。