2019年最新の電動アシスト自転車を紹介
保育園・幼稚園への子供の送迎や、日々のお買い物に自転車を使っているママも少なくないと思います。荷物なども一緒に乗せることができ、子供を連れての移動に便利な自転車。ですが、大きくなってきた子供を乗せるときや坂の多い土地などで、普通の自転車では苦労したという経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが電動アシスト自転車です。電動モーターがペダルをこぐ力をアシストしてくれるので、移動がスムーズに。坂道や重い荷物を載せているときなどにも楽にこぐことができ、ふらつく心配も軽減されます。
またママが楽になるというだけでなく、安全性に配慮された設計になっているものも多く、子供を乗せるのにも安心。子育てに世代にとって非常に便利なアイテムの一つといえるのではないでしょうか。
そんな電動アシスト自転車の中から2019年の最新ラインナップを紹介します。
パナソニックの電動アシスト自転車
パナソニックの電動アシスト自転車は、バッテリーの容量が魅力。大容量16.0Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載しているので、1回の充電でたっぷり走ることができ、充電の手間が軽減されます。
また、前乗せタイプに装備されている「クルームシート」には、子供用品のメーカー「コンビ」独自の衝撃吸収素材「エッグショック」を採用。子供の乗り心地や安全性への徹底した配慮がうかがえます。
さらには手もとスイッチの電源を入れることで、後輪のサークル錠が自動で開錠する「ラクイック」も便利な機能。採用されているモデルは限られていますが(ギュット・クルーム・EX、ギュット・アニーズ・EXなど)、電子キーをバッグなどに入れたままでも、電源ボタンを押すと開錠。急いでいるときや荷物が多いときにも素早く出発することができます。開錠するとき、子供から目を離さずに済むというのも子育て中にはありがたいですね。
- パナソニック「電動アシスト自転車」(https://ec-club.panasonic.jp/bicycle/,2019年3月15日最終閲覧)
後ろ乗せタイプ「ギュット・アニーズ・EX」
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サドル高さ:73.5~86.0cm、タイヤサイズ:20インチ、重量:34.3kg、変速:内装3段、バッテリー容量(Ah):16Ah、カラー(5色):オフホワイト/ブリックレッド/マットオリーブ/マットジェットブラッ...詳細を見る
※乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合155cm以上)
電源ボタンを押すだけで開錠できる「ラクイック」搭載タイプ。
標準装備のリヤシートには、5点止めの巻き取り式シートベルトを採用。片手で調整ができ、よく動く子供でも装着が簡単に行えます。
フロント部分には荷物が傷つきにくく、中が見えにくい大容量サイズの「スムースデザインバスケット」を備えています。また、スタンドを立てると同時にハンドルが固定される「スタピタ」が採用されているので駐輪時も倒れにくい設計となっています。
前乗せタイプ「ギュット・クルーム・DX」
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サドル高さ:73.0~86.0cm、タイヤサイズ:20インチ、重量:32.7kg、変速:内装3段、バッテリー容量(Ah):16Ah、カラー(6色):全6色詳細を見る
※乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合は154cm以上)
注目すべきは、標準装備の「クルームシート」。子供用品を手がける「コンビ」の衝撃吸収素材「エッグショック」が採用され、子供の頭をしっかりと守ります。さらに、柔らかな素材のグリップや手が通しやすいベルトなど、子供の乗り心地と使いやすさへの配慮もしっかりとされています。
足さばきのしやすい低床フレームやハンドルが固定される「スタピタ」システムもあり、子供乗せタイプとしての安心感が満載。
ヤマハの電動アシスト自転車
ヤマハの電動アシスト自転車のポイントは、パワフルなアシスト力。急な坂道も楽に登り切れるほどのパワーは、たっぷりの荷物を運んだり子供を送迎したりといった毎日の負担も軽くしてくれます。また、こぎ出しから加速時、低速時まで、さまざまな走行シーンに応じてアシストが変化。安定感ある軽快な走行を実感することができます。
車体の重量と全長を抑えたコンパクト設計で、駐輪場などの狭い場所での扱いやすさに配慮されたタイプです。
- ヤマハ発動機「ラインナップ - 電動アシスト自転車 PAS/YPJ」(https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/,2019年3月15日最終閲覧)
後ろ乗せタイプ「PAS Babby un(パス バビー アン)」
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※乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合は146cm以上)
ヘッドレスト付カジュアルリヤチャイルドシートを標準装備。別売のフロントチャイルドシート取り付ければ、子供を2人乗せられる「幼児2人同乗基準適合車」に。
サドルとハンドルの距離が広く、前に子供を乗せたときにもひざがあたりにくい設計に。乗りやすさを追求したモデルとなっています。ヤマハPASシリーズ最高レベルのアシスト力を誇り、坂道などでもより快適に走行ができます。
前乗せタイプ「PAS Kiss mini un(パス キッス ミニ アン)」
