母の日とは?
母の日とは、現在「母親に感謝の気持ちをこめてカーネーションやプレゼントを手渡す日」として日本でも親しまれていますよね。しかし、そもそも母の日ができたきっかけは、アメリカに住む少女が亡くなってしまった母に追悼の意を込めて白いカーネーションを贈ったのが始まりとされています。
日本では明治時代に母の日ができ徐々に広がりましたが、はじめは当時の皇后さまのお誕生日であった3月6日を母の日としていました。現在のように5月に母の日が行われるようになったのは、1949年ごろと言われています。
子どもの頃に母親に感謝の気持ちを込めて折り紙のカーネーションやハンカチなどを贈ったパパママも多いんではないでしょうか。子どもができると「贈る側」から「贈られる側」になりますが、子どもが心をこめて贈ってくれるものは何でも嬉しいですよね。
- 日比谷花壇「母の日とは」(https://www.hibiyakadan.com/mother/column/about/,2021年3月12日最終閲覧)
母の日のプレゼントはハンドメイドにチャレンジ!簡単工作アイデア5選
ここからは子どもと一緒にできるの工作を数多く考案し発表しているデザインショップコドモ.アイさんに聞いた、母の日のプレゼントにできる工作アイデアを5つご紹介します。
子どもの成長度合いや好みに合わせて、素敵な工作にチャレンジしてみてくださいね。手作り工作なら、ママも喜ぶこと間違いなしです。普段は工作やハンドメイドをしないパパも、子どもたちと張り切って作ってみてください。
1.世界に1つだけのデザインになる、簡単!プラバンアクセサリー
©コドモ.アイ
材料
- プラバン
- 油性マジックまたはマニキュア
- はさみ
- アルミ
- トースター
- 穴あけパンチ
- アクセサリーパーツ
作り方
- プラ板に大きくお絵描きをして乾かします(大きく!焼くと1/4ほどに縮みます)
- ハサミでカットし、穴あけパンチで穴をあけます
- トースターで1分30秒ほど焼きます(時間は目安。縮まなくなれば焼き上がりです)
- アクセサリーパーツをつけて完成です
プラバンは100円ショップで購入できます。トースターで焼きながら、プラバンが縮んでいく様子を見るのも子どもにとっては新鮮ですよね。
たとえ上手な絵が描けなくても、ぐるぐると描いた絵だけでも、世界に1つだけのオリジナルデザインですから、もらったママは嬉しいですよね。
プラバンにはパパからのメッセージを込めても素敵ではないでしょうか。
ママへのプレゼントとおそろいの柄で子ども用にブローチなどを作っても家族で温かい気持ちになりますね。家族全員でおそろいのキーホルダーなどを作っても素敵です。
2.おしゃれなインテリアにもなる子どもの手形フレーム
©コドモ.アイ
材料
- お気に入りの包装紙
- フレーム
- 色紙(厚紙や折り紙などでもOK)
- のり
- はさみ
作り方
©コドモ.アイ
- 色紙の上にお子さんの手を乗せ、えんぴつなどでなぞって切り取ります
- 包装紙をフレームのサイズに切ります
- 包装紙に、のりやシール、ペンなどを使ってお好みで装飾して完成です
お気に入りの包装紙と手形を切りいた色紙を貼って、簡単に「お花の手形フレーム」を作れます。手の形を生かして色々とデザインするのも楽しそうですね。
日々頑張って育てた子どもの成長記録として、毎年のプレゼントに「手形フレーム」を添えても良さそう。手形は型抜きして切り取っても可愛いですし、まだ小さいこの場合は直接スタンプにしても良いかもしれません。
毎年の恒例プレゼントの1つにして、母の日に子どもの成長を家族で振り返るのも良い時間になりそうですね。
3.簡単!「毛糸クルクル」でできるオリジナルブローチ
©コドモ.アイ
材料
- トイレットペーパーの芯(ティッシュ箱や厚紙も可)
- お好みの糸
- お好みのビーズ
- 糸と同系色のフェルト
- ボンド
