さまざまな素材があるねんど
ねんどは、昔から愛用されている遊び道具の一つです。頭の中で思い浮かべたものを、手の中で作り上げていくことができるねんど遊び。楽しく遊びながら、子供の脳を刺激し、創造力や想像力を育んでくれる理想的な遊びです。
知育玩具としても魅力的なねんどには、昔からの油ねんどや紙ねんどなどもありますが、子供が直接手で触ることを考えると、できるだけさまざまな選択肢から選びたいところですよね。
最近は食品由来の素材を使用したねんどが、いろいろと販売されています。小麦粉が材料の小麦ねんどは、値段も手頃で一般的。100円ショップなどでも販売されています。
小麦アレルギーが心配な場合には、寒天やお米、蜜ろうなどを素材にしたねんどもあります。それぞれの特徴を把握して、ねんど選びに活かしましょう。
食用素材のねんどが持つメリット
子供が使うものは、特徴を知って選びたいものです。
食用素材のねんどには、安全性に配慮されたものが多いほか、扱いやすさにもそれぞれの特徴があり、目的や好みで選び方も変わってきます。
食用素材のねんどを選ぶメリットを、3つご紹介します。
1.万が一口に入れても危険性が少ない
小さな子は、汚れた手を平気で口に入れたりします。化学製品のおもちゃなどが心配なのは、やはり口に入ってしまった時ですよね。
食品素材のねんどは、原料全てを食品由来のものにするなど、万が一子供が口に入れても危険性が低くなるよう配慮されたものが多くなっています。また、口に入れると苦みを感じて、飲み込むのを避けられるようなものもあります。
食品由来とはいえもちろん食べてはいけませんし、誤飲などの恐れがありますので、遊んでいるときにはそばで見守ってあげてくださいね。
2.素材による特徴の違いを楽しめる
食品素材のねんどには、その素材が持つ性質の違いから、それぞれに特徴があります。
柔らかく子供でも扱いやすいもの、発色の豊かなもの、保存が利き作品を作るのに適したものなど、子供の年齢や目的に合わせて違いを楽しむことができ、選択の幅も広がります。
直接手で触るねんどには、良い刺激がたくさんあります。子供が遊びやすいもの、楽しめる物を選んであげたいですね。
3.色遊びができる
昔と違って、最近のねんどにはカラフルなものが多いですが、食品素材のねんども同様に、あらかじめ彩色されたものが多くあります。何色かセットになっているものを用意しておけば、作った形を色々なものに見立てて遊ぶことができます。
また、複数のねんどを合わせて色を混ぜることもできるので、色の足し算もできます。「この色とこの色を合わせればこんな色になる」などと、遊びながら配色の基本に触れることもできますね。
初めてのねんど遊びにも!おすすめの食品素材ねんど5選
食品素材と一口に言っても、素材はさまざま。また、商品として販売されているねんどの種類もたくさんあるので、選ぶのに迷ってしまいます。
素材や扱いやすさなどの特徴を見ながら、子供が遊ぶのにおすすめのねんどをご紹介します。
1.まずは基本のセット「ギンポー こむぎんちょ 8色入り」
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ブランド:銀鳥産業詳細を見る
仕様:小麦ねんど
カラー:赤・桃・黄・緑・青・橙・茶・白
質量:35g×8
口コミ
8色入っていてこの安さに驚きました。子供が1時間以上遊んでました。
また購入します。 ※1
油粘土とは違い臭くないし、2歳のチビにはうってつけです。ただ割とすぐに硬くなるのと、滑らかさにかけるのが難点です。 ※2
初めてのねんど遊びにも安心の小麦ねんど。値段も手頃で、食品素材のねんどとして最も一般的です。
小麦ねんどは柔らかいので小さな子供でも扱いやすいのですが、乾燥しやすいのが注意点。固まってしまうと遊べなくなってしまうので、出しっぱなしは避けましょう。
こまめにケースのふたをしたり、密閉できる保存袋などに入れたりして、乾燥をしないようにしておくことが必要です。
2.色の種類が豊富「こねこねくらぶ ねんど20色セット」
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ブランド:カワダ詳細を見る
セット内容:こむぎねんど20色(各35g)、へら1本、プレイシート1枚
パッケージサイズ:約H265×W280×D45
対象年令:3歳から
口コミ
粘土大好きな2歳児のために購入しました。
安いので期待していなかったのですが、素晴らしい商品です。
この値段でこんなに沢山の色と量が入っているのはすごいです。
カラフルで使いやすい粘土に娘も大喜びで遊んでいます。
粘土は滑らかで扱い易く、2歳の娘も上手に扱えています。
色味が綺麗で他社の粘土に比べて、真っ赤、真っ青といった毒々しい色ではなく自然な感じの色合いです。 ※3
さすが20色もあると楽しみ方が増えます。
使用後もちゃんと蓋をしておけば再度使用できますしいいです。
子どもも親も想像力が膨らみます。 ※4
小麦ねんどは発色が豊かなものが多いですね。このセットには20色ものねんどが入っていて、作りがいがありそうです。
へらなども付いているので、形を工夫できるようになってきたお兄ちゃんお姉ちゃんが遊んでも楽しめます。ねんどの種類も多いので、兄弟や親子で、作品をたくさん作って楽しみましょう。
3.アレルギーが少なく安心「ギンポー お米のねんど 12色」
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ブランド:銀鳥産業詳細を見る
セット内容:12色 各30g入り ねんどヘラ・ねんどシート付き
対象年令:3才以上
口コミ
3歳になる甥っ子へのプレゼントに購入しました。安心のお米ねんどは親にも喜ばれ、他社製品のお米ねんどで書かれていた「柔らかすぎる」心配は一切なく、手が酷くベタつくこともありませんでした。固まるにもなかなかの日数が必要だったので、ケースに残ったねんども、子供の力では完全には閉められない蓋が万が一開いたママだったとしてもすぐに固まってしまうこともなく、その点も良かったと思いました。混ぜると色が変わる面も子供は喜んでいました。 ※5
同社のこむぎんちょも利用したことがありますが、米の方がツヤもあって、硬くなりにくいので気に入ってます。また、黒色やペールオレンジも入っていて作れるものの幅が広くて良いです。 ※6
キッズデザイン賞 「奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)」受賞の商品です。
米粉が主な材料となるため、小麦ねんどに比べてアレルギーの心配が少なく、安心して遊ぶことができます。(すべての子供にアレルギーが出ないというわけではありません)
柔らかく乾きにくいねんどで、時間をかけて遊ぶことができます。発色も良いので、カラフルな作品を作って楽しむことができますよ。また、乾燥させると固くなるので、紙ねんどのような作品作りにも向いているねんどです。
4.「ボーネルンド かんてんネンドStudio 」は触感が楽しい!
