イヤイヤ期は一時のこととは思いつつ、しつけをおざなりにはできないと考えたり、子供の思いをくみ取らなくてはと思ったりして疲れをためていませんか?
トマトさんは「ときには放っておいて、子供自身が『イヤ!』という感情を吐き出しきることも大事なんですよ」と話します。
いろいろと手段を試しても、うまくいかないときはあるもの。そんなときは、子供自身も何に対してだだをこねているのかわからなくなっていることもあるといいます。
「外出中で周りの目が気になるときや、急いでいるときは難しいかもしれませんが、そうでないときは思い切って放っておいてもいいんです。子供が気持ちを吐き出し切ってすっきりすることもありますし、だだをこねてもどうにもならないことを知ることも必要です」(トマトさん)
また、この時期はしつけのことをいったん頭から外してもいいと、メーさんはアドバイスします。
「イヤイヤ期にしつけなかったからといって、それが原因でわがままに育つことはありません。この時期の育てにくさは一時のことととらえ、ママ自身も割り切っていいと思います」(メーさん)
イヤイヤ期のわが子と真正面から向き合うのは、正直ストレスがたまるもの。しかし、余裕がないときは無理に正面から向き合わなくてもOK。放っておくのも正しい対処法の一つと考えましょう。
対処法は持ちつつ、サラリとかわすしなやかさも大切に
イヤイヤ期は、赤ちゃんだったわが子が1人の人間らしくなり、自分の意見を持つとき。ただ、その意見はめちゃくちゃであることも多く、ママはとにかく手を焼いてしまいます。
子供の主張はわがままのようにも思え、しつけが心配になることもあるかもしれませんが、イヤイヤ期はあくまで一時のこと。ママ自身が割り切って「しつけはもう少し大きくなってから。今はとにかくやり過ごそう」と思うことで、精神的な負担感は減るでしょう。
また、正面から向き合うだけではなく、ときにはサラリとかわすしなやかさも大切。自分を追い込まずに乗り切っていけるとよいですね。
取材協力:保育士 トマトさん、メーさん










