必要な育児グッズを吟味しましょう
本やインターネットなどで見てみると、たくさんの育児グッズが紹介されています。中には、「出産準備品リスト」などもあって、そこに書かれているグッズくらいは買わないといけないような気分になってしまうことも。
けれど実際には、家庭によって必要なものとそうでないものは違ってくるもの。出産前には、これから産まれてくる子供のためにあれこれ準備をするのも楽しいですが、「これは買わなくても良かった」という思いはしたくありませんよね。
今は、インターネットで注文すればすぐに商品が届く時代。入院中や退院直後から使うもの以外は、無理をしてまで先に買っておく必要はないかもしれません。また、レンタルできる育児グッズもたくさんあるので、一時期しか使わないものはレンタルにする方が良い場合もあります。
出産準備として、まずは必要な育児グッズをしっかり吟味するところから始めましょう。
筆者の体験と先輩ママの意見から、実際に準備した育児グッズの中で買わなくても良かったもの、そしてレンタルで十分というものを紹介します。
「買わなくても…」使わなかった&レンタルで十分だった育児グッズ
筆者には二人の女の子がいます。もう小学生になったので赤ちゃん時代はかなり昔の記憶になりますが、私自身の体験をもとに買わなくても良かったと思う育児グッズをピックアップしてみました。
またレンタルで済んだ育児グッズについても、今まさに子育て真っ最中のママの意見をお借りしてみました。妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」に投稿された体験談なども交えてご紹介します。
1.ベビーベッド
ベビーベッドに寝かせて少しすると子供がすぐ泣き出し、朝までなんども起き結局一緒に添い寝してました。
子供にもよると思うので新生児の間の1カ月くらいレンタルしてから必要なら延長してもいいかなと思いますよ。
我が家では、友人のお古をもらって使っていましたが、ベビーベッドを使用していたのは夜中の授乳が必要な3か月程度だけでした。
夜寝てくれるようになると、今度はおむつ替えや夜泣きなどの際に、いちいち自分のベッドを離れてベビーベッドまで覗きに行くのもおっくうになり、結局親のベッドで一緒に寝かせるようになると、ベビーベッドは物置と化してしまいました。
場所も取るし、使わないとやっぱり邪魔になってしまいます。大きさもあるので、使用後に処分するにも苦労した覚えがあります。
ベビーベッドで寝てくれるかは子供にもよるようです。使う期間も限られているものですし、必要だという場合にもレンタルなどで試してから考えても良いのではないでしょうか。
2.床置きタイプのベビーチェア
お家がダイニングテーブルなら、その高さに合うイスがあると今後もいいかな⁇と思います。
我が家はローテーブルなので、ローチェアなんですが、動けるようになると途中で立ち上がったり...勝手におりてしまいます(>_<)
まだ月齢が小さいので、腰が座るまではお膝の上とかでもいいと思います!
バンボみたいな物があると食べさせるの楽ですが、そのために買うのは勿体ないかも...
バウンサーとかで食べさせてるお友達もいました。
高さなどを変更して長期間使うことができるタイプのベビーチェアとは違い、明らかに一時期しか使うことのできないタイプのチェアは検討が必要かもしれません。
我が家ではダイニングテーブルにセットできるタイプのベビーチェアをつかったことがありますが、大きくなってくるとやはり窮屈に。結局使える期間が限られてしまうんですね。
しかし、もちろん「これなしの育児は考えられない」というほどのファンの方もいると思うので、もし友人宅や店頭で試すことができそうだとしたら赤ちゃんの反応をみて考えてみてください。
3.ハイローチェア
うちの子供たちが生まれた頃には、まだそれほど評判も聞かなかったかと思います。残念ながら私は使ったことがないのですが、ハイローチェアは育児グッズとしても人気が高いですよね。
ただ、寝返りが始まると結局床に寝かせる・・・という意見もよく見られます。使える期間は限られていますし、普通のベビーチェアなどより場所も取るのでレンタルを視野に入れてもよいアイテムだと思います。
4.ベビーバス
一ヶ月健診が終わったら夜の機嫌のいい時にお風呂の前に赤ちゃんを柔らかいタオルに置いてドアを開けながら自分が先に入って、洗い終わったら赤ちゃんの服を脱がして入ります。
なのでベビーバスはリサイクルか友達に借りるなどがいいと思います。
新生児の沐浴に必要なベビーバスですが、活躍するのはほんの一瞬という印象です。生後1ヶ月程度からママと一緒の入浴が可能になるので、その短い期間のために購入してしまうのはもったいない気もしますね。
私の場合は、ベビーバスも友人からもらい受けることができたのですが、使用後の保管に困りました。折りたためるようなものでもないので、しまっておくにもかなり邪魔になりました。
大きめのたらいや衣装ケースなどを代用する人もいるようですが、保管やその後の処分を考えるなら、一時的にレンタルで乗り切るのも一つの方法だと思います。
5.オムツ専用ごみ箱
使用済みのオムツが臭ってしまうのはどうしようもありません。ただ、袋をしっかり縛ることなどで蓋つきのごみ箱を使うことで臭いはかなり抑えることができます。
我が家では蓋つきの赤ちゃんバケツをオムツ用ごみ箱として利用していました。蓋をすっぽりとかぶせることができ、臭いはほとんど気になりませんでした。
筆者の友達は蓋つきのごみ箱をベランダに置いて、そこにオムツを捨てていました。オムツ専用のごみ箱は便利ですが、結構高額なので購入は慎重に考えたいところですね。
