©ハハプロジェクト
ハハプロジェクトとは?
ハハプロジェクトは、共同保育/共同教育を軸に、子育て世代の新しい環境作りを目指すプロジェクト。ママとしてだけでなく一人の女性としても輝けるよう、子育て・仕事・好きなことを自由にできるような社会を目指しているのだそうです。
子供をみんなで育てながら、子育てにまつわるすべてのことがポジティブに循環するような社会にしたいという願いが込められています。
- 88PROJECT「88PROJECT」(https://www.88-project.com/,2019年10月24日最終閲覧)
薫さん流の子育てをご紹介
薫さんは35歳で、8ヶ月の女の子をもつ一児の母。フリーランスデザイナー&イラストレーターとして活動されています。
そんな薫さんの経歴はとても華やか。雑貨メーカーを経て、文具メーカーでデザイナーとして勤務。海外でデザインを学びたいという思いが捨てきれず、31歳手前で休職しワーキングホリデーでオーストラリアへ。
オーストラリアにて予定外に結婚をすることとなり一度退職されましたが、その後フリーランスとして独立。帰国し、産後は子供を保育園へ預けず引き続きフリーランスで働くように。仕事の内容により、家族へ預けて両立されているそうです。
平日1日のスケジュール(8ヶ月時)
そんな薫さんに、1日のスケジュールを教えてもらいました。
- 6:30 娘起床、部屋を移動して授乳
- 7:30 掃除/洗濯/朝ごはん準備
- 8:00 夫起床、娘と遊ぶ/離乳食
- 9:00 自分の準備
- 10:00 娘朝寝の間に洗濯物干し/離乳食と夕食準備
- 11:00-12:00 娘と遊ぶ/出かける準備
- 13:00 散歩/買い物
- 14:00-15:00 授乳/娘昼寝、仕事/なければ共に昼寝
- 16:00-17:00 娘と遊ぶ/実家で姪や甥と遊ぶ
- 18:00 離乳食/夕散歩
- 19:00 娘とお風呂/授乳/夕食仕上げ
- 20:00 夫帰宅/娘の寝かしつけ/夕食
- 21:00 仕事/なければ夫とリラックスタイム
- 24:30 就寝
朝は6時半に起床、就寝時間は24時30分と睡眠時間は短めな薫さん。基本的に1時間刻みでスケジュールが組んであります。
仕事の案件により全く違ったスケジュールになるそうで、週末お子さんを夫へ任せて仕事をしたり、平日家族に預けたり、お子さんの就寝後に仕事の続きをすることもあるそうですよ。
夫との家事分担
料理は週3日ずつ分担し、料理をしてない方が片付けると基本ルールで決めているようです。残り1日は出前を取ったり、できる方が作ったりとフレキシブルに。
その他、洗濯機を回したり日々の掃除をしたりするのは薫さん、ごみ出しやその他の掃除は夫が担当。完全に相手へ任せ、それには口出ししないことがルール。
料理作りが週3日ずつというところは、わが家の場合筆者しか料理をしないため羨ましい限り。その他の家事に対しても、口出ししないなどルールを決めている部分は筆者も見習いたいと思います。
妊娠してから一番つらかった時期
薫さんにとって、妊娠後一番つらかったのは出産まで続いたつわり。極めつけとして臨月で逆子になり、おきゅうを使用した治療が拷問のように痛かったのだとか。
しかしそんな時期、支えになったのは夫と姉の存在だったそうです。夫は家事も子育ても、薫さんと同等にできるようになりたいという考えを持ち、お互いに失敗やけんかをしながらも成長しているようです。
一方でお姉さんも、3人の子供を育てあげ、子育ての細かい心配事や相談を根気強く聞き、先々を見越したアドバイスをくれるとのことで、自慢の家族ですね。
つわりは筆者も経験し、きついものだったと記憶していますが、出産までそれが続いたとなると想像を絶すると思います。そんな中、家族の支えはとても心強かったことでしょう。
- 愛産婦人科「逆子および悪阻(つわりの悪化)のお灸治療について」(http://www.ai-maternity.com/information/archives/582.php,2019年11月19日最終閲覧)
- 医療法人 順桜会 桜台マタニティクリニック「サクマタ産科ワンポイント解説(骨盤位)」(http://www.sakuradai-mc.com/sakumata.php?v=17,2019年11月19日最終閲覧)
母として頑張っていること
薫さんが頑張っていることは、お子さんとスキンシップを取ること。特にお子さんが望んでいるときは、満足するまでじっくり向き合うようにしているそうです。
小さい頃からお子さんとたくさんスキンシップを取ることで、親子の絆が深まりそうですよね。忙しい中でも子供とのコミュニケーションを大事にされている薫さんは、素敵だなと思いました。
ラクしている部分はここ
忙しい中でもラクをしているのはお料理。週の半分は夫がやってくれるうえ、ときに出前やお総菜を利用することで、かなり気持ちや時間的に助かっているとのことです。
お仕事も忙しい薫さんですから、どこかしらで適度に手を抜かないとやっていけません。出前やお総菜にも頼りつつ、少しでも負担を減らす工夫をされているみたいですよ。
子育てに対する自分なりの決め事
まだ言葉が話せないお子さんですが、二人きりのときでもこれからすることや、思ったことを話すようにしているそうです。新生児のときから、意志のはっきりしたお子さんに育たれているとのこと。
一人の女性に戻れる瞬間
製作に没頭しているときが、一人の女性に戻れる瞬間なのだとか。月に一度お姉さんにお子さんを預け、カリグラフィーのクラスに通っているそうです。
カリグラフィーとは、アルファベットを独特のタッチで書く技術のこと。無心で文字のラインの美しさやバランスを求めていると、目の前のことに集中できている感じがするそうです。
このように、自分の好きなことをする時間というのはとても大切なのかもしれませんね。何も考えず、好きなことに集中できるのは羨ましい限り。筆者も何か趣味を見つけたいです。
- 日本カリグラフィースクール「カリグラフィーとは」(http://www.calligraphy.co.jp/school/about/,2019年11月11日最終閲覧)
これからやりたいこと
薫さんは、今勉強中であるカリグラフィーの腕を磨き、ゆくゆくは仕事で使用できるようになりたいそうです。好きなことが仕事につながっていくのは、とても幸せなことですよね。
生まれ持った才能というのは多少なりともあるかもしれませんが、自分の好きなことをどんどん追求して高めていくなどの努力する姿勢が、薫さんをここまで成長させてくれたのではないかなと感じました。
薫さんから学ぶ、やりたいことを諦めない姿勢
©ハハプロジェクト
今回は、フリーランスデザイナー&イラストレーターの薫さんについて紹介しましたが、筆者はその姿を知るだけで「自分も何か頑張りたいな」と思わせてくれるような元気をもらいました。
仕事や好きなことへ一生懸命取り組む姿勢は、他の人にも元気を与えてくれるのではないでしょうか。
ときにはところどころ手を抜いてラクをし、少しでも自分に余裕を作れたら素敵ですね。その少し生まれた余裕から、自分の本当に好きなもの、やりたいことが見えてくるかもしれません。