夜になっていよいよそのときが!
1回目の注射を受ける前には胸から下が痛すぎて感覚がなくなってしまい、畳の上で横になり痛みに我慢できずにぎゃあぎゃあと大声を出してしまっていました。
助産師さんは、この日私以外のお産がなかったこともあって、代わる代わる背中や腰をさすってくれたり、声をかけてくれたり、水分補給をさせてくれたりしてくれました。
本陣痛が始まってから約9時間経った頃、もうすでに夜になっていましたが、やっと子宮口が全開になりました!自分では立ち上がれない痛みだったため、すぐに助産師さん2人がやってきて近くの分娩台に連れていってくれました。
分娩台に乗ってからはすぐにするっと出産!
分娩台に乗ったら、すでに子供の頭が出てきそうな感じになっていたので、すぐに助産師さんや主治医の先生が準備をしてくれました。それから、あっという間に出産!
分娩台に乗ってから、助産師さんが赤ちゃんを見せてくれるまでの時間は、30分もかかっていないと思います。
私はというと、分娩台に乗ってからは何かが下から出てきたという感覚だけしっかり残っていますが、不思議なことに痛みに関しては覚えていません。「ちょっと切りますよ!」という主治医の先生の声と、その後2回ぐらい「いきんでください!」と助産師さんに言われたのでその通りにしたぐらいで、何か不思議な感覚だったのを覚えています。
私が会陰の縫合を受けている間に助産師さんに綺麗にしてもらって、身体測定も終えて帰ってきた赤ちゃんは、肌がピンク色で顔も整っていて「昔からこうやって過ごしているよ」という雰囲気があって貫禄のある赤ちゃんでした。
シングルマザー、1人きりの出産だからこそ感じたもの
シングルマザーで一人で出産って大変そうと思われるかもしれませんが、陣痛から出産に至るまでは痛み以外のことを気にしている余裕は全然ありませんでした。
いろいろな事情で一人で出産に向き合わなければいけないママもたくさんいることでしょう。でも、一人きりの出産だからこそ赤ちゃんが生まれたときに感じることはたくさんあると思います。
出産は、赤ちゃんとママの一番最初の共同作業です。どうか不安な気持ちはどこかにしまって、希望を胸に挑んでみてくださいね。










