赤ちゃん用体温計は必要?大人の体温計とは違うの?
赤ちゃんが熱を出したとき、赤ちゃん用体温計を使っていますか?大人用で測っている人もいるかもしれません。
赤ちゃん用体温計は赤ちゃんが体温を測りやすくするためのさまざまな機能がついている体温計です。大人用でも測定可能ですが、熱を測るのを嫌がる赤ちゃんもいます。赤ちゃんにとっては、体温計を脇に挟んでしばらく待つのが難しいこともありますよね。
それでは、赤ちゃん用体温計の機能など見ていきましょう。
赤ちゃん用体温計の機能
赤ちゃん用体温計は、素早く体温測定できることが一番の特徴です。脇で測る体温計だと、赤ちゃんのサイズに合わせた形状だったり、安全に測れる素材で作られていたりします。おでこで測るタイプは、1~2秒で測定できる早さが特徴です。
また、赤ちゃんが眠っている少し暗い部屋でも体温が分かるようにライトがついているものや、ミルクの温度もはかれる便利な機能のついた体温計もありますよ。ママが赤ちゃんの体温をストレスなく測定でいる工夫がほどこされた体温計がたくさんありますね。
- シチズン・システムズ「体温測定についてのご案内 ~はかり方のポイントをご紹介~」(https://www.citizen-systems.co.jp/electronic/health/news20200414_2.html,2020年10月5日最終閲覧)
- 西松屋「赤ちゃん用の体温計ってどんなものがあるの?種類と特徴をおさらい」(https://www.24028.jp/mimistage/healthcare/1388/,2020年10月5日最終閲覧)
大人用の体温計で赤ちゃんの体温を測る方法
赤ちゃん用体温計が家にない場合は体温が測れないのかな?と不安に思う方がいるかもしれませんが、大人用体温計でも赤ちゃんの体温測定は可能です。
大人用の体温計で赤ちゃんの体温を測る際の方法についてみていきましょう。
- 脇に汗をかいている場合はふいておく
- 脇のくぼみにある一番温かい部分に体温計を挟む
- 体温計を腕で挟んだときに隙間ができないように赤ちゃんの腕を優しく押さえる
赤ちゃんの脇のくぼみにある一番温かい部分に体温計を下から上に隙間ができないようにしっかり挟み込みます。体温計の終了サインがでるまで体温計が動かないようにしてあげましょう。
赤ちゃんが泣いているときや汗をかいているときは体温が高めに測定されることがあるため、赤ちゃんが機嫌がよいときに行い、汗をかいている場合はしっかり拭き取ってから検温してください。
- シチズン・システムズ「体温測定についてのご案内 ~はかり方のポイントをご紹介~」(https://www.citizen-systems.co.jp/electronic/health/news20200414_2.html,2020年10月5日最終閲覧)
赤ちゃん用体温計の種類と選び方
赤ちゃん用の体温計はいろいろな種類があることをご紹介しましたが、果たしてどのタイプが赤ちゃんの体温を測るのに適しているのでしょうか?
体温計には「実測式」「予測式」という2つの種類があります。実測式というのは、測る部位のその温度を測るもので、予測式は平衡温を分析した数値を表示するものです。
予測式は短時間で測ることができるという特徴があります。赤ちゃん用体温計は予測式の体温計がほとんどです。また、予測式の中でも「非接触体温計タイプ」「耳式体温計タイプ」「脇で測る体温計タイプ」の3つがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
非接触体温計
非接触体温計タイプとは、体に触れることなく計れる体温計のことを言います。最短1秒で測ることができる優れものです。
おでこあたりから出ている赤外線をキャッチし計測します。おでこは体の体温を反映しやすい部分で、体温変化が現れやすいので、そこから出る赤外線を受け取りやすいのです。
赤外線と聞くと、体温計から出ているの?なんて不安にも思いますが、受信するのみで体温計から出ている訳ではありません。
非接触体温タイプの赤ちゃん用体温計の長所は、直接触れないので衛生的であることと、寝ているときなどに測ることができることがあげられます。また約1秒で計れるので赤ちゃんが嫌がることが少ないのもよいですね。
耳式体温計
耳式体温計タイプとは、耳に入れて体温を測る体温計のことです。このタイプも1秒ほどで測ることができるので赤ちゃんに負担がかかりません。
耳に入れる体温計ですので、耳の温度を測るのかな?と思いますが、耳の内部の温度ではなく、鼓膜の温度を測定します。このタイプの商品は衛生面に配慮して保護シートがついていたり、買い替えたりできるようになっています。
また、赤ちゃんが寝ているときにも赤ちゃんに触れることなく簡単に測定できるのがよいところですね。
脇で測る体温計
脇で測るタイプは30秒ほどで体温測定ができます。赤ちゃん用の脇で測る体温計の多くは、先端部分がゴム素材であるため、赤ちゃんの脇にフィットしやすい構造になっています。
非接触体温計や耳式体温計ではしっかりと測れているのかな?と不安に思うママやパパに支持されています。
赤ちゃん用体温計を選ぶときのポイントは?
