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「子育てに自信がない」。そんなママへ伝えたい、子供とママの生きる道

子育てをしていると、失敗や後悔をする事がたくさんありますよね。生まれたての赤ちゃんの頃、ハイハイをするようになる頃、一人で歩き始める頃、おしゃべりをするようになる頃。そして少し大きくなってからも、ママにはたくさんの悩みが生まれます。そんな悩める日々の中、ふとこんな事を思った事はないですか?「子育てに自信がない」。今回は、自分の子育てに自信がなくなった時に見て欲しい、子供とママの生きる道について記事にしたいと思います。

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子育てで悩むのは、赤ちゃん期だけではない

子育ては、失敗や後悔、喜びや幸せの繰り返しです。私自身、子供を出産する前は、子育てと言えば、0歳とか1歳とか、夜泣きや授乳などが忙しい赤ちゃん期の事ばかりを想像していました。ある程度大きくなると、意思疎通がとれ、子育ても楽になるんだろうな、と。

しかし、上の子がもうすぐ6歳になろうとしている今、それは間違いだったんだなと日々考えさせられています。確かに、オムツを替えたり、授乳やミルクを数時間置きにあげたり、夜泣きに付き合ったり…、そういう事は当然しなくなりました。お話も出来るようになり、自分の気持ちを伝えてくれたり、感情を分かりやすく表情に出したりするようにもなります。

そんな中、どんどん新たな子育ての悩みが出てくるんですよね。子供にも、自身の考えや想いが芽生える分、どう接するのが正解か、赤ちゃん期とは全く別物の壁にぶつかります。

「私の子育て、間違っているのかも」

子 後ろ姿 PIXTA

ママは子供の事が当然ながら大切で大好きです。そんな子供のためを思って、ママはこう言います。「気を付けて」、「○○しないで」、「○○しないようにして」、「そんな事していたら○○できないよ」。そんな時、お子さんはどんな表情をしていますか?

保育園や幼稚園にはたくさんのお友だちがいます。子供がお友だちとうまく関係を築ける様、ママはまたこう言います。「仲良くできた?」、「仲直りはしたの?」、「こうした方がいいよ」。そんな時、お子さんはどんな表情をしていますか?

もちろん、納得してくれてママにたくさんお話をしてくれる時もありますが、時々、ママの思いとは裏腹に、ちょっとだけ子供の表情が曇る事はありませんか。あれ?嫌なのかな、悲しいのかな、ママに言えない事で悩んでいるのかな…。子供の気持ちが分からなくなる瞬間を目の当たりにする度に、多くのママが感じるのではないでしょうか。

「私の子育て、間違っているのかも」。

子供とママの生きる道。子供とママが心から笑うために知って欲しい事

そんな顔しないで、泣かないで、何でも話して…。私の子育て、間違っているのかも。育児をする中で、ママがそういう思いに苛まれた時、あなたはいつもどうやって前に進んでいますか?これから紹介するアドバイスは、実際に私が迷った時に救われたものです。

赤ちゃん期を乗り越え、新たな子育ての悩みを持つママに、是非読んで欲しいと思います。子供とママが心から笑うために必要な事。一度立ち止まって、子供とママの生きる道について一緒に考えてみませんか。

子育ては、間違いと後悔の連続

ママ 上を向く amana images

まず、子育ては、間違いと後悔の連続です。ママはその失敗と後悔を経験しながら、どんどんママになっていきます。あなた自身が感じるその思いは、ちっともおかしいものではありません。そして、悩む瞬間は、より魅力的なママに変わるチャンスでもあります。

こうした方が良かったのかな、こうしたらどうだろう。溢れ出てくるたくさんの思いを、育児の中で是非試していって下さい。どの育児書や育児サイトにも、決して子育ての正解は書いてありません。書いてあるのは、子育ての答えではなくヒントです。あなたの子供を育てているのは、他の誰でもなくあなた自身です。どうか自信を持って後悔して下さい。

「相手はなかなか変わらない。すぐに変われるのは自分だけ」。そんな言葉を保育士さんに聞いた事があります。後悔する事が、未来を明るくするチャンスだとしたら、後悔しましょう。やってみましょう。自分を変えましょう。そして未来を明るくしましょう。

子供に何も起きないようにしたら、子供は何も出来なくなる

子供 冒険 PIXTA

ファインディング・ニモの映画に出てくるドリーのセリフです。私はこのセリフにハッとした瞬間を今でもはっきりと覚えています。映画の中で、自分の子供であるニモを心配するあまり、ニモが生まれてからずっと、「お前には何も起きないようにする」と言っていたマーリン。そんなマーリンに、ドリーが言った一言です。

子供は、ママの分身ではありません。先回りをして守りすぎてしまうと、子供は何も出来なくなってしまいます。可愛い子には旅をさせよとはよく言ったものです。子供自身が、この先ぶつかる数多くの壁を乗り越えるために、ママやパパは何が出来るでしょうか。

それは、その壁を抱っこして乗り越えさせてあげるのではなく、今使える道具や乗り換え方、気持ちの持ちようを教えてあげる事です。

子供が生きる道は、ママの生きる道とは違う

道 女の子 PIXTA

赤ちゃんの頃から子供が成長して巣立っていくまでの間、ママは子供の一番近くでその成長を見守ります。深い深い愛情をもって愛おしい子供のそばにいます。しかし、ずっとそばにいるからこそ、見えなくなる事があるんです。それは、「子供が生きる道は、ママの生きる道とは違う」という事。

子供は子供、ママはママ、それぞれの人生があって、それぞれの生き方があります。育児に迷った時、思い出してみて下さい。きっとあなたが子供にするアドバイスや声掛けも変わるはずです。私は、よく長女にこんな事を話します。

「今○○が歩いているのは、ママじゃなくて○○の人生だよ。だから自分がやりたい事、こうしたいと思う事を信じて、どうしたらいいかを○○自身が考えなさい。でも、何かあった時は、ママとパパは○○の事を必ず守るよ。」

長女本人も、私がこの事を意識するようになってから随分と頼もしくなりました。子育てに自信を持てなくなった時、今の自分は、本当に子供の歩んでいく道を考えているのか、子供に自分の人生を押し付けていないか、少しだけ考えてみて下さい。

子供の人生が、自分の人生とは別のところにあると気付いた時、きっとお子さんは今よりももっと活き活きとした背中を見せてくれると思いますよ。

子供の歩く道は、あなたが歩いてきた道

子供 見つめる ママ amana images

子育ては後悔しても良いんです。そして子供は、様々な事を自身で経験しながら成長します。そうやって成長し、子供自身で切り開いたその子だけの人生を歩んでいきます。

ママが子供に対して抱く後悔は、大きな愛情があってこそ生まれるものです。ママが子供に干渉してしまうのは、子供の歩む道にたくさんの壁がある事を、ママ自身の人生経験をもって知っているからです。これからあなたの子供が歩く道は、あなた自身が歩いてきた道です。しかしそれは、あなたのものとは別の色をしています。

「私の子育ては間違っているのかも」。そう思ったら、どうか思い出して下さい。あなた自身が追いかけたあの頃のママの背中。そして考えてみて下さい。これから先、あなたが子供に見せたいママとしての生き方を。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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