ベビーゲートを設置したい場所
小さな子どもの安全を守るベビーゲート。家の中に置くとすればどこに設置するべきなのでしょうか?小さな子どもへの危険性を考えると、次のようなところに設置するのがおすすめです。
- 階段上:階段上からの転落の危険性
- 階段下:下から階段に上り転落する危険性
- キッチンへの入り口:キッチンでのやけどや刃物でのケガの危険性
- 浴室への入り口:水に溺れる危険性
- 加湿器や暖房器具など家電製品の周辺:蒸気や熱に触れてやけどをする危険性
- 窓・出窓:転落する危険性
- ベランダへの出入り口:転落の危険性
ベビーゲートを設置したいポイントをあげると、自宅の中にも危険な場所はたくさんあることがわかります。
階段からの転落を防ぐには、階段上だけでなく階段下にもベビーゲートを設置するのがおすすめ。また、熱湯や刃物があるキッチンの入り口にもベビーゲートを設置しましょう。その他、浴室など水の多い場所も注意したい場所です。
ベランダや窓の周辺は多くのママパパが注意するところですが、熱を持つ家電製品はベビーゲートの設置で盲点になりがちなところ。ウォーターサーバーの裏側に入りやけどをした子どももいるので、家電製品の発する熱の周りにもベビーゲートを設置してください。
- 消費者庁「Vol.557 ベビーゲートを正しく使用し事故を防止しましょう!」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20210628/,2021年10月5日最終閲覧)
- 消費者庁「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/assets/consumer_safety_cms204_210616_01.pdf,2021年10月5日最終閲覧)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構「独立行政法人製品評価技術基盤機構」(https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2021fy/prs210729.html,2021年10月5日最終閲覧)
先輩ママに学ぶベビーゲート活用法
家の中には驚くほどたくさん危険な場所があります。先輩ママたちは、ベビーゲートをどのように設置して子どもの安全を守っているのでしょうか?ママリに寄せられたコメントから学んでいきましょう。
階段があると階段上にベビーゲートを設置すれば安全だと思いがちですが、万が一外れたり壊れたりした場合のことを考えると、2階にある部屋の扉に設置したほうがより安全だという意見が多数見られました。
ベビーゲートを選ぶ際には安全性が高いことを重視しがち。しかし、毎日使うものだと考えると開け閉めのときの音や使い勝手の良さも考えて選びたいですね。
ベビーゲートの3つの種類
ベビーゲートは自宅内での赤ちゃんの安全を守るための大切な存在です。しかし一口に「ベビーゲート」と言っても、3つの種類があるので、それぞれの特徴を把握して自宅の作りや設置場所も考えながら選ぶことが大切。
せっかく設置したのにあまり効果がなかった…というのでは意味が薄くなってしまいますよね。
それでは、ベビーゲートにはどのような種類があり、どのように選べば良いのでしょうか。ベビーゲート選びのはじめの一歩は、種類による違いを知ることから始めましょう。
それでは3つのベビーゲートの違いについて解説していきますね。
自立式ベビーゲート
「自立式ベビーゲート」とは、ネジや釘を使わずそのまま設置したい場所に置くだけのゲートのことです。メリットは何といっても、設置がとても簡単なこと。壁に傷をつけられない賃貸マンションでも設置しやすく、買ってすぐに使えるのがうれしいですね。
また、突っ張り棒など壁が必要なタイプのベビーゲートと違って、広い空間にも設置しやすいタイプです。
たとえば12畳のリビングで壁に設置するタイプのベビーゲートを置くとなると、とても広い面積が必要となりますよね?自立式ベビーゲートなら壁がなくても設置できるので使いやすさは抜群。
ただ壁に固定せず本当に置くだけなので、子どもが倒してしまう可能性もあります。
「ちょっと危ないかな?」と思うくらいの場所に設置するなら問題ないでしょうが、階段上など危険性の高い場所であれば、突っ張り棒やネジで壁に固定するタイプのベビーゲートを設置してください。
ネジ止め式ベビーゲート
「ネジ止め式ベビーゲート」は、階段のまわりなど危険度の高い場所でも安心して設置できるタイプ。一番頑丈なので、子どもが押したくらいでは外れないことがメリットです。
