他のワーママがどのように家事をこなしているのか。実態調査の内容
ワーママの皆さま、毎日の家事や育児と仕事の両立お疲れさまです。日々、あっという間に時間が過ぎてしまうと思いますが、どれもうまくこなすのはとても大変なことだと思います。ときには思うようにいかず、やり残したことや手を抜いてしまった…と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
今回、リビング新聞グループが運営する「くらしHOW研究所」で、20代〜50代のワーキングマザーの対象にワークライフに関する理想と実態や、消費に関する調査を行いました。ワーママたちがどのように家事や育児をこなしているか、子供との時間はどのくらいか、自分の時間はや自由に使えるお金はどのくらいかなどさまざまな結果が出ています。
自身のワークライフバランスや時間の使い方について悩んでいる方は、ぜひ今回のアンケート結果を見ながら日々の生活に取り入れてみませんか?
調査概要
- 調査機関:2017年10月13日~10月22日
- アンケート先:サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」
- 調査対象:末子が学生というワーキングマザー
- 有効回答数:450人
- 回答者の働き方内訳:フルタイムワーク44.4%、パート・アルバイト55.6%
- 年代の内訳:20代/5.4%、30代/35.5%、40代/48.6%、50代/10.5%
- 平均年齢:40.1歳
- 既婚、独身の割合:既婚/93.2%、独身/6.8%
調査結果の詳細【ニュースリリース】ワーキングマザーのワークライフ実態・意識調査
皆はどう感じているの?ワーママのワークライフ実態・意識調査
実際の調査内容の結果を具体的に見ていきましょう。
自身が日頃感じることと他のママが感じることは、共感できるものもあればちょっと違う考え方のものもあるかと思います。そのなかで参考にできるものがあれば、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。そうすることで、より良いワークライフのイメージがわいてくるかもしれません。
家事時間131分の時短を望みながらも内容は充実させたい
家事にかかる時間の実態は131分ですが、理想時間は26分減らした105分だそうです。
筆者が注目した数字は、料理は手作り志向と考えているママが約6割いるというところ。ワーママの皆さんも家事に対して手を抜かないという意思があるのが分かります。
もう一つ注目したのは、掃除や洗濯は効率よくできているという反面もう少し頻繁にしたいということ。現在の行い方には、決して満足をしていないことが分かります。時短したいという気持ちは持ちつつも、常にきれいな状態も保っていたいと思っていることもわかります。
子供との時間を作りたい
育児に関わる時間の実態は113分で、理想時間ははそれより22分長い135分でした。
ここで注目したいのは、約8割が子供と一緒にいろいろな体験をしたいという意識があるというところ。ワーママがどんなに子供を大事に思っているのか、よく分かる数字です。子供にとって良いと思うことや、ものにはお金を惜しまないという方が6割超えという数字からもその意識があることが分かります。
自分の時間は自宅での夜のひととき
ワーママが平日に使える自分時間の実態は64分でしたが、理想は120分程。その差は実に約2倍もありました。休日では実態が97分、理想は165分なのでこちらも平日とあまり変らない差が出る結果に。
注目したいのは、自分の時間として過ごせるのは平日、休日ともに21時~23時という夜の時間が多く、テレビやDVDを見るというインドア派が6割超え。外出に関しては美容関係が5割超えですが、テレビ、DVDの6割には追い付いていません。
最近はショッピングもインターネットでできる時代ですから、家でいろいろな用件を済ませられているのかもしれませんね。
自由に使えるお金は月額平均18,870円
ワーママが自分のために使うお金の平均は月額18,870円。割合でいうと1万円未満が45.3%ですが、3万円以上という方が21.1%程。人によって差があります。
美容に月5,000円以上かけている人の割合は月31.3%でした。先ほどのグラフで分かった、自分のための外出回数が平均月約2.7回という数字と合わせてみてみると、身だしなみにも気を使っている様子がうかがえます。
最近は美容院でもさまざまなメニューがありますし、手軽に受けられるエステやネイルサロンなども多くあるためさまざまな部分に気を使っているのかもしれません。
キャリアアップの考え方
キャリアアップについては、関心を持っている人が約4分の3程。無理のない範囲でという考え方の人が多いようです。また、キャリアアップの目的では収入アップが66.6%程。無理のない程度に収入を得たいと考えている方が多い様子。
筆者はバブル世代を生きた人間なので、この辺りの女性の考え方に時代の違いを感じました。筆者の感じ方ではありますが、当時の女性たちの方がキャリアアップ志向が強く、男性社会に肩を並べるということに対し躍起になっていたように思います。
その分、子供たちに家庭的なことをしてあげられなかったという人も少なくなかったような気もしますが、現代では働きつつも子供としっかり向き合いたいというママが増えてきているのだと思いました。
子供との時間を大切にしながら、毎日の仕事を頑張りましょう
上記の結果から、働きながらも子供との時間を持ち、家庭生活にも力を入れたいという考えのママが多いことがよくわかりました。
最近は特に子供との関わりの大切さもメディアなどで取り上げられています。愛情としつけの境目は難しいですが、うまくバランスを取って子育てしたいですね。
これからもさまざまな情報を駆使しながら、自分なりの子育てとキャリアアップを探ってみましょう。