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搾乳器は購入する必要はある?レンタル方法やおすすめの母乳パックも

母乳育児では搾乳方法を知っておくと何かと便利です。母乳育児をしていても保育園に入園させる場合や、赤ちゃんやママが何かの理由で入院する場合など、搾乳しなくてはいけない状況になることがあります。搾乳後の母乳は保存もできますので、しっかりと保存方法についても知っておきましょう。搾乳方法と保存方法を知っておくとママが体調不良になった際にも役立ちますよ。今回はおすすめの搾乳器や母乳保存に便利な母乳パックも紹介します。

©ママリ

どのような場合に搾乳が必要?

母乳育児をしているママは、できれば母乳は直接飲ませたいと思っている人も多いかもしれません。しかし育児をしているとそうもいかない場合ってありますよね。そのひとつが授乳期にお母さんが仕事に復帰することです。しかし搾乳方法や保存方法を知っていれば離れている時間にも母乳を飲ませることができます。

また、お母さんと赤ちゃんのどちらかが入院してしまった場合やお母さんの外出の際に、赤ちゃんが一緒にいられない場合など、さまざまな場面で「搾乳方法を知っていること」は役立ちます。

搾乳について知っておくと良いこと

母乳 PIXTA

普段は直接母乳を飲ませることができているママも「そうか、体調不良の時に母乳を搾乳できていたらいいよね」と思った方がいるかもしれません。しかし、いざ搾乳しようとすると、いつも赤ちゃんが飲んでくれているように母乳が出ない場合もあります。

ここでは搾乳をする際に知っておくと良いポイントをご紹介します。

搾乳時いつものように母乳が出ない?その原因は?

赤ちゃんとママの皮膚が接触すると、ママの体では母性ホルモンと呼ばれるオキシトシンやプロラクチンというホルモンが分泌されます。

搾乳時は赤ちゃんと接触をしていないため、赤ちゃんを抱っこしている時よりも母乳の出が悪いと感じるかもしれませんが、赤ちゃんの写真を見たり、愛用のタオルのにおいを嗅いだりと視覚や嗅覚で赤ちゃんを感じるだけでも母乳の出が良くなるといわれています。

搾乳する時には参考にしてみてくださいね。

出典元:

搾乳することで母乳の量が増える場合も?

作られる母乳の量を増やしたいときにも搾乳をすることで効果が出る場合があります。

母乳を増やすための搾乳では、1日に少なくとも6回以上(うち夜間1回)、1回に20分ほど時間をかけて搾乳します。1日でトータル100分程度の時間になるとよいとされています。

母乳の分泌を増やすには、乳房を温めることが効果的です。入浴や足湯をして体全体を温めると良いですが、時間がなければレンジで温めたタオルを乳房に当てるだけでも効果があります。

手で搾乳する場合

今は搾乳にかんして便利なグッズがたくさん売られています。ただ急な事態の場合、手での搾乳が必要になることもあるかもしれません。

手で搾乳する場合は最初に手と乳首周辺を消毒しておきます。また搾乳した母乳を一時的に入れる清潔な容器を用意しましょう。

搾乳する手の親指と人差し指を使って、乳輪の少し内側にある乳管洞の部分をねらって、豆をゆっくりと潰すイメージで圧力をかけます。乳首を引っ張らずに指で乳輪部をつまむようにするのがポイントです。

反対側の手にコップを持ち母乳を受け止めます。少し絞れたら反対側のおっぱいを絞っていきます。

手で搾乳するときに準備する物と注意点

手で搾乳するときには、哺乳瓶などの口の広い入れものに母乳をためるようにします。

また、乳首から母乳が滴り落ちるので、タオルやガーゼを準備しておくと服が汚れません。搾乳するときには、手をよく洗って清潔にしてから乳房を触るようにしましょう。また、爪が伸びていると乳首や乳房に傷がつく場合があるので、爪はしっかりと切りましょう。

搾乳器は購入かレンタルか、どっちがお得?

悩む PIXTA

搾乳器は、哺乳力のまだ弱い赤ちゃんや、お母さんの乳頭が傷ついて赤ちゃんに直接母乳をあげられないときなどにとても活躍するアイテムです。また、お母さんが外出するときにもあらかじめ搾乳器で搾って保存しておけば、赤ちゃんを預けることもできます。

しかし、搾乳器は授乳期のときのみ使うものです。レンタルで使用すれば月単位では安価に使用でき、また要らなくなった時に保管方法に困りません。使用期間によっては購入した方がお得になる場合もありますが、レンタルの価格と比べて検討してみるとよいでしょう。