壁にネジで固定してしまうので、ふとした瞬間に外れてしまうことはないでしょう。
またネジはゆるむ可能性が低く、メンテナンスをあまりしなくても安心感が長続きすることもメリットですね。
ただし設置すると壁にネジ穴があいてしまうので、賃貸マンションでは設置が難しいことがデメリット。
もちろん一戸建てであっても、せっかくのきれいな壁に傷がついてしまうことに…。ベビーゲートを使わなくなった後に、後悔してしまうかもしれません。
そして壁が遠い広い空間に設置しにくいことにも注意が必要ですよ。
突っ張り棒式ベビーゲート
自立式とネジ止め式の中間的な存在となるのが「突っ張り棒式ベビーゲート」です。今や100均でも購入できる突っ張り棒は身近なアイテム。
その突っ張り棒を利用して、壁にネジ穴を開けることなくベビーゲートを固定できるようにしたアイテムです。
力を入れてしっかりと固定すれば、壁を傷つけることなくしっかりとした安全なベビーゲートを設置できます。ネジ止め式とくらべて工具もいらず、設置が簡単なこともメリットですよね。賃貸マンションでも使いやすいタイプです。
ただ壁の耐久性が低いと壁を変形させてしまうことも。またネジ止め式と同じように、壁や柱などの近くでしか使えないので、広々としたリビングなどでは使いにくいことがデメリットとなります。
ベビーゲートの選び方
3種類あるベビーゲート。どの種類を設置するか決まったら、次のようなポイントに注意して選びましょう。
- 設置したい場所の幅にあわせて選ぶ
- 突っ張り式の場合は幅木対応のものを選ぶ
- 頑丈さで選ぶ
- パパママの通過しやすさで選ぶ
- 素材で選ぶ
ベビーゲートを選ぶときの基本は、設置したい場所の幅にあうことと頑丈であることの2点です。幅があわず弱いベビーゲートでは、子どもの安全を守ることはできません。突っ張り式は段差があるとガタつきやすいので、幅木対応のものを選びましょう。
ただし、パパママが通りにくければベビーゲートが設置された場所を通るのが面倒になってしまいますよね。
ベビーゲートには扉がついたものやロール式のもの、扉がなく柵状のものなどがありますが、扉つきはパパママが通りやすいものの扉を閉め忘れてしまう危険性があることに注意が必要です。
金属製は丈夫ですが重く、開閉時の音が大きかったり設置に苦労したりするかもしれません。プラスチック製は軽く設置しやすいものの倒れやすさと弱さがデメリットで、インテリアになじみやすい木製はささくれやトゲが出やすいのが特徴。
それぞれ一長一短があるので、重視したいポイントを考えて最も適した素材を選ぶようにしてくださいね。
おすすめのベビーゲート6選
ベビーゲートの選び方のポイントを踏まえたうえで、おすすめのベビーゲートを見ていきましょう。人気の西松屋や日本育児の製品から、人気のベビーゲートをピックアップして紹介します。
【西松屋】SmartAngelシンプルフェンスブラウン
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最初に紹介するのは、西松屋で購入できる突っ張り式のベビーゲートです。メッシュが張られているようなベビーゲートなので、子どもがぶつかったり、万が一外れたりしてしまってもケガをする心配が少なくなります。
シンプルなデザインと落ち着いた色味のダクブラウンで、インテリアの雰囲気を壊すこともなさそうですね。サイズ展開も豊富でLサイズ税込み5,618円~と価格が抑えられているので、自宅の危険な場所に手軽に設置できるところも魅力です。
【日本育児】おくだけとおせんぼ おくトビラ
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置くだけのベビーゲートを探しているという方は、日本育児の「おくトビラ」がおすすめ。子どもがベビーゲートに近づくと自然とセーフティープレートの上に乗るように設計されており、置くだけのベビーゲートながら体重で倒れにくくなっているところが最大の特徴。
設置が簡単な上に扉付きなので、パパママが通りにくくなってしまうこともありません。使い勝手の良さと設置のしやすさを重視する方におすすめのベビーゲートです。
【カトージ】階段上で使えるゲート
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「扉付きベビーゲートは便利だけど閉め忘れないか心配…」という方には、カトージの「階段上で使えるゲート 」がおすすめです。扉にオートクローズ機能が搭載されているので、ロックし忘れて扉が開いてしまうことがありません。
