生まれてくる子に命名書を贈ろう!
出産が間近になると、出産当日へはもちろん育児の不安も大きくなっていきますが、ダイレクトな胎動を感じ「もうすぐわが子に会える!」というわくわく感も湧きあがってくることかと思います。
産院でもらえる胎児の超音波画像や4D画像を見ると、名前に対するイメージが上がってきたりする方もいるかもしれませんね。ここで、わが子へのプレゼント・一生の宝物とするための「命名書」を作成してみませんか?
命名書は、誕生日・父母の名前・わが子の名前に命名者を記載したものです。産院などで略式の命名書を退院時に渡すこともありますね。
これさえ準備すれば万全!命名書作成に必要なもの
- 書道セット(墨汁・筆・小筆・墨汁入れ・下敷き) ※なければ筆ペンでもOK
- 奉書紙(ほうしょがみ)または半紙(習字用の用紙)
奉書紙は、文具店や紙店(主に冠婚葬祭用品を扱うお店)などで購入することができます。習字用の半紙でも代用できますが、紙質が薄いため墨汁をつけ過ぎると破れやすいのが難点です。長期保存をする際は、奉書紙をご準備くださいね。
半紙用の下敷きがない場合は、新聞紙を一旦丸めてしわをつくり、しっかり伸ばしたものを使うと代用可能です。
実際に命名書を作ってみましょう
上の画をタップすると動画を見ることができます。
動画では早くて分かり辛い方のために、下に写真つきで順を追って説明します。ここでは奉書紙を2枚使う方法を取り上げますが、半紙でも同様に作ることができます。
①奉書紙を横半分に折る
mamari
奉書紙の長い辺を手前側に置き、短い辺を半分に折ります。
②さらに縦に三つ折りを作り、6つのブロックを作ります
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さらに、長い辺を縦に三つ折りにします。これで、6等分の区切りがつきました。
③区切り線を目安に必要事項を記載します
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- 1に命名と書く
- ちょうど中央に「子供の名前」、右側には「父の名前と続柄」左側に「生まれた日」を書きます
- 3の部分には右から「命名した日付け」、「父と母の名前」を書きます
命名者がいる場合は、横に「命名者」「命名者の名前」も記入して下さい。
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このような仕上がりになります。文字のバランスなどを考えて記載するのがポイントです。でも、何度か練習すると上手にバランスがとれるようになります。
これで命名書自体はでき上がりです。
④保存するために包みましょう
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ここからは、もう一枚の奉書紙を利用して作成した命名書を包みます。
でき上がった命名書は記載面を表にし、先につけた折り目をもとに半分折り、更に三つ折りにします。
⑤命名書に合わせて奉書紙を三つ折りにします。
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中央に④で三つ折りにした奉書紙を置きます。それを目安に包み用の奉書紙を三つ折りにします。
⑥包み紙に「命名」と記載する
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⑤で折り目を付けた包み紙を一度開き、表に返して、中央(ちょうど命名書をのせていたところ)に「命名」と記載します。
文字が乾いたら、再度命名書を包み、上下を折り込んで完成です。折り方のイメージとして、のし袋をイメージすると良いでしょう。
筆書が難しければ、パソコンを活用しましょう
一生残る命名書だから毛筆で残しておきたい、と思ったママの中には、毛筆は難しい、文字にコンプレックスがある、といった悩みを持った方もいるかと思います。筆で書く事が慣れていない方にとっては、悩みどころですよね。
このご時世、お習字セットが一家に一セット必ずある、ということも無くなってきました。命名書は必ずしも手書きでなければいけない訳ではありませんし、毛筆にこだわる必要もないと思います。気負わず、チャレンジしてくださいね。
パソコンのワープロソフトを使って、命名書を作成する方法もあります。毛筆や草書体など、日本語を美しく見せるフォントがたくさんありますし、印刷用紙も和紙タイプを使用すれば、手書きに負けず劣らずの命名書をつくり上げることができます。
パソコンが得意な方はぜひチャレンジしてくださいね。