搾乳器の使い分けと注意点について

電動の搾乳器の魅力は、手早くたくさん搾乳ができることです。また、手動の搾乳器の魅力は、きめ細やかに強さや早さを調節できることですね。

頻繁に搾乳したいなら電動搾乳機

ピジョンを使っています。
最初は手動でしたが、手が痛くなって結局電動を買い直しました💦
頻繁に使うのであれば、電動をオススメします♪
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搾乳器は手動と電動がありますが、搾乳する頻度が高いなら電動搾乳機がおすすめです。手動の搾乳機は手絞りよりも楽だと言われていますが、それでも手の力を使うので疲れてしまうことも。

その点電動搾乳機なら疲れてしまうことがないので、ただでさえ疲れているママの体力を使うことがなく、リラックスして搾乳することができます。頻度が高い方はぜひ電動搾乳機を使ってみてください。

細かく調整して使いたいママには手動搾乳機

わたしはピジョンの手動も電動も持ってますが、母乳の出がいいなら手動で十分だと思います。自分のペースでできるので(^_^)
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母乳の出が良い方なら、手動の搾乳機でも時間をかけずに搾乳できます。私も手動搾乳機を使用していましたが、母乳の分泌が多い時にはレバーを引く動作をゆっくりにしていてもしっかりとした量が搾乳できるので、それほど疲労を感じることはありませんでした。

電動搾乳機に比べて価格が安いのもメリットです。

搾乳後の母乳の保存方法

哺乳瓶 PIXTA

母乳分泌の速度と、赤ちゃんの飲むペースがなかなか合わないときや、おっぱいトラブル、赤ちゃんを預けたいときなど、何らかの理由で授乳できないときに、前もって母乳を搾乳して母乳バッグに保存をしておくととても便利です。

母乳バッグは冷凍で3週間(カネソン母乳バッグの場合)、冷蔵で1日ほど保管できます。ただし、商品によって保存期間が異なるため、しっかりと確認するようにしましょう。

ママには必須な商品!おすすめ母乳バッグ

母乳を保存しておくのに便利な母乳バッグをご紹介します。

カネソン 母乳バッグ

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カネソン 母乳バッグ 100ml 50枚入り

袋に入れてジッパーを閉め、くるくると巻いて止めるだけで保存できる便利なカネソンの母乳バッグです。

添付のシールに搾乳日や名前を書くことができ、NICUに赤ちゃんが入院したときなどに、持参して保管してもらうために便利です。私自身も子供が入院したときにはカネソンの母乳バッグを使用していました。

滅菌処理済みで衛生的、かつ便利に使える母乳バッグの定番商品です。

ピジョン 母乳フリーザーパック

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ピジョン 母乳フリーザーパック 80ml×50枚

ピジョンの母乳パックです。カネソンのものよりも少し容量が小さいものですが、少ない量を小分けしたいママにはこちらの大きさの方が合っている場合もあるかもしれません。

上部は広口で母乳を入れやすく、解凍後は下部にある注ぎ口から母乳を哺乳瓶に注ぎます。袋の内部に手を触れずに搾乳~授乳までを行うことができるので、衛生面でもとても安心です。

母乳を解凍するときの注意点

母乳を解凍する時は水もしくはぬるま湯(37℃未満)を使って解凍します。母乳に含まれる免疫体が壊れてしまったり、母乳バッグが破けてしまったりする可能性があるため、熱湯や電子レンジは絶対に使わないようにしましょう。

また、冷蔵庫で自然解凍したものなら解凍後24時間は使用可能ですが、湯せんで解凍したものはその場で使い切りましょう。

外出時の母乳の持ち運び方法とは?

母乳 PIXTA

母乳バッグで母乳を冷凍保存したとき、6ヶ月までは保存が可能ということがわかっています。
ご自宅でさく乳して保存される場合、原則的には3ヶ月をめやすに与えるとよいでしょう。 ※1

母乳バッグを持ち運ぶ際には保冷剤やクーラーバッグを使って冷やしながら運びます。(15℃以下)クーラーバッグに入れた場合でも母乳は24時間以内に使用するようにしましょう。

なお、外出先で1度温めた母乳をまたクーラーバッグで持ち運ぶことはできません。温めたものはその場で使い切りましょう。

搾乳器は母乳育児のお助けアイテム

母乳 PIXTA

搾乳はやり方などを知っておけばママにとっては便利なものです。結果的に搾乳をすることなく母乳育児を完結できるママもいますし、ミルクを活用することで搾乳なしで子育てをするママもいますが、搾乳のやり方を知っておいて損はないでしょう。

例え赤ちゃんに搾乳した母乳を飲ませない場合でも、乳房が張ってしまった場合など、溜まってしまった母乳を絞り出すことができると楽になる場合もあります。正しい搾乳方法を知っておいて、いざという時の為に備えておくと良いですね。

出典元:

イラスト:まこと

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