6.ベビースケール
安いものではないし、本当に赤ちゃんの時しか使えないので、私は必要ないと思いますよ(^^)✩︎
うちの子は小さめに成長したので、体重の増加は気がかりの一つでした。ベビースケールを買って毎日体重を量りたいと思うこともありましたが、結局それはやめておきました。
新生児の頃は授乳量が足りているのかなど、心配になることもありますよね。ですが、今思うと、心配なくらい成長が悪ければ乳児健診の際に指摘があり、保健センターや育児相談などを案内してもらえます。
保健センターではもちろんスケールを使わせてもらうことができますし、今は育児グッズの販売店などでもベビースケールを用意してくれているところもあります。
結局は買わなくても乗り切れることも多いですし、使う期間が限られているものなので、一時期必要であればレンタルでも良いと思います。
7.赤ちゃん用体温計
赤ちゃんはよく熱を出すので、体温計は必要です。
我が家では出産前に、子供専用にと耳で測る体温計を購入したのですが、実は測り方にかなりのコツが必要で、早々に使うのをやめてしまいました。耳に差し込む角度が違うと測定結果が変わってしまうので、結局家にあった脇式の体温計を使うようになりました。
子供が小さいうちは時間がかかると嫌がることも多いので、短時間で測れるタイプの体温計があれば便利です。
8.ミトン
赤ちゃんの頃って意外とお肌のトラブルが多いもの。湿疹などもできやすく、我慢のできない赤ちゃんはすぐにひっかいてしまいます。
そんなかきむしりの対策としてミトンを使用すると良いと言われ、筆者も長女が生まれるときに用意していました。が、いざ生まれて子供に着けてみると、すぐ取れてしまって効果がなく結局すぐ使わなくなってしまいました。
他の方の意見をみても、ミトンを着けても外れやすいという声が多いようです。かきむしりの対策にはこまめに爪を切ってあげる方が良いですね。
- 巣鴨さくらなみき皮膚科「 巣鴨さくらなみき皮膚科」(http://sakuranamiki-hifuka.jp/pediatrics.html,2017年8月7日最終閲覧)
おすすめ育児グッズレンタル会社3選
育児グッズは一時期しか使わないにもかかわらず、高額なものも多いですよね。子供のため、必要なものはきちんと用意しておきたいものですが、全てを購入していてはお金を使いすぎることにもなりかねません。
使う期間の短いものや、ベビーベッド、ベビーバスなどサイズの大きいものは、一時的にレンタルで様子を見てから、購入を考えてみても良いと思います。レンタルなら必要な期間に使用するだけで、保管や処分のことを考えずに済むので効率的、経済的でもありますよ。
おすすめの育児グッズレンタル業者を紹介します。
1.NICE BABY(ナイスベビー)
取り扱いブランドは約35種類。ベビーベッドの種類が豊富で、オムツ用ごみ箱などの取り扱いもあるのが特徴的です。
商品によっては新品のレンタルも行っているので要チェックです。WEBサイト上だけでなく、カタログで商品探しもできるので、ネットが苦手という人にも便利ですよ。
レンタル中の汚れや破損については無料の保証サービス『あんしんサポート』があり、弁償代が発生しないので安心です。故障の場合も送料は発生しますが、無料で交換してもらえます。
2.ダスキンレントオール かしてネッと
ダスキンレントオールが運営するレンタルサービスです。
全国にあるダスキンレントオールの店舗で直接受け取りや返却ができるので、在庫がある場合は現品を確認できます。来店利用の場合はレンタル料金以外の手数料がかからないのも魅力。近くに店舗がない場合や、持ち運びが大変な場合には、別に料金がかかりますが配達・回収もしてくれます。
レンタルの予約は1年以上前からできます。WEBからの予約受け付けはレンタル開始日の1週間前までですが、急な予約に関しても店舗への直接問い合わせが可能です。
新品のレンタルは行っていませんが、ダスキンレントオールで購入した新品を、使用後に買い取ってくれる「買い取り特典付 新品販売サービス」があります。
3.Babyrenta(ベビレンタ)
元保育士の方が運営しているレンタルサイトです。
品ぞろえが豊富で取り扱いブランド数も圧倒的。また、同じシリーズで色違いが用意されているアイテムなどもあります。選択肢が豊富なのは、ママにとってうれしいところですよね。
主な育児グッズのレンタル設定期間は1週間からなので、お試しや、帰省などの際には使いやすそうです。
レンタルした商品が気に入った場合は、レンタルの延長や買い取りも可能です。反対に商品に満足できないような場合には、商品到着から3日間以内の申し出で、レンタル代金を全額返金してくれるような保証もあります。(※3ヶ月以上のレンタルで支払いが完了している場合・往復送料は負担)
「買わなくてもよかった」と後悔しないように
育児環境というのは家庭によってさまざまです。育児を手伝ってくれる人がいるのか、ママが一人で育児をすることになるのか。それだけでも準備するものは変わってきます。ネットの情報や周囲の先輩ママなどの意見も参考に、必要なものをよく考えてみましょう。
また、用意した育児グッズが子供に合わず、結局使えなかったというのもよくあることです。業者によってはレンタル後の買い取りなどができるところもあるので、まずは短期間のレンタルで試してみるというのも一つの方法。
育児グッズには高額なものも少なくありません。「買わなくてもよかった」と後悔しないためにもリサイクル品やレンタルなども上手に利用して、育児に便利なグッズをそろえていきましょう。