必要なものかどうか「5秒」で判断する
いざ物を整理しよう、不要なものを捨てようと決意しても「これはまだ使うかもしれない」「これにはちょっと思い入れがある」とさまざまな気持ちが湧いてきて、何を捨てたらいいのかわからなくなることはありますね。結果として何も捨てられないということもあり得ないとは言い切れません。
これを防ぐためのカギは「5秒ルール」。必要なものかを判断するための時間を、5秒に限定するのです。なぜなら、じっくり考えれば考えるほど、その物を使用した場面や思い出などが掘り起こされて、判断ができなくなりますし、物を見るたびに考え込んでいたら作業がいつまでも終わらないからです。
とはいえ、なんでもかんでも捨ててしまったり、そのときの気分だけで破棄するかどうかを決めてしまったりするのはおすすめできません。今度は必要なものや大切なものまで捨ててしまって、後悔することになるかもしれないからです。いらないものを確実に選別できるようにするためには、次にご紹介する判断基準を頭に入れておくとよいでしょう。
- 中山真由美「マイナビ文庫 いちばんシンプルな「片づけ」のルール」(https://goo.gl/kJC1UP,2017年11月22日最終閲覧)
- 中山真由美「捨てられずにいる不要品の「捨てどき」がわかる本」(https://goo.gl/DBC3Ay,2017年11月22日最終閲覧)
これだけ!捨てるものを判断する4つの基準
捨てる・捨てないの判断基準はごくシンプルです。できるだけ次の4つ以外の基準は持ち込まないようにして、リズミカルに振り分けていきましょう。
3年間使っていないものは捨てる
いま手に取ったものについて、最後に使ったのはいつかを思い出してみましょう。その答えが「3年前から一度も使っていないのが確実」ということであれば、その品物は今後も出番がないと考えます。いさぎよくお別れしましょう。
タンスの中、押し入れの中の箱や引き出しの中身も、3年を処分の目安にします。例えば、3年以上着ていない服は流行が過ぎてしまったり、サイズが合わなくなっていたりして、かつてのお気に入りだったとしても着られなくなっている可能性が高いはず。それでも捨てるのにためらいがあるのなら、リサイクルショップに持ち込んで新しい服を買う資金にしてもよいでしょう。
同様に、物や書類についても「3年間は見ていないな」「これからも使わないかも」と思うものはどんどん捨てていきましょう。