子どもが登りにくい形状になっているので、活動量が多くなる1歳前後の子どもでもしっかりとガードしてくれます。拡張フレームが2枚ついており。68~93cmまでの幅に対応。さまざまな幅の場所に設置可能なところも良いですね。
【Qurra】ノビフェンス2 伸縮ロールフェンス
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ロール式の伸び縮みするベビーゲートで、使わないときは縮めておけるのが特徴です。ロールスクリーンが壁に設置されたとイメージしていただければわかりやすいでしょう。
設置タイプはネジ止め式か貼り付けタイプの2種類から選べるので、壁に傷をつけられない…という方でも手軽に使えます。一度部品を設置すれば、使いたいときに反対側の部品に向けてスクリーンを伸ばせばベビーゲートの完成。
使わないときはくるくると片方の部品に収納できるので、圧迫感がなくインテリアを邪魔しません。
【Baby Days】つまづきにくい バリアフリー ベビーゲート
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「Baby Days」というショップのスタッフである現役ママが考案したというベビーゲート。設置式は突っ張り棒式ですが、従来の突っ張り棒式は段差が大きく、開けてあるときに赤ちゃんがつまづいてしまうのでは…という不安がありました。
そこでこのベビーゲートは、段差が約3~5cmであった従来品に対して、約1.5cmにまで段差を軽減。赤ちゃんの足でも安全に踏める高さなので、つまづいて転んでしまうリスクが少なくなりました。
オートクローズで閉め忘れる心配もありませんし、使わないときは開放したまま固定もできます。上部と下部の2か所にロックがあって安全性も抜群…と、現役ママの声が反映されたベビーゲートです。
【Kidzoo】フレキシブル折りたたみベビーサークル
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自立式のベビーゲートは使わないときに、場所を取るというデメリットがありました。しかしこのベビーサークルなら、使わないときに折り畳めるので省スペースで片付けられます。
360°を囲うタイプなので、ベビースペースを作ったり、ストーブのまわりを囲ったりするときに大活躍。8枚のプレートで構成されていて、八角形・正方形・長方形・L字型…と、用途にあわせて形を変えられるところもうれしいですよね。
天然木で作られているので、赤ちゃんが触れても安心ですよ。
ベビーゲートはレンタルもできる?
ベビーゲートは子どもの安全を守るための必需品です。とは言え、自宅のいろいろなところにあわせて購入するとかなりの金額になりますし、使わなくなったときに大きなゴミとなってしまいますよね。
そんな問題を抱えている方には、レンタルのベビーゲートがおすすめ。ベビーゲートはベビー用品のレンタルサービスを提供しているお店で借りることもできるのです。昨今の状況により自宅保育が続いた場合など、一時的にベビーゲートが必要になったときにも助かりますね。
ベビーゲートは一般的に生後24か月ごろまで対応となっているので、子どもが動けるようになってから2歳くらいまでしか使いません。レンタルのベビーゲートを利用すれば捨てるもったいなさもなくなりますし、金銭的な負担も軽減されますよ。
- Babyrenta「【レンタル】ベビーゲート・ベビーサークル」(https://babyrenta.com/?mode=cate&cbid=2295931&csid=0,2022年6月9日最終閲覧)
- ダスキンレントオール「ベビーゲート」(https://www.kasite.net/rent/cart/Detail.do?code=ds03-00040&category=010600,2022年6月9日最終閲覧)
家の中の危険な場所にはベビーゲートを!
パパママにとっては安全な場所でも、子どもにとっては危険な場所が家の中にはたくさんあります。階段上はもちろん、キッチン・浴室・家電製品周辺・窓など、危険が潜んでいると思われる場所にはベビーゲートを設置してください。
危険性が高くない場所であれば置くだけのベビーゲートでも良いですし、西松屋などベビー用品店では数多くのベビーゲートがそろっているので、紹介したおすすめ商品とあわせてご自宅にピッタリの製品を見つけて安全対策を万全にしましょう。