男性の育休について
内閣府は2020年までに、男性の育児休業取得率を13%まで引き上げることを目標としており、平成8年からの調査で年々上がってきてはいるものの、平成27年度時点で未だ2.65%と二桁にもおよびません。そんな中、ユーキャンがインターネットで2014年5月19日~25日の間に497名へ男性の育児休業取得に関する意識調査をしたところ、一度育休を取得したことのある男性の内、約83%の男性がもう一度取得したいと回答していることが分かっています。
取得者が回答したメリットとして「効率的な時間の使い方に対する意識」が多くありました。しかしながら、男性が育休を取得する期間は5日未満が約60%となっており、経済的な面や会社での地位などを考えての結果となっているのではないでしょうか。
- 厚生労働省「「平成27年度雇用均等基本調査」の結果概要」(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-27-07.pdf,2017年9月1日最終閲覧)
- 内閣府「新成長戦略」(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2017_t.pdf,2017年9月1日最終閲覧)
- ユーキャン「男性の育児休暇の取得に関する意識調査結果!」(http://www.u-can.co.jp/topics/research/2014-06/index.html?il=[nr]140610_ikumen,2017年9月1日最終閲覧)
男性は育休についてどう思っている?
まだまだ育休は、生む女性が取得するものと思われる傾向にあります。国は、男性の育休取得率を2020年までに13に%引き上げると掲げていますが、肝心の男性側は育休について「休暇」と思っている人が多い印象を受けます。
しかし、育休は正式には「育児休業」であり、「休暇」ではないのです。