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※乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合は146cm以上)
ヤマハオリジナルのチャイルドシート「コクーンルーム」は、足もとまですっぽり包み込む独特の形状。子供を衝撃や風からしっかりガード。片手で操作ができ、フロントガードも大きく下がるので子供の乗せ降ろしがしやすくなっています。
またスタンドをかけるとハンドルも固定されるロック機能、子供が誤ってアシストの電源をオフさせないようにする機能など、親の視点に立った工夫も満載。
前述の「PAS Babby un」同様、アシスト力はシリーズ最高レベル。別売のリヤチャイルドシート取り付ければ子供を2人乗せられる「幼児2人同乗基準適合車」に。
ブリヂストンの電動アシスト自転車
ブリヂストンサイクルの電動アシスト自転車の特長は、両輪駆動「デュアルドライブ」。全てのモデルで採用されているわけではありませんが、前輪にモーターが設置され、「前から引っぱってもらえる」感じのアシストで安定感のある走行が可能です。
また、左ブレーキを軽く握ると前輪のモーターブレーキが作動し、スピードを抑えてくれる機能も。下り坂などの走行に安心ですね。さらに走行中にペダルを止めたり、左ブレーキをかけたりすると前輪モーターが発電してバッテリーを充電。こまめな充電でバッテリーが長持ちします。(「デュアルドライブ」対応モデル:ビッケ モブ dd、ビッケ グリ dd、ハイディ ツー)
電動アシスト機能以外では、安定性のある太めのタイヤを採用しつつ、フロントタイヤが後輪より少し細めの設計で、駐輪場への入れやすさにも配慮が。またパナソニックのモデル同様、鍵穴の差し込み口が上向きになるので、施錠、解錠が簡単に。子供を抱っこしていたり荷物が多かったりする場合には、こういったちょっとしたポイントで使い勝手が異なってきますね。
ブリヂストンの子供乗せ自転車bikke(ビッケ)シリーズは、本体はもちろん、サドルやハンドル、チャイルドシート等のカラーバリエーションも豊富。自分なりのカスタマイズを楽しむことができるのも魅力です。
- ブリヂストンサイクル「ブリヂストンの電動アシスト自転車」(https://www.bscycle.co.jp/assist/,2019年3月15日最終閲覧)
後ろ乗せタイプ「bikke MOB dd(ビッケ モブ dd)」
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※乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合は152cm以上)
標準装着されているリアチャイルドシートは、専用設計のコンパクトサイズで駐輪場への出し入れがスムーズに。
電動アシスト機能では前輪にモーターを設置した、両輪駆動の「デュアルドライブ」を採用しています。両輪で地面をつかむような安定感のある走行と、下り坂などでのブレーキングアシストが安心感の高い機能です。運転中に充電が回復するのも好ポイント。
また、モーターが前輪に設置されているためフレームの高さが低くなり、またぎやすく、乗り降りもスムーズに。フロント部分には大容量バスケットが装備され、何かと荷物の多い子育て世代にうれしいポイントも。
前乗せタイプ「bikke POLAR e(ビッケ ポーラーe)」
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※乗車適応身長:138cm以上(幼児2人同乗の場合は147cm以上)
チャイルドシートシートには、クッション付きの「スマートシート」を標準装備。ハンドルの回転軸上にシートが取り付けられており、ふらつきにくく、安定性のある設計となっています。ヘッドガードやフットレストなどの調整がワンタッチでできるのは、小さい子供を持つママにとても助かるポイントですね。別売のリアチャイルドシートを装備すれば幼児2人同乗が可能です。
フレームは低床にこだわり、特にサドルの低さはシリーズNo.1。小柄なママやスカートを履いているときなどにも安心して乗り降りできます。
スタイリッシュモデル「HYDEE.Ⅱ(ハイディツー)」
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サドル高さ:74.5cm ~88cm、タイヤサイズ:26インチ、バッテリー:リチウムイオンバッテリー14.3Ah、変速:内装3段、本体サイズ:1,870×580mm、重量:30.9kg、カラー:全5色詳細を見る
※乗車適応身長:145cm以上(幼児2人同乗の場合は157cm以上)
ファッション&ライフスタイル誌「VERY」とのコラボで誕生した、スタイリッシュなモデル。2019年モデルでは両輪駆動の「デュアルドライブ」が採用され、安定性のある走行や充電回復の機能も備わっています。
タイヤサイズは26インチで、普通車に近くスマートな印象。おしゃれさを追求しつつ、安全性にもしっかりと配慮された1台は、パパとの共用にもよさそうです。
電動アシスト自転車は、必要な機能をチェックして選びましょう
今回は3社の電動アシスト自転車について比較をしてみました。
子供乗せタイプの自転車では、タイヤサイズや低フレーム、幅広のスタンドなど共通に採用されているスタイルも多く、基本的なつくりについてはどのメーカーも同程度の基準があるように思います。比較ポイントとしては、子供乗せの形状やバッテリーの仕様などに各社の工夫が見られました。
電動アシスト自転車を選ぶには、子供の年齢、運転する道の状態や距離などが大きく影響すると思います。自分の使用シーンをイメージして、必要な機能についてしっかりとチェックすることが大事。そして細かな使用感については、実際に試してみるのが一番です。購入を検討する際には、ぜひお子さんと一緒に試乗をしてみてください。
電動アシスト自転車は、やはり一般的な自転車よりも高価なもの。使い勝手のチェックはできるだけしっかりと行って、納得のいく1台を選んでくださいね。