- ブローチのピン
- 両面テープ
- はさみ
- セロハンテープ
- 穴あきパンチ
作り方
©コドモ.アイ
- トイレットペーパーの芯をハサミで切り開き、お好みの大きさの丸を2つ切り取ります
- 穴あきパンチで真ん中に穴をあけます
- 同じ大きさにフェルトを2枚カットし、それぞれ真ん中に穴をあけます
- 紙の丸とフエルトの丸、合わせて4枚を(フェルトが外側にくるように)重ねて両面テープで貼り付けます
- 糸の先にセロハンテープを巻き、ぐるぐる巻いていき1周させます
- お好みのビーズを真ん中に巻いて、巻き始めの糸と結びつけます
- でき上がりの丸より一回り小さくフェルトを切りとります
- フェルトの真ん中あたりに切り込みを入れ、安全ピンを裏からつけます
- 安全ピンのついたフエルトを、ボンドでブローチ本体につければ完成です
このブローチは、ブローチ以外にもキーホルダーやヘアゴムの飾りにしても可愛いですね。ヘアゴムならママと子どもでおそろいのおしゃれが楽しめそう。
糸の種類や色を変えることで、大人っぽくなったりキュートになったり印象を変えられるので、ママのイメージにぴったりなプレゼントを作れそうです。
真ん中のビーズを誕生石の天然石などにするとスペシャル感が出ますね。パパがイメージするママと、子どもがイメージするママでそれぞれ作ってみても楽しそうです。
4.食卓を手作りのお花で華やかにできるペーパーフラワー
©コドモ.アイ
材料
- お好みのペーパーナプキン1枚
- カラーモール1本
- ビーズまたはボタン1個
- セロハンテープ
- はさみ
作り方
©コドモ.アイ
- ペーパーナプキンを開き、破けにくい方を四等分します。2枚重ねになっている下の白い1枚は省きます
- お子さんとビリビリ割いていきます
- モールの先にビーズ(またはボタン)を挿し、モールを返し折して固定します
- モールを持ち、びりびりしたナプキンの柄が花の中央を向くように束ねてまとめます
- 下部をセロハンテープで巻いて、ハサミではみ出た部分をカットします
- 花びらを整えて完成です
小さい子どもと一緒に工作をすると「それは触っちゃダメ」「それは破らないで」と注意をすることも多くなってしまいそう。一緒に作る大人がそんな気持ちをもたなくても楽しく工作できるのが、この「ペーパーフラワー」です。
子どもがビリビリにさいたペーパーナプキンをまとめて真ん中を止めれば完成。子どもも工作の時間を楽しめますし、パパも注意する時間がなくてストレスなくプレゼントを手作りすることができます。ペーパーナプキンは色々な種類があるので、プレゼントには華やかな色や柄を選ぶといいですね。
5.飾って可愛い!布キャンバスで手形&野菜スタンプアート
©コドモ.アイ
材料
- 絵の具
- 文字スタンプ
- 無地キャンバス
- 野菜の芯(オクラ・レンコン・小松菜・カブなどがおすすめ)
- 刺繍針
- 糸
- 細い筆
作り方
©コドモ.アイ
- オクラの芯に絵の具をつけ、下部に並べるように押します
- 文字スタンプで上部の中央あたりに好きな文字を押します
- 手形(花)を押します
- 細い筆などで花の茎を描き、レンコンで葉っぱを作ります
- 絵の具が乾いたら刺繍で柵を付け足して完成です
手形を使うということでは、手形フレームと似ていますが、こちらはキャンバスを使って作る「アート作品」。こちらも成長記録として毎年の恒例プレゼントにしても良いですね。
子どもが選んだ色で自由なお花を咲かせるもよし、カーネーションぽく赤やピンクで可愛くしても素敵。キャンバスは100円ショップでも購入できますし、限られた予算でおしゃれなプレゼントをしたい場合に良いですよ。
母の日の工作をきっかけにハンドメイド好きな子どもを育むグッズ5選
