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監修:伊組 公郎

親が見つけにくい要注意箇所はここ!1歳児の虫歯を早く見つけるコツ

1歳児のかわいらしい白い歯は、いつまでもきれいなままでいられるようサポートしてあげたいものですね。その一環として、虫歯になった歯を早く見つけて治療してあげることも大切です。しかし、1歳児の虫歯は見つけにくい箇所にできやすく、家庭でのチェックでは不十分なことがあります。できる限り、定期的な歯科健診で見つけてもらうのが良いでしょう。この記事では、乳歯の中でも1歳代で虫歯になりやすい箇所や見つけ方を紹介します。

PIXTA

1歳代は、上の前歯の虫歯が圧倒的に多い

1歳代は、前歯を使って食べ物をかじりとる時期です。そのため、上の前歯に虫歯ができることがもっとも多いといわれています。

ⓒママリ

また、哺乳びんでジュースやイオン飲料などを飲む習慣がある子は要注意。前歯に酸が残りやすく、虫歯リスクが高まります。特に前歯の裏側は汚れが残っていても気づきにくい上に磨きにくく、気づいたときにはかなり虫歯が進行しているというケースもあるようです。

2歳に近づいてくる時期は奥歯が生えてきて、食べ物をすりつぶすようになります。食べ物のかすが詰まりやすいため、日々の仕上げ磨きでチェックしてあげましょう。

乳歯は永久歯よりもやわらかく、虫歯の進行が早いといわれています。虫歯は早く見つけて治療してあげるようにしましょう。

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乳歯の虫歯で見られる、2つの特徴

では、子どもの虫歯にはどんな特徴があるのか、その見分け方を見ていきましょう。

歯の表面に白い斑点がある

虫歯 PIXTA

虫歯というと黒いイメージがあるかもしれませんが、初期の虫歯は歯に白い斑点ができたように見えることがあります。また、茶色っぽく見えることも。

親の目ではなかなか見つけにくいため、明るい場所で仕上げ磨きをしてあげつつ、虫歯になりやすい前歯は念入りに確認しましょう。気になる変化を見つけたら、歯科医院を受診してください。

前歯の裏側は、親がどう頑張っても見える範囲に限界があります。定期的な歯科検診で確認してもらうことをおすすめします。

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歯の間や奥歯の溝が黄色い

歯の間や奥歯の溝が黄色っぽく見えることもあります。歯の間や奥歯は仕上げ磨きでもきれいにしづらく、見えにくい箇所もあるので、明るい場所で口を大きく開けさせて確認できるとよいでしょう。

子どもによっては、日々の仕上げ磨きも嫌がるような状況で、歯の一本一本を見るのは難しい方もいるでしょう。そんなときは、磨き残しの確認もかねて、近所の歯科医院で検診を受けてみてください。プロの目で確認してもらうだけでも安心感がありますし、もし虫歯が見つかれば早期の治療にもつながります。

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虫歯は早く見つけることが大事

虫歯 PIXTA

乳歯の虫歯は、早く見つければ削る治療をせずに済む場合があります。できることなら痛い治療はせずに、乳歯を健康な状態に保ってあげたいですよね。

一方で、乳歯の虫歯は進行が早く、発見が意外と難しいこともあります。こまめに仕上げ磨きなどで口の中をチェックしつつ、定期的に歯科で見てもらうと安心です。

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記事の監修

いぐみ歯科矯正歯科 理事長

伊組 公郎

東京都出身。歯科医師。
平成22年九州歯科大学卒業。平成27年東京都中野区にいぐみ歯科矯正歯科開設。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科など幅広く診療をしている。特にマウスピース矯正に力を入れている。二児(1歳、5歳)の父として子育てに奮闘中。最近の悩みは子供のおねしょ問題です。

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