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どの病気で何日休むべき?出席停止になる主な病気と休む日数の目安一覧

保育園や幼稚園に通っている子どもが、何らかの感染症にかかることがあります。数ある感染症の中には、医師の許可があるまで登園してはいけない「出席停止」にあたる感染症も。「どの感染症が出席停止にあたるかわからない」という方のために、子どもがかかりやすい主な出席停止対象の感染症を一覧にしました。園生活の参考にしてくださいね。

PIXTA

園を休まなくてはいけない感染症は何?

園を休まなくてはいけない感染症は、学校保健安全法によって「学校感染症」に定められています。学校感染症は3種に分けられていて、区分は以下の通りです。

  • 第一種感染症:完全に治癒するまで欠席(エボラ出血熱、ポリオなど)
  • 第二種感染症:病気ごとに定めた状態になるまで(インフルエンザ、おたふくかぜなど)
  • 第三種感染症:病状により医師が個別に判断(流行性角結膜熱、細菌性赤痢など)

第三種感染症の中には、条件によって出席停止になりうる感染症(手足口病、りんご病、アタマジラミ、水いぼなど)が含まれます。

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出席停止となる主な感染症の種類と、期間の目安

ここからは、学校保健安全法で出席停止とされている中でも、幼稚園や保育園児によくみられる以下の第二種感染症について、主な症状と出席停止の期間(目安)をご紹介します。

  1. インフルエンザ
  2. 百日ぜき
  3. 麻しん
  4. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
  5. 風しん
  6. 水痘(水ぼうそう)
  7. 咽頭結膜熱(プール熱)

1. インフルエンザ

高熱 子ども PIXTA

インフルエンザは、主に冬に流行し、飛沫などから感染する病気です。

主な症状

  • 悪寒
  • 発熱
  • 頭痛
  • 関節痛・筋肉痛
  • 全身のだるさ
  • せき
  • 鼻水
  • のどの痛み

出席停止の期間

発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで

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2. 百日ぜき

マスク せき 子ども PIXTA

百日ぜきは春~夏に流行しやすく、飛沫などにより感染します。

主な症状

コンコンという短く激しいせきが連続して続き、せき込んだ後にヒューと笛を吹くような音を立てて吸うような特徴的なせき発作があります。

発熱することは少ないといわれています。

出席停止の期間

特有のせきが消失するまで、または適正な抗菌薬による治療が終了するまで

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3. 麻しん

子ども 目薬 PIXTA

麻しんは飛沫感染のほか、空気感染の可能性がある感染症です。

主な症状

  • 目の充血
  • 涙や目やにの増加
  • 頬の内側に白い斑点(コプリック斑)

発熱したあとにいったん解熱し、再び高熱が出てきたときに赤い発しんが出る特徴があります。

出席停止の期間

解熱した後3日を経過するまで

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4. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

おたふくかぜ PIXTA

流行性耳下腺炎は通称おたふくかぜと呼ばれ、冬から春にかけて流行し、飛沫などによって感染します。

主な症状

  • 片側、または両側のあごの後ろにある耳下腺や顎下腺の腫れ
  • 発熱
  • 食欲不振

出席停止の期間

耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫れが現れた後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで

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5. 風しん

幼児 顔 後ろ姿 PIXTA

風しんは、春~夏に流行し、飛沫などによって感染する病気です。

主な症状

  • 淡紅色の発しん
  • 発熱
  • 耳の後ろ・首・脇の下など頸部のリンパ節の腫れ
  • せき
  • 結膜の充血

乳幼児の場合は症状が軽く診断しにくいことがあります。

出席停止の期間

発しんが消失するまで

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6. 水痘(水ぼうそう)

子ども 皮膚 PIXTA

水痘(水ぼうそう)は冬~春に流行し、飛沫感染などのほか、空気感染の可能性がある感染症です。

主な症状

水疱のある発しんが体中に次々でき、紅斑・水疱・膿疱・かさぶたの順に変化します。体と首のあたりから顔に生じやすく、先に出たものから治っていきます。

出席停止の期間

すべての発しんがかさぶたになるまで

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7. 咽頭結膜熱(プール熱)

子ども 高熱 amana images

咽頭結膜熱は通称プール熱と呼ばれ、夏から秋にかけて飛沫などによって流行しやすい感染症です。

主な症状

  • 発熱
  • 咽頭痛
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 首のリンパ節の腫れ
  • 結膜充血
  • 目やに

出席停止の期間

主要症状が消退した後2日を経過するまで

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感染した場合は園や学校に報告を

感染 PIXTA

今回紹介した学校保健安全法が指定する感染症にかかった場合は、ほかの人に移す可能性があるため、まずは園に報告しましょう。自治体や園によって、出席停止の病気の内容や期間が異なる場合もあるため、確認して決められた出席停止の期間を守るようにしてください。

ほかの子どもから移ることも心配ですが、自分の子どもから人にも移さないことも大切。感染症の症状について知っておき、決まりを守って通園させましょう。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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