- 非接触なのか接触なのか
- 体温を測る場所はどこか
- 検温時間はどのくらいか
- 赤ちゃん用にどのような工夫がされているのか
赤ちゃん用体温計を選ぶときのポイントはどのようなことでしょうか。大人用の体温計でも決して計れない訳ではありません。
赤ちゃん用体温計を買う目的は、「大人用だと赤ちゃんサイズでないため正確に測れないのかな?」といった不安をや、「赤ちゃんがじっとできないから素早く計れるものが欲しい」といったことではないでしょうか?
上記に記載した体温計選びのポイントを確認してから赤ちゃん用の体温計を購入してもよいですね。
- 西松屋「赤ちゃん用の体温計ってどんなものがあるの?種類と特徴をおさらい」(https://www.24028.jp/mimistage/healthcare/1388/,2020年10月5日最終閲覧)
- エー・アンド・デイ「非接触体温計 でこピッと(UT-701)」(https://www.aandd.co.jp/products/medical/hhc/hhc-thermometer/ut701/,2020年10月5日最終閲覧)
赤ちゃん用体温計おすすめ5選
これまで赤ちゃん用体温計のタイプ別にみてきました。赤ちゃんの体温を測ることは簡単ではないので、素早く、かつ正確に計れるものをママは求めていると思います。それを元に実際どのような体温計が売られていて人気なのか、おすすめをみていきたいと思います。
1.ピジョン「チビオンフィット イエロー」
赤ちゃん用品を扱うピジョンの商品です。この体温計は脇で測る体温計タイプです。赤ちゃんの脇の下にフィットする形に作られていて、ママにも持ちやすいのが特徴です。約30秒で計測できます。また実測式にも切り替えられる正確さが特徴です。暗いところでも脇の下にフィットできるようにライトがついていることもママにとってありがたい機能ですね。
2.非接触体温計 Pit S-709
非接触体温計のため、直接肌に触れずに赤ちゃんから大人まで使用可能です。
この体温計の一番の特徴が約0.1秒で計測できる素早さです。ちょっと熱があるかもしれないなと思ったときすぐ使えるため、ママや赤ちゃんの負担にならないことがうれしいですね。
3.EDISON mama「さっと測れる2way体温計 KJH1004」
さっと測れる2way体温計は、おでこで使える非接触体温計タイプと耳式体温計タイプの2つの機能を備えた体温計です。
こちらの体温計はおでこが汗でぬれているときなど、先端のキャップを外して耳で測ることができる優れものです。非接触体温計タイプは3秒、耳式体温計タイプは2秒で検温できます。コンパクトなサイズで病院などに持っていくのも便利でしょう。
また過去の記録が50件も入るので赤ちゃんの健康管理に便利です。2つの体温計機能がついているので、非接触体温計タイプの結果に疑問を持ったときは耳式体温計タイプで再度検温ができるのがありがたいですね。
4.オムロン「けんおんくん MC-682」
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けんおんくんは、オムロンの赤ちゃん用体温計で、脇で測る予測式体温計のため約15秒で検温できます。また脇に挟み続けると3分~10分の間に実測式体温計にかわり、実測体温が測ることができます。
脇に挟む先端部分はゴム素材なので赤ちゃんの脇にフィットしやすくより正確に検温できます。バックライト機能があり、ブザー音オフ設定もできるので、赤ちゃんが寝ているときに使えます。
5.A&D「でこピッと UTR-701A-JC ブルー」
健康機器メーカーA&Dの赤ちゃん用体温計です。約1秒で測ることができる非接触体温計で、肌に触れず衛生面も安心です。赤ちゃんが寝ているときでも簡単に検温できるというメリットがあります。
大きさは8cmほどで、重さも卵1個分という軽さで病院などに持っていくのにも便利です。立てて置くことが可能で、普段は室温を表示してくれます。
赤ちゃんの体温計はおでこで測るタイプなどさまざまです
赤ちゃんが生まれてから成長する中で発熱は経験することですが、赤ちゃんは声を出して「熱があるみたい」「しんどいよ」はいえません。そのため、普段から平熱を計って赤ちゃんの様子を知ることはとても大切なことです。
毎日の習慣として平熱を計っていれば赤ちゃんが発熱したときの変化に気づいてあげやすいですね。これまでご紹介してきたように、赤ちゃん用体温計は簡単に使えることが大人用との違いです。さらには色んなメーカーがさまざまな工夫をしています。ママやパパが使いやすい体温計をぜひ選んであげてください。