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監修:齋木啓子

日焼けはやけどの一種、ホームケアと受診の判断基準

晴れた日の行楽は楽しい一方、注意したいのは日焼けです。とくに乳幼児の皮膚は大人よりも薄く、少し油断すると日焼けで皮膚が真っ赤になる可能性があります。日焼けは皮膚がやけどをしている状態のため、できるだけ早い対処が必要です。速やかに患部を冷却し、水分補給をしながら休憩しましょう。日焼けに対してできるホームケア方法と、受診するかどうかの判断基準についてお伝えします。

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日焼けは紫外線によるダメージが原因

日焼けの原因になるのは紫外線です。紫外線を浴びると、皮膚はメラニンという黒い色素を作り出してダメージを防ごうとしますが、強い紫外線に長時間さらされると、肌を守りきれません。その結果、皮膚がダメージを受けて、ヒリヒリと痛んだり、赤く腫れたりします。

実は日焼けはやけどの一種で、急激に強い紫外線を浴びることで、皮膚が炎症を起こしていると考えられます。赤ちゃんや幼児の皮膚は薄く、日焼けしやすいため、大人よりも念入りに対策し、注意深く見守りましょう。

出典元:

日焼けしたときのホームケア

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急激な日焼けで皮膚が赤くなる、あるいはヒリヒリと痛みやかゆみが出ている場合には、適切なケアによって症状をやわらげてあげたいものです。家庭でできるホームケア方法をご紹介します。

ぬれたタオルなどで冷却する

日焼けして赤くなった部分が熱を持っているときは、そのまま放置すると水ぶくれができたり、腫れあがったりする可能性があります。炎症があれば、まず冷やすことが大切。部分的な日焼けなら、ぬらしたタオルなどを当てて冷やしましょう。氷水を入れたビニール袋や保冷剤でもよいのですが、急激に冷えすぎないよう、タオルなどで巻いた上で皮膚に当て、冷却するようにしてください。

また、もし体全体がほてっているなら、低い温度のシャワーを浴びて全身的に冷やすとよいでしょう。ただし、皮膚への刺激にならないよう、水の勢いは弱めに。日焼けした部分の赤みやほてりは、冷却によってかなり引いてくるはず。赤みや痛みが落ち着けば、皮膚を保湿して様子をみましょう。

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記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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