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監修:佐藤りか

赤ちゃんの生活リズムが整わず疲れたとき、やめるべき3つのこと

最近なんだかイライラする…疲れているのに休めない。そんな方に向けて、脱イライラのために「やめるべきこと」をお伝えする特集。第8回は「子どもの生活リズムが整わず疲れたらやめること」です。育児書や検索を通じて同月齢の生活リズムの目安を見たり、ママ友の子どもと比べたりして「うちの子は生活リズムが整っていない」と焦っていませんか?焦る気持ちはイライラや疲れの元になることも。そんなとき、脱・イライラのためにやめるべきことをお伝えします。

PIXTA

生活リズムの理想と現実は違って当然

育児書やインターネットの子育て情報では「赤ちゃんの生活リズムを整えることが大切」としばしば言われています。朝は太陽の光を浴びて、日中は外に出て遊び、食事して昼寝して…まさに絵にかいたような生活リズム。

ただ、理想と現実は異なるもの。理想を実現しようとがんばりすぎたら親子で疲れてしまうこともあるでしょう。そんなとき、やめるべきことを3つお伝えします。

育児書やネット上の情報を真に受けない

昼寝 PIXTA

育児書やネット上には、いわゆる「あるべき生活リズム」が書いてあります。しかし、生まれて数か月~数年の赤ちゃんにとって、大人が理想とする生活リズムは必ずしも合わないことも。

例えば育児書などに従って「朝は今までよりも早く起こさなきゃ」と焦り、せっかくスヤスヤ寝ている子を起こしてぐずられるのもつらいものですよね。赤ちゃん自身のペースで生活させても、いつか起きるし、眠くなれば寝ます。

生活リズムを整えることはよいことですが、理想にとらわれてイライラするなら焦る必要はありません。「今は子ども自身のペースでいい」と考え、外部からの情報を真に受けないようにしましょう。

周囲の子と比べるのをやめる

ママ友 PIXTA

赤ちゃんと外出できるようになると、子育て支援センターや親子教室などにも行くようになるでしょう。そこで出会うのが、他の親子です。

「何時に起こして朝ごはんを食べさせる」「何時に散歩する」などと聞くたびに「うちはできていない」とドキッとするかもしれません。しかし、他人は他人、うちはうちとして、比べる必要はありません。まずはわが子のペースを大事にすると考えましょう。

「親だからきちんと」の考えはやめる

添い寝 PIXTA

子どもにとっての「いい親になりたい」と思っている方はいるでしょう。理想の生活リズムを知れば「親として、今すぐきちんと整えないと!」と焦る気持ちにもなるかもしれません。

しかし、親も人間ですから、ときには体も心も疲れます。理想通りの子育てなんて、できなくて当たり前です。疲れているときは、生活リズムを整えることの優先度はぐっと下げてOK。自分の回復のために、眠る時間があれば眠る。あるいは食事の時間をずらしてデリバリーで済ませるなど、意識的にのんびりしてください。

「親だからしっかりしなくちゃ」と気を張らないことも、乳児育児を乗り越えるために大切なことですよ。

わが子なりのペースがあるなら、自然に任せてOK

がんばる PIXTA

育児本やインターネットの情報とわが子の現状を比べていると「いつまでも生活リズムが整わないのでは?」と心配になるかもしれません。しかし、子どもによって心地よい生活リズムは違うものです。

また、保育園や幼稚園に入園するころになれば、否応なしに生活がガラリと変わります。朝は登園時間が決まっているため、必然的にその生活に合ったリズムになっていくでしょう。

赤ちゃんのうちは、日によってお風呂の時間がずれても、出かけるタイミングがなくてゴロゴロばかりの日があっても心配は無用。周りの目は気にせず、赤ちゃんのうちに親子のマイペースを楽しんでください。小さな「やめる」を積み重ねて、焦りやイライラから脱出していきましょう。

記事の監修

株式会社子育て研究所 代表取締役

佐藤りか

株式会社子育て研究所代表、教育コンサルタント。
ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。その後、株式会社子育て研究所代表取締役に就任。子どもとママ向けのアットホームなサイト「アフェクション」、編集業「ものかき」などの運営を手掛け、自身の執筆・監修や講和も多数。各種ビジネスコンテストで大賞や優秀賞の受賞歴がある。その他、東京都主催「TOKYO STARTUP GATEWAY」にてメンター&講師を務める。プライベートでは2児ママとして仕事と家庭の両立を強く意識して活動中。

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