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ブランド:ボーネルンド詳細を見る
重さ:60g×4
素材:寒天、セルロース、にがり、無機塩、食品色素
セット内容:4色セット(白、赤、黄、青)
対象年齢:2歳頃~
口コミ
寒い時期に使用すると固まっておりますが、練っていくと体温でとても柔らかくなっていきます。
おもちに近い感触ですがベトベトやボロボロせず片づけも簡単です。 ※7
1歳児の息子用に購入しました。
かんてんという素材と、なめると苦みがあるので、口に入れるものではないと教えられる年度だと思いました。
ちなみに口に入れてもにがりの苦さなので、害があるわけではないようです。
購入してからずいぶん経ちましたが、今も楽しく遊んでいます。乾きにくくて、手でこねていると、初めのころのような柔らかさになるのがうれしいです。
綺麗な赤、青、黄色、白で、色の勉強にもなり、既に色が分かるようになりました。これも、色を教えるいいきっかけになるんだなぁと思いました。 ※8
寒天ねんどはアレルギー性が低く、子供が安心して使うことのできるねんどの一つです。(すべての子供にアレルギーが出ないというわけではありません)
柔らかくて伸びが良く、また手にくっつきにくいので、扱いやすいねんどです。プルプルとした触感が特徴的ですが、気温が低いと少し固くなるので、小さな子供がこねる際には、ママのお手伝いが必要になることも。
防腐剤、保存剤が一切含まれていないというのも安心です。防腐剤のかわりとして「にがり」を使用しており、小さい子供が誤って口に入れても、苦みで飲み込むのを避けられます。
小麦ねんどに比べると価格は高めですが、乾いても戻しやすいので、繰り返し楽しむことができます。
5.「シュトックマー 蜜ろう粘土 6色6枚セット」は独特の美しさ
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ブランド:シュトックマー詳細を見る
素材:蜜ろう、顔料、ワックス
セット内容:6色6枚セット 125g
サイズ: 9×10.8×2.3cm
口コミ
普通の粘土を想像していたので全然違います。
2歳の子には硬すぎる!
親が必死で柔らかくしています。
柔らかくなれば形が作りやすいので親も楽しんでいます。
臭いはなんか独特な臭いです。柔らかくなった粘土が床とかにくっつくので注意が必要です。
もう少し大きくなったら子どもだけで楽しめるかな。
柔らかくするまでの時間が待てない・・・。 ※9
娘が年中の時購入しましたが、まだ指が細く力が弱い娘には若干早かったようで、主に親が作って見せていました
小学生になった今、使わずしまっていた粘土を自ら取り出して、ものすごい勢いであれこれ作っており、
足りなくなったので、追加でまた12色を購入しました。
手がべたつかないこと、いい匂いがすること、乾いて次には使えないということがなく再度練り直せばまた使えること、
色を混ぜると新しい色が作れること、など、造詣が好きな子供にはたまらないようです。
濃い緑と薄い緑を巻き合わせてきゅうりの断面を作ってみたり、普通の粘土ではできないことを日々楽しんでやっています。
はさみで切ったり、カッターで切ったりして量を調節することができるのも、固い蜜蝋粘土ならではですね。
まだまだこの粘土は活躍しそうです。 ※10
ドイツ・シュトックマー社の、蜜ろうを原料としたねんどです。
蜜ろうとは、蜜蜂の巣を構成するろうのことです。ろうそくの原料にもなりますが、コムハニーや、フランス菓子カヌレなどに使用されており、食べることのできるろうです。
蜜ろうねんどは常温では固めですが、手のぬくもりで柔らかくなるという特徴があります。柔らかくする作業は小さな子供には難しいので、ママが手伝ってあげると良いですね。
色や光沢が美しく、反対側が透けて見えるくらい薄く伸ばすこともできるので、工作や手芸のように、飾っておきたい作品などを作る場合にも適したねんどです。
シュトックマー社では、ヨーロッパのおもちゃに対する基準よりもはるかに厳しい、食品用の許容基準を独自に定めています。
安心素材のねんどで親子遊びを楽しみましょう
それぞれに特徴の違う、食品素材のねんどをご紹介しました。
食品素材を使ったねんどなら、万が一口に入れてしまっても慌てずに対処してあげることができます。ただし、ねんどそのものが食べられるわけではありません。誤飲などの心配もありますので、子供が遊んでいるときには、必ずそばで見守ってあげるようにしましょう。
カラフルなねんどを使った遊びは、ママも一緒に楽しむことだってできますよ。親子で作った作品をお部屋に飾ってみるのも素敵ですね。安心素材のねんどで、親子時間を豊かなものにしてください。