子どもと母の日のプレゼントをハンドメイドするなら、1回の工作で終わるのではなくて、子どもにはその後も手作りに興味をもってもらえると嬉しいですね。母の日の工作をきっかけに「子どもの工作への興味」を伸ばしたいなら、その後も使えるグッズやおもちゃをでハンドメイドしてもいいかも。子どもが楽しみながらハンドメイドできるグッズを5つご紹介します。
感謝の気持ちをハンコで伝える
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自分でオリジナルの消しゴムハンコを作れるセットです。日ごろの感謝の気持ちを掘るもよし、ママの似顔絵をハンコで作るもよし、自由にかわいいハンコが作れます。
保育園や幼稚園、小学校に通っている子どもがいるなら、作ったハンコを日常の確認ハンコにしても可愛いですよ。ハンコ作りをきっかけに版画などに興味が出ると楽しいですね。付属のカッターを使う必要があるため、小さい子どもとハンコを作る場合は、デザインを子どもに、作業はパパがすると共同作品ができます。
リリアンでママのマスコットキャラを作ってみる
昔懐かしいリリアンの手法で編み物ができるキットです。キットから編み物が伸びていくようすは男女問わず楽しめます。編んだものは編みぐるみにしたり、オリジナルのマスコットキャラを作れたりと、アイデアが広がります。
ママが好きな動物やキャラクターを作っても喜ばれますよね。リリアン編みは子どもでもすぐに覚えられるので、ハマると作品がどんどん作れますよ。
ママのお気に入りを缶バッジにしてプレゼント
飼っているペットの写真、オリジナルの絵、家族写真など、お気に入りを缶バッジにできるキット。色とりどりの缶バッジを作ってシンプルなバッグを飾ってプレゼントしても良いですね。
子ども自身の写真や大切な宝物の写真をバッジにして、お家の中の目にしやすい場所に飾るのも素敵。パパと子どものデザイン力を最大限に発揮して「これ売り物みたい」というレベルの缶バッジを作るのも楽しいですよ。
いつも持っていてほしい!小物入れをミシンで作る
子どもがなぜか作りたがってプレゼントしたがる手作り品の1つに「お守り」があります。私も子どもから何度となく手作りのお守りをもらった経験があります。そんな「いつも持っていてほしい物」を作るなら、本格的にミシンを使ってはいかがでしょうか。
ただこのミシンは本格的といいつつ、子どもなどミシン初心者でも使えるもの。お守りでなくても小物入れや巾着など普段使いできる物が作れるのでパパも使えると便利です。子どもがミシン縫いに上達すれば自分の持つ袋くらい自分で作れるようになるかも。
いつもありがとうの気持ちをバスボムに込めて
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実は手作りできる「バスボム」。これは子どもと一緒に楽しんでバスボム作りができるキットです。ママ好みの香りや色をあしらって、いつもありがとうの気持ちを伝えてみては?
母の日は手作りのバスボムでママにゆっくりバスタイムを楽しんでもらうのも素敵なプレゼントですよね。子どもと一緒に心を込めて作ったバスボムなら、ママも日ごろの疲れをいやせるのではないでしょうか。
心を込めて、ママに「ありがとう」を伝えよう
いかがでしたか?どのアイデアも子どもの興味を刺激し、親子で楽しみながら作れるものばかり。子どもが小さくても一緒に作れる母の日のプレゼント。きっと手作りのプレゼントをもらったママはすごく喜んでくれるはず。
ご紹介した5つの工作はいずれも身近な材料を使ってできるものなので、失敗しても何度もチャレンジできますね。また母の日から続けて工作を楽しめるグッズはその後の子どもの創作意欲を高めるのに役立ちそうですよね。
今年の母の日はぜひ手作りにチャレンジして、笑顔いっぱいの素敵な母の日にしてくださいね。
(今回の工作アイデアは子供の絵や工作をポスターなどのインテリア雑貨にリデザインする、ママによるデザインショップ「コドモ.アイ」さんよりご提供いただきました)