学童を利用するには事前の申し込みが必須
学童を利用するためには、事前に申し込みが必要です。学童の申し込みを忘れたり、期限に間に合わなかったりした場合は利用できなくなることも…。
例えば松戸市の場合、申し込み期限を過ぎた場合は、希望月の翌月からの利用となるようです。つまり、4月から利用希望でも、申請期限を過ぎていたら5月からの利用になるということです。
期日を過ぎた場合、次の月からの利用決定となります。 ※1
子どもが保育園に通っている場合は学童の申し込みが園でお知らせされることもありますが、幼稚園に通っている場合は特に知らされないことがほとんどです。事前に申し込みに関する情報を集めて、期限までに所定の手続きを済ませるようにしましょう。
- 目黒区「学童保育クラブ」(https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/kosodate/josei/hoiku_club.html,2021年8月20日最終閲覧)
- 松戸市「放課後児童クラブ」(https://www.city.matsudo.chiba.jp/kosodate/matsudodekosodate/kosodatenavi/shogaku_chugaku/houkagojidou/index.html,2021年8月20日最終閲覧)
学童の申し込みを行う時期
それでは、学童の申し込みはいつ行えば良いのでしょうか?公立と民間で申し込み時期が違うのでしっかり確認したうえで申し込みの準備をしましょう。
公立学童の申し込み時期
公立学童の申し込み時期は、翌年4月から利用の場合で11月中旬から翌年1月初旬までが一般的です。各自治体により申し込み時期が違いますので、詳細は確認しましょう。
年度途中から公立学童を利用し始めたい場合は随時申し込みが可能。利用を希望する月の前月10~15日が申し込み期限となる場合が多いので、事前に期限を確認して早めに申し込みを行ってください。
- 北区「令和3年度学童クラブ(新1~3年生)の一斉受付について」(https://www.city.kita.tokyo.jp/k-wakuwaku/kosodatekyoiku/plan/gakudou.html,2021年9月3日最終閲覧)
- 港区「港区学童クラブ入会のご案内」(https://www.city.minato.tokyo.jp/seishounenikusei/documents/nyuukainogoannai.pdf,2021年9月3日最終閲覧)
民間学童の申し込み時期
民間学童への申し込み時期は自治体ごとではなく、民間学童ごとに決められています。公立学童と同じく冬ごろに申し込みが開始されますが、時期はバラバラで中には10月中旬ごろから募集が開始される場合も。
年度途中からの利用についても、申し込み期限・申し込み方法ともに各運営により変わります。民間学童の場合は先着順に選考通過となるケースもあるので、公立学童よりもさらに早めに申し込み準備を始めましょう。
事前に準備しておく書類
それでは、早めに学童への申し込みができるように、事前に準備しておく書類について解説します。
- 学童クラブ利用申請書
- 子どもを家庭で保育できないことを証明する書類
- 学童クラブ育成料口座振替依頼書
学童クラブ利用申請書は必要事項を記入するだけで構いませんが、別途、子どもを家庭で保護できないことを証明するための書類を準備しなければなりません。この書類は家庭の状況や学童に申し込みたい理由により変わり、一例として次のような書類があげられます。
- 仕事のため:勤務証明書・過去3ヶ月間のシフト表やタイムカードなどのコピー
- 求職中のため:申出書・求職カードのコピー
- 出産のため:申出書・母子手帳の出産予定日がわかるページのコピー
- 病気のため:申出書・身体障害者手帳や診断書などのコピー
- 看護・介護のため:申出書・被介護者の介護保険被保険者証のコピー
- 学生・技能取得のため:申出書・学生証や在学証明書のコピー・時間割表のコピー
このようにケースにより必要書類はさまざまです。さらに自治体により準備する書類の詳細が違うこともあるので、事前に申し込みたい学童がある自治体からの案内をよく確認してくださいね。
- 目黒区「学童保育クラブ利用申請提出書類」(https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/kosodate/kodomokyoshitsu/gakudo_annai/shorui/index.html,2021年9月3日最終閲覧)
学童の申し込み方法
学童への申し込みをスムーズにするには、申し込み時期の確認、必要書類の準備とともに申し込み方法を知っておくことも欠かせません。
やはり自治体ごとに申し込み方法の詳細が変わりますが、公立学童を4月から利用する場合の申し込み方法と手順を、目黒区を例に解説します。
- 入会希望の学童に面接の予約をして申請書を受け取る
- 予約日に学童へ行く
- 必要書類を提出し20分程度の面接を受ける
- 審査・選考が行われる
- 選考の結果通知が郵送で届く
- 学童にて行われる説明会に参加する
- 緊急連絡票や児童票などを提出する
- 入会
まずは申し込みたい学童に面接の予約をして、提出のための申請書を受け取りましょう。面接の予約は電話でも行えますが、申請書も受け取らなければならないので、窓口まで行くことをおすすめします。
面接予定日になったら学童に行き、必要書類を提出した後に面接を受けます。提出した書類と面接の結果を元に、各自治体で審査・選考が行われ、郵送にて審査通過の連絡が届いたら学童への入会はほぼ決定です。
その後は説明会に参加し、緊急連絡表などの書類を提出したら学童の申し込みは完了。4月から利用できるようになります。
- 目黒区「2.学童保育クラブを利用するための手続き 」(https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/kosodate/kodomokyoshitsu/gakudoushinnseiannnai.files/2.riyounotamenotetuduki.pdf,2021年9月3日最終閲覧)
申し込みを忘れた場合どうすれば良い?
