1歳代での断乳、チャレンジできる目安は?
子供の成長に伴い、おっぱいをやめることを検討することがあるでしょう。例えば、下の子を妊娠した、服薬をする予定がある、保育園から断乳を勧められたなど。そんなとき「わが子はもう断乳してもいいのかな」と疑問に思うかもしれませんね。
千葉市にある子育てひろば・いなげの広報誌「あしたば」によると、子供が断乳できる目安は以下の3つです。
●離乳食(普通食)を1日3回食べている。
●コップやストローを使って飲み物が飲める。
●母乳の回数・飲む量が減ってきている。 ※1
上記の基準を満たしていれば、断乳にチャレンジしてもOK。目安を満たしたから必ず断乳しなくてはいけないわけではなく、あくまでもママ自身が断乳をしたいと感じているなら、検討してみましょう。
断乳をすると決めたら、できるだけ親子ともに心身の負担なく、スムーズに断乳できるとよいですね。
- 一般社団法人 大阪小児科医会「卒乳」(https://www.osk-pa.or.jp/child-care/cc5/03-6month/20060901337.html,2019年12月11日最終閲覧)
- 一般社団法人 福山市医師会「子育て支援メールマガジン」(https://www.fmed.jp/cnt/mag/kosodate/k_shien/mailmagazine/backnumber/109.html,2019年12月11日最終閲覧)
- しのはら小児クリニック「断乳と卒乳」(http://www.shinoped.com/club/dansotsu.html,2019年12月11日最終閲覧)
- 千葉市 子育てひろば・いなげ「あしたば 1月号」(http://www.sif-hoiku.or.jp/publics/download/?file=/files/content_type/type019/110/201812251237254028.pdf,2019年12月16日最終閲覧)
どのように1歳で断乳した?先輩ママの声
ここからは、1歳代で断乳をした先輩ママの声を紹介します。断乳をスムーズに進めるために行った工夫は家庭によってさまざまです。ママと子供に合いそうな方法を探してみてくださいね。
カレンダーに印をつけて子供に言い聞かせる
一ヶ月前からカレンダー見せながらこの日におっぱいバイバイよ〜とちょこちょこ伝え
三連休の初日から断乳開始
朝授乳後はお出掛けして過ごしました❗️
その後、欲しがること無くすんなり断乳でした😅
ママの声掛けに返事がなかったとしても、ママの表情や雰囲気から、子供なりに話の内容を理解していたのかもしれませんね。こちらのママは連休に断乳を実行したそうですが、連休に限らず、協力してくれる人が多い日に実行するとママは少し気持ちが楽でしょう。
おっぱいに絵を描く
キャラクターで認識できるのがアンパンマンだったので、おっぱいはもうすぐバイバイだよと、2週間くらい前からしつこくない程度に言い聞かせ、当日朝は好きなだけ飲ませました!
油性マジックでアンパンマンの顔を描いて、おっぱいーってなった時に見せ「おっぱいはアンパンマンになったんだよ」と言ったら、びっくりした顔をして、吸おうとはしませんでした。
それまで、眠い時は寝かしつけがおっぱいだったので、ギャンギャン泣いて、私のおっぱいも張ってはって相当辛かったですが、抱っこして寝かせるを繰り返して、2人で頑張りました!
ママのおっぱいがキャラクターに変わっていたら、子供は「もう吸えない」と思うのかもしれません。特に、言い聞かせても子供が服をまくり上げて飲もうとする場合は、こうしたテクニックが合いそうです。
こちらのママの場合は、アンパンマンを描いてからの寝かしつけに苦労したといいますが、なんとか断乳できたそう。断乳時はおっぱいが張って苦しいことがあるようです。必要に応じて母乳外来で相談してみてください。
乳首にばんそうこうを貼る
乳首に絆創膏を貼って見せたら
驚いた様子で触ってきたら痛い痛いで
飲ませれないと伝えてました。
理解したのか2.3回繰り返したら
あまりおっぱいと言わなくなりました!
お風呂は極力見せずに絆創膏を
貼ったままで隠してましたよ😊
ばんそうこうを見ると子供は「けがをしたのかな?」と思うかもしれませんね。ばんそうこう=痛いというイメージを持っていれば「ママが痛いからおっぱいは飲めないんだ」と認識しやすいといえそうです。
こちらのママは、お風呂でもばんそうこうを貼っていたそう。はがしてしまうと「もう痛くないのかな」と思われてしまうため、一日中はがさないほうがよいでしょう。防水タイプのばんそうこうがおすすめです。
パパに協力をしてもらう
寝室を分けて寝たので最初の2日は私もいないしおっぱいも無いと泣きましたが起きてる間は割とすんなりでした✨
昼間も眠い時間はパパにお散歩など行ってもらって寝かしつけ頼みました💦
いつもおっぱいをくれるママが近くにいると母乳が恋しくなってしまう子には、パパによる寝かしつけに切り替える方法がおすすめです。
こちらのママは寝室を分け、昼夜問わず寝かしつけは完全にパパが行うようにしたそう。パパからは母乳が出ないため、子供は諦めがつきやすいのかもしれませんね。
大型連休など、パパが何日か続けて寝かしつけできる日に挑戦してみるとよいでしょう。
昼間から徐々にやめた
昼間飲まなくなってからはもう夜はスパッといついつで辞めると決めて
前々から授乳の時にいついつでおっぱいとバイバイだよーと話しかけて、最後の夜はたっぷり飲ませて
断乳開始日は昼間も夜もあげず、寝る前にお茶を与えてあとはひたすら泣いても抱っこやトントンで寝かせてました。
いきなり昼も夜も断乳するのではなく、徐々に授乳回数を減らすアイデアです。昼間は遊びに出かけて気を紛らわせると、おっぱいなしの習慣づけがしやすいでしょう。
寝かしつけのときはおっぱいから気をそらしにくいからこそ、事前にお話をして伝えておくのも手。段階的に無理なくやめていくことで、時間はかかるものの親子ともに負担が少ないかもしれません。
断乳に関する絵本を読む
断乳に関する絵本を読んであげると、子供がおっぱいをやめるイメージを持ちやすそう。読み聞かせというコミュニケーションの時間を通じて、さりげなく断乳の準備ができる点も魅力的です。
また、絵本を読んだ直後に断乳するのではなく、2週間前から読み聞かせることで予告として活用できる点もポイントといえますね。
お子さんに合う断乳方法を見つけてみて
1歳代の子供はまだ完全に意思疎通するのは難しく、断乳できるかな…と不安に感じるかもしれません。ただ、まだ赤ちゃんのような面があるからこそ、疲れればすんなり寝入ってくれたり、絵を描くといった対策が通用しやすかったりするメリットはあるかもしれませんね。
断乳、卒乳に優劣はありませんが、いずれにしても子供とママが後でよかったと思える方法でおっぱいを卒業できるとよいですね。