「みんなには気づかれない共通性はある」、「実は共通性はない」などこれまで紹介したケースに当てはまらない名づけの声をご紹介いたします。
きょうだいの名前にたくされた両親の思いが垣間見えるかもしれません。
呼び間違えを防ぐため、敢えて関連性のない名づけです
というのも、親戚に男3兄弟のおじさんがいるのですが、長男と次男が『せいいち』『けいいち』で似ていて、時々しか会わない私はどっちがどの名前か混ざってしまって困ります💦
三男は関連性の無い名前なのですぐ分かります。
私といとこのお姉ちゃんはすべて、名前に「み」が付いてました。「ひとみ」「まゆみ」「めぐみ」年齢が違いましたが、私の祖母は誰か1人を呼びたいだけなのに、必ず全員の名前を呼んでいました。
これって、「自分のことを覚えてくれていない」という寂しい気持ちにもつながるんですよね。こうした呼び間違えをなくすための配慮も大切かもしれません。
宇宙のイメージを名前に託しました
漢字や名前の読み方そのものに共通性はなくとも、名づけのイメージ作りとして「宇宙」「広大さ」といったキーワードから、イメージをどんどん広げて名前を考えていったのでしょうか。
先にも触れていますが「夫婦の縁をつなげたもの」「ママやパパが好きなイメージ」「季節」などをキーワードとすることも良いですね。
陽和(ヒナ)・和奏(ワカナ)
漢字でしりとりをして姉妹としてのつながりをつくるという方法もありますね。もし第3子を授かったら「奏」を頭につけた名前になるのでしょうか。男の子でも女の子でも似合う名前になると思います。
このようなつながりも親御さんの愛情を感じることができますし、生まれ順に子供を並べるときにも分かりやすいですね。
我が家の場合は…
我が家の3人の子供も、きょうだいとしての関連性は皆無です。しかし、上の娘2人は鉄道ファンの夫がちょっとした関連性を取り入れたのではないか…という疑惑が未だに払拭されていません。単なる偶然と夫は言いますが、往年の特急のネーミングに上の子二人の名前があるんですよね。
第3子は初めての男子で、もし第1子が男の子だったときにつけようと決めていた名前をそのままつけました。安易といえばそれまでですが、子供たちの名前を考えるときに名づけ辞典にはじまり画数判断や四柱推命など、夫がたくさんの本を買いこんできて決めた名前です。
どんな名前も両親の思いが込められています
私たち世代のおじいちゃん、おばあちゃん世代になってくると「一郎・次郎・三郎」というように生まれた順番で名前が決まっていた時代もありました。また、先祖代々受け継がれてきた漢字があるという家もあります。
今では名づけにも自由性がありますし、産婦人科で貰い受けた超音波の画像から名前が浮かんだ、そのときにふとひらめいた名前がこれだったという、インスピレーションが先行して名前を付けたという場合もあります。
名づけや漢字をあてるまでには、ご家庭ごとにたくさんのエピソードがあることがこの今回のまとめからもわかりました。経緯がどうであれ、我が子を大事に思う心は皆同じです。子供が大きくなったときに、どのようにして名前がつけられたのかお話ししてみてくださいね。
今、名づけに頭を悩ませているママの名前にも、親御さんの思いがぎっしり込められていますよね。名前を大事にする気持ちのほか、自分自身を大切にする気持ちも育っていくかもしれません。