学童に申し込みたいと思っていたのに忘れた、期限に間に合わなかった…ということもあるでしょう。特に小学校1年生から入会する場合は、小学校入学準備と重なって、慌ただしさの中で申し込み忘れてしまうかもしれませんね。
もし公立学童への申し込みを忘れたり、期限に間に合わなかったりした場合の対処法は次の五つが考えられます。
- 途中入会で申し込む
- 民間学童を探す
- 放課後クラブや児童館を利用する
もし4月入会の申し込みに間に合わなければ、途中入会で申し込むこともできます。ただし、なるべく早めに利用を始めたいときはまだ申し込みを受け付けていて、空きのある民間学童を探す方法が最も一般的でしょう。
もしくは、放課後クラブや児童館を利用する方法もあります。民間学童は料金が高くなりがちですが、放課後クラブや児童館なら無料で、その自治体の小学校に通う子どもであれば誰でも利用可能。学童保育を行う施設もあるので探してみてはいかがでしょうか。
市区町村のホームページでも、小学生が放課後過ごす場所についての案内している場合もありますので、確認してみるとよいでしょう。
- 東松山市「令和3年度放課後児童クラブ(学童)入所(年度途中入所)のご案内」(http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/kurashi/kosodate/after_school_care_program/1571379905083.html,2021年9月3日最終閲覧)
- 渋谷区「放課後クラブ」(https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/gakkou/hokago/index.html,2021年9月3日最終閲覧)
- 厚生労働省「児童館について」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/jidoukan.html,2021年9月3日最終閲覧)
- 松戸市「小学生のための子どもの居場所ガイド」(https://www.city.matsudo.chiba.jp/kosodate/matsudodekosodate/kosodatenavi/shogaku_chugaku/kodomonoibashoguide.files/R2ibashoguide.pdf,2021年9月3日最終閲覧)
学童の申し込みに関する先輩ママの体験談
学童の申し込みについて幅広く解説してきましたが、まだ疑問が残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
学童を利用したい理由はご家庭によりさまざまですよね。たとえば、春休み・夏休みなどの長期休暇中だけ申し込むことはできるのでしょうか?先輩ママたちの体験談から見ていきましょう。
長期休み中だけ学童を利用したいという方もいることと思います。できるかどうかは地域により全く変わるようで、中には長期休み中だけ使うことができないから、普段から利用しているという方もいましたよ。
- 八街市「放課後児童クラブ(学童保育)に関するよくある質問と回答」(https://www.city.yachimata.lg.jp/site/kosodate/25255.html,2021年8月20日最終閲覧)
学童への申し込みは早めに準備を
学童は申し込まなければ利用できませんが、申し込み期限は決まっています。「申し込みを忘れた」「期限に間に合わなかった…」ということがないように、学童への申し込み準備は早めに始めましょう。
学童を利用できない場合は放課後クラブや民間学童などの選択肢もありますが、料金・預かり時間・サービス内容など使いやすさが際立つのが学童です。子どもが充実した時間を過ごせるよう、申し込み期限までに申請してくださいね。